「キレる人間」3タイプ。感情や意志を抑圧されてきた子はキレやすい
人間に育ってしまう、“絶対にNG”な親の振る舞い方)
子どもをキレやすい人間にしないためには、親自身が自分の行動を振り返り、もしよくない行動をしていたのならば、そのつど直していきたいですね。
「キレる子ども」の親、4つの特徴
次に「キレる子どもの親の特徴」について詳しく見ていきましょう。専門家のアドバイスを参考にした改善点も挙げています。
特徴1:子どもの睡眠を重要視していない
子どもの精神安定には「正しい睡眠」が必要です。睡眠の専門家で小児科医でもある成田奈緒子氏は、キレる子どもは睡眠時間が短いと話します。たとえば、5歳児の理想の睡眠時間は11時間。小学生であれば約10時間の睡眠がベストです。長いと思うかもしれませんが、子どもの脳をしっかり休ませて発達させるには必要な時間なのです。
実際に成田氏の調査では、きちんと勉強に取り組めない、キレやすい、不登校気味といった問題を抱えた子どもたちの睡眠を改善させたら、問題の多くが解決したのだそう。とはいえ、いきなり睡眠時間を2時間増やそうとするのは難しいはず。まずは、1時間増やすことを目標に生活を見直してみてはいかがでしょう。
特徴2:NGワードを使っている
キレやすい子どもの親は、以下の3つのNGワードを使っていることが多いのだそう。本田氏が挙げる3つのNGワードを使っていたら要注意です。
【NGワード1】事実を確認する前に決めつける言葉
(例)「またゲームしているの?」「あなた、〇〇したんだって?」
↓
子どもは決めつけられることを嫌がります。もし子どもがゲームをしていたとしても、「何しているの?」と聞いてみてください。決めつけられないだけで、子どもは心の安定を保つことができるのです。
【NGワード2】気持ちの代わりに「なんで?」を使う言葉
(例)「どうしてそういうことを言うの?」「なんでここを汚すの?」
↓
疑問の言葉に子どもはますます反抗します。そもそも親自身も「なんで?」の答えを知りたいわけではありませんよね。シンプルに「そんなことを言われたら、お母さんは悲しい」と伝えましょう。親が素直になれば、子ども素直になりますよ。
【NGワード3】物事を否定的に伝える言葉
(例)「約束を守れないなら、買わないよ」「こっちに来ないなら、もう知らないよ」
↓
「マイナスとマイナスの組み合わせ」の言葉は特に注意が必要です。