「キレる人間」3タイプ。感情や意志を抑圧されてきた子はキレやすい
パワハラをするような人はこのタイプ。
【青鬼タイプ】
強い不安を抱えていて、ひきこもる傾向にある。自分の好きなことや安全なことをしているときは安定しているが、そこに他者が侵入してきてやりたいことを止められたり、無理やり外に出されそうになったりすると、相手に激しい攻撃をして、パニックに近い状況になる。また自分にとって安全なように、事実と異なった記憶が残ることが多い。
【凍りつきタイプ】
支配的な家庭に育った子ども、虐待やいじめを受けた子どもに多い。3歳頃に出てくる「自我」を親に否定され、「いい子でいなければいけない」と思うようになる。そして実際にいい子を演じ続けるが、いい子でいることに限界がきてしまうと問題行動を起こす。「小学生まではいい子だったのに、中学生になったら不登校になってしまった」と言われるような子は、このタイプ。
本田氏は、子どもがどのタイプであっても「キレやすい子どもになってしまうかどうかは、親の関わり方にかかっている」と断言しています。次項で詳しく説明しましょう。
「キレる子ども」の原因は家庭内にある
なんと、「安定した子どもになるかどうかのまず第1段階は、生まれてから3か月くらいのあいだに決まる」ということがわかっています。本田氏によると、生後3か月のあいだに何らかの理由で親から離される経験をした子どもは、幼稚園や保育園に行く際、ものすごく泣く傾向にあるようです。
ひとりで動けない赤ちゃんは「おむつを替えてほしい」「ミルクが欲しい」などの不快を泣くことでしか表現できません。そんな赤ちゃんの「不快」を、親が「快」に変えてあげることで、赤ちゃんは安心し、気持ちが安定していくのだそう。ですから、この時期に安心できる環境で過ごせなかった子どもは、不安を抱えたまま成長することになるのです。
また、子どもが3歳前後の頃も、子育てにおいて要注意な時期だと本田氏は続けます。
3歳くらいになって感情が出そろってくると、子どもは親の感情や行動を真似していくようになります。自分にとってマイナスになる場面では、うそをつくとうまくいくことを見ていると同様の行動をする。また、親から怒鳴られている子どもは、人と接するときや人になにかをしてもらいたいときには怒鳴るようになる、という具合です。だから、親から虐待された子どもは、学校ではいじめっ子になりやすくなるといいます。
(引用元:STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|子どもが「キレやすい」