子育て情報『賢い子の親は「知的好奇心」が旺盛!? “脳医学者”と“心理学者”の答え』

2019年8月7日 09:44

賢い子の親は「知的好奇心」が旺盛!? “脳医学者”と“心理学者”の答え

(92%)や「塾や学習教室に通うこと」(23%)より多い回答でした。

賢い子の親は「知的好奇心」が旺盛!? “脳医学者”と“心理学者”の答え


親の知的好奇心が子どもに影響する

では、子どもの知的好奇心を育てるには、どうすればいいのでしょうか。

文部科学省が実施している全国学力・学習状況調査から、親が子どもを図書館や劇場、科学館などの文化施設によく連れていく家庭で育った子どもは、そうでない子どもより学力が高いことがわかっています。このことにより、親に頻繁に文化施設に連れていってもらった子どもは、それぞれの場所で知的好奇心を刺激され、その経験がのちの学習習慣につながったと考えられます。

また、同調査では、家にある本の数が多い家庭で育った子どもの学力が高いことも明らかになっています。しかし、だからといって、急に子どもに大量の本を買い与えたり、「本をたくさん読みなさい」と言い聞かせたりしても、効果がないことは誰でも予測できるでしょう。MP人間科学研究所代表であり、心理学者の榎本博明さんは、親自身の知的好奇心が子どもの知的好奇心、ひいては学力の高さにつながっていると指摘します。


つまり、蔵書数の多い家庭は、親自身が知的好奇心が強く本をよく読むため、その結果として家庭の蔵書数が多くなる。
さらに、子どもと一緒に美術館・劇場や博物館・科学館、図書館といった文化施設に行こうと思う。そのような親の心理傾向が子どもにとって知的刺激に満ちた環境を生み出すのである。

(引用元:Business Journal|学力の高い子ども、親の習慣や家庭環境に「共通の傾向」…文科省調査で判明)

賢い子の親は「知的好奇心」が旺盛!? “脳医学者”と“心理学者”の答え


また、一般社団法人教育デザインラボ代表理事であり、教育専門家の石田勝紀さんも、同様の意見を持つひとりです。石田さんは、「親の持つ “好奇心” そのものが子どもに伝播する」と明言しています。親が物事に興味を持ち、それについて楽しそうに学ぶ姿を日常的に見せていれば、それが子どもにも伝わっていくというのです。


「親が、日々ワクワクした気持ちで『もっと知りたい!』と自ら学習していくような人間であればいい」
(引用元:東洋経済オンライン|伸びる子の親は日々「好奇心」で生きている)

つまり、子どもの知的好奇心を育てるには、まずは親自身が知的好奇心を育まなくてはならないのです。

子どもと一緒に大人が無理なく知的好奇心を育むには……

しかしながら、大人が日々仕事や家事、育児で忙しいなか、新しいことを始めたり、物事を深く探究したりすることは簡単なことではありません。

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