【子どもの性教育、何からはじめる?】知っておきたい子どものこと Vol.12 | HugMug
みんなも大事」ということ。動画で見たことを友達が嫌がるのにしてしまうのは、相手が大事な存在だと気づいていないから。ですが、相手を大事だと思えるようになるには、まず自分自身が大事な存在であると認識することが必要です。それには、大人が愛情を伝えることがいちばん! 「あなたのことが大好き」「今日も可愛いね」といった、毎日の声かけで愛情は伝わるものです。相手を大事にする、誰かを傷つけてはいけない、そういった思いやりの気持ちは、大人から愛情を受け取り、子ども自身が自分は大事な存在であると気づくことから生まれるのです。
②パンツを一緒に洗いながら
プライベートゾーンを伝えよう
2、3歳になってパンツをはくようになると、おもらしをしてしまうこともありますよね。実はそのときが性教育のチャンス! お風呂に入ったときにパンツを一緒に洗いながら、男女の体の違いや、プライベートゾーンが大切な部分であることを話してみましょう。成長期になると、女の子は生理、男の子は精通によってパンツを汚すことがありますから、第二次成長期の話しをするのもいいでしょう。
そのあとに、絵本を使って体の仕組みを教えてあげるとスムーズ。子どもはすぐに忘れてしまうため、幼い頃はとくに、繰り返し教えてあげることが必要です。
③心地いい距離感が
人によって違うことを教えよう
お母さんのおっぱいを触っているから、友達にもしてもいいと勘違いしてしまう……。これは、子どもが相手との距離感を理解していないから起きること。心地いい距離感が人によって違うということは、大人では理解できますが、幼い子どもにはわかりにくいもの。ですから、「ギュッとされて嬉しい人と怖いと感じる人がいるんだよ」「お母さんとあなたで心地いい距離感、お友達とあなたで心地いい距離感は違うんだよ」のような感じで、心地いい距離感が人によって異なることを教えてあげましょう。
④相手に触れるときは
許可をとることが必要
相手との距離感を伝えたら、次は子ども自身に置き換えて説明します。「あなたはどこまでだったら許せる?」「勝手に手をつながれたら?」「急にハグされるのは?」「勝手に体を触られるのは?」と、具体例を出してあげると、想像しやすくなるでしょう。
その後で、誰かに触れたいときは「手をつないでもいい?」「ぎゅうしてもいい?」と必ず許可を取り、「いいよ」という返事を待ってから、握手をしたり手をつないだりすることを教えます。