子育て情報『“運動ができれば勉強もできる”は本当だった! 「学力」と「運動能力」の相関関係』

2019年4月1日 09:10

“運動ができれば勉強もできる”は本当だった! 「学力」と「運動能力」の相関関係

「こうすれば、ボールがまっすぐ投げられる」という電気信号が発信されるという仕組みになっているのです。そのため、繰り返して学ぶことができれば、運動能力と学力ともに伸ばすことにつながります。

“運動ができれば勉強もできる”は本当だった! 「学力」と「運動能力」の相関関係


「運動能力」「学力」をともに伸ばすための方法

運動能力と学力をともに伸ばすためには、以下のような取り組みが効果的です。

■心拍数が増える有酸素運動をする
脳の記憶中枢として働く海馬や、情報伝達を担うケーブルの集合体である白質は、運動によって刺激を受けることで成長することがわかっています。また、身体を動かした直後は集中力が高くなることも立証されています。記憶力と情報伝達能力、集中力を向上させるためには、心拍数が1分間で最大150回まで上がるような有酸素運動が効果的。具体的には、なわとびやボール遊び、かけっこなどに取り組んでみましょう。■“ちょこっと運動” を取り入れる
前述したように、身体を動かすと、その後集中力がアップします。
そのため、子どもが宿題などをしているときに集中力が途切れてきたと感じたら、宿題はいったん中断して身体を動かしましょう。数分でできるラジオ体操などを取り入れるのもおすすめです。合間に運動を挟んで集中力を高めることで、集中すべき場面とそうでない場面の切り替えがうまくできるようになることも期待できます。■集団で行なうスポーツに挑戦させる
サッカーや野球、バレーボール、バスケットボールなど、集団で行なうスポーツでは、それぞれの考えを持つチームメンバーの中で自分の意見を主張したり、他のメンバーの意見を理解したり、自分よりもレベルの高いメンバーにライバル心を燃やしたりといった、さまざまな場面があります。こうした経験は、子どもの思考力や共感力、社会性の向上にもつながります。また、「みんなで協力してひとつの目標に向き合い、悲しみや喜びを分かち合う」「熱中できるものがある」という経験は、子どもにとって一生の思い出にもなります。
“運動ができれば勉強もできる”は本当だった! 「学力」と「運動能力」の相関関係


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現代の子どもは、交通手段の発達や公園などの減少などにより、身体を動かす機会が限られています。そのため、意識的にスポーツなどを取り入れる必要があります。
親子でスポーツを楽しみ、学力・体力の向上につなげましょう。

文/田口るい

(参考)
農林水産省|1 子供の基本的な生活習慣の状況
東洋経済オンライン|子どもの学力と体力の知られざる深い関係
学研キッズネット|子どもが伸びる家庭の10の習慣第6回スポーツができる子は勉強もできる!?
プレジデントオンライン|なぜ頭のいい人は「運動」

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