子育て情報『子どもが賢く育つ家はどうつくる? 一級建築士がアドバイスする家とインテリアの使い方』

2020年1月18日 07:59

子どもが賢く育つ家はどうつくる? 一級建築士がアドバイスする家とインテリアの使い方

それまで祖父母のふたりでしていた子育てを、突然、若い母親がひとりで行うようになった。そのための文化やノウハウなんてできていません。ですから、うまくできなくて当然なのです。

では父親のほうはどうでしょうか。いまでこそこんな夫は減ったかもしれませんが、妻に対して「俺は必死に働いているのに、家でゆっくり過ごしながらの子育てがなんでうまくできないんだ」なんて考える夫もなかにはいます。でも、しっかりやり取りができる大人を相手にする仕事と、勝手の利かない子どもを相手にする子育てでは、後者のほうが比較にならないほど難しいものです。

まずは、夫婦ふたりで、子育てとは本当に難しいものだと認識することが大切です。そのうえで、どうやって子育てのサポート体制を整えるのかを考えてください。
子どもが賢くすくすくと育つには、子どものいちばん身近にいるお母さんの精神状態が安定していることがなによりも大切です。

八納啓創さんインタビュー_子どもが賢く育つ家05


『なぜ一流の人は自分の部屋にこだわるのか?』
八納啓創 著/KADOKAWA(2015)
八納啓創さん本


■ 一級建築士・八納啓創さん インタビュー記事一覧
第1回:子どもの人格形成への影響力大!リビングとダイニングが極めて重要な場であるわけ
第2回:一級建築士が語るリビング学習のメリット。「子ども部屋で勉強」ではなぜいけないの?
第3回:「日本の子ども部屋」に欠けている大事な思想。子どもの個室が持つ本質的な役割とは
第4回:子どもが賢く育つ家はどうつくる?一級建築士がアドバイスする家とインテリアの使い方

【プロフィール】
八納啓創(やのう・けいぞう)
1970年6月15日生まれ、兵庫県出身。一級建築士。株式会社G proportionアーキテクツ代表取締役。「孫の代に誇れる建築環境をつくり続ける」を100年ビジョンに、一般建築ではデザイン性と省エネ性能、快適性を追究。住宅設計では、「笑顔があふれる住環境の提供」をコンセプトに、年齢層は20代から80代、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。また、現在では、これまで携わってきた公共・商業建築設計の経験と住環境ノウハウを生かして、商業建築プロジェクトや建物環境再生による商業施設の活性化プロジェクト等にもかかわっている。
著書に『「住んでいる部屋」で運命は決まる! 心も空間も、スッキリさせる方法』(三笠書房)、『住む人が幸せになる家のつくり方』(サンマーク出版)

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