【子どもの性教育、何からはじめる?】知っておきたい子どものこと Vol.12 | HugMug
ただし「おちんちんを見せる行為は、人前では決してしてはいけない」ということは何度も言い聞かせること。「人前では?」「見せちゃだめ!」、「お家では?」「オッケー!」、「お外では?」「見せません!」と親が確認し、答えを子どもに言わせることで、人前で見せてはいけないということを、しっかり認識できるようになります。
Q.10歳の息子が、水着を着ているお姉さんに興味を持ち始めました。幼馴染の女の子とお泊まりをしていますが、ちょっと心配。お姉さんには興味があるけど、同級生には興味がなさそうです。Cさん(10歳男の子のママ)
A.同級生に興味がなさそうというのは、親の思いすごし。お姉さんに興味があって、同級生に興味がない、それは本人でなければわかりません。10歳は性ホルモンが分泌しはじめる時期。
女の子の方が性的なことに関心があったりもする年代です。生理が始まっている子もいますし、妊娠する可能性がゼロではないのです。そんなことありえない、それがありえないのです。ただし、お泊まり自体は悪いことではないので、ふたりきりで寝泊まりしたり、一緒にお風呂に入るのを避けるようにすれば構いません。
のじまなみさんおすすめ
性教育を伝える絵本
赤ちゃんはどこからくるの? 親子で学ぶはじめての性教育
のじまなみ・著、林 ユミ・絵/幻冬社
幼い頃から知っておきたい、体と性のふしぎを親子で一緒に学べる一冊。子どもの「なぜ?」「どうして?」にわかりやすく楽しく回答。
いのちのおはなし
日野原重明・文、村上康成・絵/講談社
医師である著者が、10歳前後の子どもたちを対象に小学校で行ってきた〈いのちの授業〉。そのひとコマを描いた絵本。
うまれてきてくれてありがとう
にしもとよう・文、黒井 健・絵/童心社
絵本を通じて親から子へメッセージを伝えることで、子どもの自己肯定感を育み、かけがえのない命の誕生を親子で喜びあう一冊。
おへそのあな
長谷川義史・作/BL出版
赤ちゃんは、お母さんのおなかのなか。おへその穴から見えるのは、生まれてくることを待ち望む家族たち。命の誕生を楽しく描いた絵本。
このように性教育は、男女の体の違いを教えるだけでなく、相手を思いやる気持ちも伝えて育む、“コミュニケーション教育”という側面もあります。さまざまな情報が溢れるこの時代においては、自分の身を守る手段にもなり得るため、偏った情報に触れてしまう前に、性についての正しい知識を子どもに伝えることが大切です。
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