1日5分から始めよう! 毎日続けることで自己肯定感が高くなる「学習習慣」のコツ
以上3つのポイント、いかがでしたか。どれも難しいことではありませんが、「勉強習慣」を身につけるためにはぜひ押さえてほしい内容ばかりです。ぜひ、実践してみてくださいね。
やっぱり “親のひとこと” が効果テキメン!
もし、「勉強習慣がなかなか身につかない」、「(子どもが勉強しないので)つい、“勉強しなさい” と口うるさく言ってしまう」といったお悩みが出てきたら、ぜひ試してほしいのが、以下にご紹介する「言葉かけ」や「接し方」。
親の言葉・接し方できっとお子さんの意識が変わって、勉強に前向きに取り組めるようになりますよ。
■「〇〇ができるようになったね、すごいね!」
“褒めて伸ばす” が、やはり効果テキメンです。何でもかんでも褒めるのではなく、「できるようになったこと」に着目して褒めてあげるとさらに良いとか。小さなことでも、できるようになったという「変化」を見逃さないのが大切です。
子どもの「自分にもできる、やれる」という自信につながります。
■いつも穏やかな態度、笑顔で接する
穏やかなまなざし、口調、物腰……そんな「穏やかオーラ」が子どもの学習環境には重要だそうです。親の穏やかなオーラは子どもの心の安定につながり、それが勉強に向かう際にとても必要なことなのです。
■「知ることが楽しい」「自分でできた」という体験を体で覚えさせる
子どもが「あ、そういうことか」「わかった!」と、“知る(理解できる、わかる)喜び”を感じることが、「もっと知りたい!」という学ぶ意欲につながります。そんな体験をたくさん積ませるように接してみてください。例えば、解けない問題に対しては、親がヒントを出していくのも手。答えが出るまでヒントを出し続けてもいいので、とにかく「子どもが自分で答えを見つけ出すこと」が重要。子どもの心に、「自分でできた」という達成感を味わわせてあげましょう。
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勉強習慣は、お子さんの学力面でプラスになるだけではありません。「継続して毎日やれている」ということが、自己肯定感や自信にもつながっていくのです。他のものごとに対しても、「できる、やれる」と、挑戦する意欲が湧いてくるでしょう。1日5分から、始めてみませんか。
文/鈴木里映
(参考)
高濱正伸(2014),『高濱流わが子に勉強ぐせをつける親の習慣37』,永岡書店
ベネッセ 教育情報サイト|「勉強習慣を身につける3つのポイント」