【都道府県の覚え方】歌・語呂合わせ・アプリ・ゲームで簡単に記憶しよう
「都道府県名がなかなか覚えられない」と悩む子は少なくないはず。すぐに記憶できて忘れにくい都道府県の覚え方があったら、知りたいですよね。
2020年度より実施されている新学習要領には、「第3学年及び第4学年の県の様子に関する学習において47都道府県の名称と位置を指導すること」とあります。都道府県名だけでなく、都道府県の位置まで覚えなければならないのです。小学校中学年にはなかなか根気のいる学習になるかもしれません。
でも大丈夫。覚え方を工夫すれば、簡単に47都道府県を覚えられますよ。
都道府県の覚え方にコツはある?
都道府県の覚え方のコツは、「脳が覚えやすい方法で記憶すること」です。
では、脳が覚えやすい方法とはどんな覚え方なのでしょう。日本記憶力選手権大会で6度の優勝経験がある池田義博氏は、「記憶が苦手だという人は、そう思いこんでいるだけ。脳にまかせておけば、きちんと記憶してくれる」と言っています。覚えるべき情報を、脳が理解しやすいかたちに加工することで、脳がしっかり覚えてくれるのだそう。
まずは、脳が理解しやすい記憶の仕方を知ることがとても大切です。脳科学者の篠原菊紀氏は、著書『子供が勉強にハマる脳の作り方』のなかで、「脳が理解しやすい覚え方」はタイプによって異なると説明しています。
【聴覚派】耳から入ってくる情報が理解しやすい
→歌を聴いて覚える、語呂合わせで覚える
【視覚派】目からの情報が理解しやすい
→アプリで覚える、本を読んで覚える
【身体感覚派】身体感覚と理解が結びつきやすい
→ゲームで覚える、歌を歌って覚える
みなさんのお子さまはどのタイプでしょうか。これから紹介する都道府県の覚え方をいくつか試してみて、ぴったりの覚え方を見つけてみてくださいね。
篠原氏によると、脳は「感動なしの記憶」が苦手なのだそう。だから、何かを覚えるときはワクワクするような「快」の気持ちで覚えることが重要です。「おもしろい!」など、覚えたいことに感動することで、記憶効率が高まっていきますよ。
次項からは、子どもたちが「おもしろい!」「楽しい!」と思えるような、47都道府県の覚え方を紹介しましょう。
都道府県 覚え方1:歌で覚える
最初に紹介する覚え方は、歌を聴いたり歌ったりして都道府県を覚える方法です。
名古屋大学教授の清河幸子氏らの研究発表(2014年)によると、「メロディつきの情報」