子育て情報『ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは?症状の分類と年齢ごとの特徴 、診断方法や治療まとめ』

2017年8月30日 19:00

ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは?症状の分類と年齢ごとの特徴 、診断方法や治療まとめ

ADHDの症状は小学校に入る頃までに現れる子が多いと言われています。

■トラブルの原因となる行動をとることが多い
この時期のADHDの子は、以下のような行動をとることが多いです。ただ、前述の通り、ADHDの症状は他の発達障害の症状と共通するものもあります。必ずしもADHDだとは限らないので、特徴はあくまで参考程度にしましょう。

・他の子をたたいたり、乱暴をすることがある
・落ち着きがなくてじっとしていることができない
・我慢ができないので癇癪(かんしゃく)をおこすことが多くみられる
・物を壊すなど乱暴・破壊的な遊びを好むことがある

これらの行動については、いくら言葉だけで注意しても同じ行動を繰り返してしまいます。

■言葉の遅れがみられることも
幼児期のADHDの子どもは他の発達障害との合併症状として、言葉の遅れなどの特徴が見られることもあります。

■しつけの問題なの?
幼児期になると、落ち着きがなかったり癇癪を起こしやすいといった行動から、ADHDに気づくことが多いようです。また、保育園や幼稚園でも他の子どもとトラブルを起こしがちになってしまいます。
そのような行動が原因となり誤解され、しつけがされていないなど言われることがありますが、ADHDは先天的な脳の機能障害によるもので、しつけや育て方の問題ではありません。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは?症状の分類と年齢ごとの特徴 、診断方法や治療まとめの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28054000336
■症状が顕著に現れてくる
ADHDの子どもが小学校に入学する頃には、以下のような症状が顕著に現れてきます。

・授業中でもじっと座っていることができず、歩き回ったりする
・注意力が散漫になって、興味の対象も次々と変化する
・物を忘れたり、なくしてしまうことが多い
・突然話しかけて他の人の邪魔をしたり、他の人に話しかけられてもぼーっとしてうわの空に見られる
・突発的な行動をおこすことがあり、自分の怒りの感情をコントロールできない
・友達と仲良くできずトラブルを引き起こしてしまうことが多い
・不器用で何度やってもダンスが上手く踊れない、工作が苦手などがみられる

■結果的に周りから問題視される
何度も同じことを繰り返し注意されたり、授業態度などから周りからは問題視されたり、怠けていると思われることがあります。しかし、本人からすれば悪気があってしていることでもなければ、怠けているわけでもありません。

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