今日からさっそく習慣化しよう。小学校でできないと困る3つのこと
また、良い姿勢を保つために重要な役割を果たす「セロトニン神経」の活性が低下していることも、集中力を欠く原因になっていると言われています。
セロトニンは、日中に太陽光を浴びることで増加します。昼間に体内で作られたセロトニンをもとに、夜にはメラトニンという体温を下げて眠りを誘うホルモンが生成されます。夜になってもコンビニや塾、テレビやゲームなどにより必要以上に明るい光刺激を受けることで、メラトニンの分泌が抑えられてしまい、体内リズムが狂い、よく眠れない、朝起きられないといった現象が起きているのです。
(引用元:ベネッセ 教育情報サイト|授業に集中できない小学生「前頭葉」と「セロトニン」がカギ)
つまり、外遊びをしないことで良い姿勢を保つために重要な神経が十分に機能せず、体内リズムが乱れて睡眠不足になり、結果的に授業に集中できない状態になってしまうのです。日中はできるだけ外遊びをして、早寝早起きなど規則正しい生活を心がけるようにすると、授業に集中する体勢を整えることにつながるでしょう。
整理整頓、持ち物の管理は自分で!
ライフオーガナイザーの鈴木尚子さんは、「入学前の春休みまでには、子どもが自分で持ち物を管理できる環境づくりを整える必要があります」と述べます。小学校は幼稚園や保育園に比べて、自分で管理しなければならないものが格段に増えます。
それなのに、おもちゃや絵本がいっぱいで勉強道具を収納するスペースがない!ランドセル置き場が確保できない!となると、子ども自身も整理整頓の習慣が身につきません。
入学前の春休みは、学校に行く準備がしやすい環境を整えてあげて、少しずつ整理整頓を身につけさせるチャンスです。また、片付けの習慣を身につけることで思わぬ相乗効果も期待できるそう。
モノの管理は、勉強、生活、仕事の基本です。それが身につくと、頭の中の管理までできるようになってくるので、時間の管理やコミュニケーション(対人関係)の管理にまでつながってきます。
(引用元:Milly|【小1の壁 対策】来春の新一年生ママが今からすべきこと「新生活は早めのキッズスペース作りでスムーズに!」)
「見えるものが管理できなければ、見えないものは管理できません」と鈴木さん。さまざまな管理の基礎を築き上げる最初のステップとして、小学校入学は絶好のタイミングなのです。
まずは、親御さんと一緒に整理と収納について考えます。