子育て情報『文化施設に行くと学力が上がる!「博物館・科学館」での調べ学習を成功させる秘訣【小学生の自由研究】』

文化施設に行くと学力が上がる!「博物館・科学館」での調べ学習を成功させる秘訣【小学生の自由研究】

そして、この3つの中で自由研究の出来栄えを最も大きく左右するのが「準備」です。見学するまでの流れについて例をご紹介しましょう。

●テーマを決める
どんなテーマについて調べるか、親子で話し合います。博物館や科学館によって、取り扱っているテーマはさまざまです。日本博物館協会のサイトでは、加盟している施設を分類や地域で検索できるようになっています。日本博物館協会のサイトはこちら。

サイト内の博物館の分類を見ると「総合・郷土・美術・歴史・自然史・理工・動物園・水族館・植物園・動水植」と、とても幅広いことがわかります。ここでお気づきになったかもしれませんが、じつは動物園や水族館も博物館の仲間です。
まずはお子さんが「何が好きか」「どんなことを知りたいか」を聞いてテーマを絞りましょう。お住まいの地域によっては、希望のテーマを取り扱う施設が近くにない場合もありますので、第3希望くらいまでリストアップするのがよさそうですね。

●見学する博物館・科学館を決める
テーマが決まったら、行き先を決めます。たとえば「動物」をテーマに調べるなら、「太古の昔に生きていた動物」か、「絶滅しそうな動物」か、はたまた「動物の育て方」かによって、博物館か動物園か、適した行き先が異なりますよね。テーマと行き先がマッチするよう、情報を収集しましょう。また、夏休みの旅行を計画している場合は、旅先で見学できそうか考えてみるのもいいですね。

●行き先の下調べをする
見学先が決まったら、下調べをします。どんな展示があるのかだけでなく、開館時間、入館料、施設までのアクセス方法などもお子さんと一緒に調べることで、学びが広がりますよ。


●知りたいこと、聞いてみたいことをまとめる
たとえば、先ほどの「動物」がテーマであれば「どんな一生を送るのか」「仲間の動物にはどんな種類があるか」「どのあたりに生息しているのか」など、知りたいことをノートにリストアップしていきます。大まかにまとめてあるだけでも、目的をもった見学をすることができて効率的です。
上野動物園教育普及係の井内岳志さんは、動物の体の部分の「細かな特徴を見比べる」ことを提案しています。動物の「目の位置」や「足の形」などです。


目は動物によってついている場所が違います。草食の動物の目がついている場所は、頭の横のほう。(中略)逆に、肉食の動物の目は前の方についています。

(中略)指が何本あるかなど、足の形もさまざまです。
馬は1本指、ウシやキリン、シカは2本指(さらに小さな2本の指をもつことも)、バクの後ろ足やサイは3本指です。鳥の場合は、前に向いている3本の指のほかに、後ろに向かって親指が1本ついているものがあります。

(引用元:Study Hackerこどもまなび☆ラボ|「夏休みの自由研究」

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