子育て情報『新4年生「水の三態変化」は台所で学ぶ! 子どもの「苦手」を「好き」にさせるヒントは家にあり。』

新4年生「水の三態変化」は台所で学ぶ! 子どもの「苦手」を「好き」にさせるヒントは家にあり。

また、ことわざや慣用句、故事成語などの意味を知り、使えるようになることも求められます。子どもから意味を聞かれてもすぐには答えずに、漢字の意味から読み解かせたり、辞書を引かせたりしましょう。自分で考えて調べることで、より記憶に残ります。

新4年生「水の三態変化」は台所で学ぶ! 子どもの「苦手」を「好き」にさせるヒントは家にあり。


4年生の算数。学習のポイントは?

教育評論家の親野智可等先生は、4年生の算数について「基本的な四則計算が身についていないと授業でつまずくケースが多い」と指摘します。そして一度苦手意識を抱いてしまうと、それ以降積極的に授業に関わりにくくなるため、これまで以上に注意深く見てあげる必要があるとのこと。とくに気をつけてあげるポイントは次の2点です。

■四則計算、基礎はできている?
たとえば「612÷27」の場合、612は約600で27は約30だから、答えはだいたい20いくつになるな、と実際に計算をする前に答えの見当をつけることを「四則計算の結果の見積もり」といいます。
これができるかできないかで、今後の算数の授業への理解度は大きく変わってきます。

■図形の構造、理解できている?
立方体、直方体の見取り図と展開図はかなりの苦戦が予想されます。平面図形に比べて、立体図形はスムーズに理解することが困難なので、親御さんの協力が必要になるでしょう。たとえばいらなくなった空箱を分解したり、展開図を作成して組み立てたりと、工夫次第で家庭でも図形を構成する要素について学ぶことができるはずです。

新4年生「水の三態変化」は台所で学ぶ! 子どもの「苦手」を「好き」にさせるヒントは家にあり。


4年生の理科。学習のポイントは?

4年生の理科では「空気と水の性質」「金属、水、空気と温度」「人の体のつくり」などについて学習します。その中でもつまずきやすいのは次の単元です。

■水の三態変化は台所で学べ!
水が温度によって固体、液体、気体と変化することを意味する「水の三態変化」。
これは中学で習う物質の状態変化につながる重要な内容ですので、習い始めのこの段階でしっかりと理解を深める必要があります。そこで役に立つのは「料理を手伝うこと」だと親野先生は説きます。なぜなら氷を作ったりお湯を沸かしたりする台所は、「水の三態変化」を実体験するのにうってつけの場所だからです。

料理をするときは必ず火を使ったり、水を容器に移したりしますよね。その一連の作業は理科の実験と非常に似ているため、家で料理のお手伝いをしている子どもは、学校での理科実験にも積極的になる傾向があります。

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