【保育士が明かす】登園しぶり解決法 〜”魔法の言葉”と絶対避けたいNG対応〜
必ずお迎えにきてくれることや、保育園でも楽しく過ごせることがわかれば、徐々に解決してくるでしょう。幼児期になっても寂しさから登園を嫌がる場合は、母子分離不安の可能性も。家庭だけでなく、保育園と連携した対応が求められます。
原因2:入園したばかりで環境に慣れていない
入園したばかりは、慣れない場所で不安がいっぱいです。そのため「ここにいるのが怖い」などの恐怖心から、登園しぶりが起こります。ある意味、想像力が豊かであるとも言えるでしょう。なお、入園当初に自分の置かれた状況を把握できず、数週間経ってから泣く子どもも少なくありません。保育士と信頼関係ができれば、少しずつ改善すると考えられます。
原因3:家庭環境に変化があった
家庭環境になにか変化があったときは、情緒が不安定となり登園しぶりが見られる可能性があります。しかもこの場合、子ども本人も「なぜ登園したくないのか?」が理解できていません。ですから、引っ越しやきょうだいの誕生など、なにか思い当たることがないか思い起こしてみましょう。心が安定するまで見守る必要があるため、登園しぶりが長引いてしまう可能性があるといえるでしょう。
原因4:保育園で過ごす時間が楽しくない
単純に、以下のような理由から保育園での生活に嫌悪感を抱き、登園を嫌がることも多くあります。
- 参加したくない苦手な活動がある
- 大きな行事が近づきプレッシャーを感じている
- 自分の好きな遊びを楽しむ時間がない
- お友だちに叩かれたり噛まれたりする
- 厳しく叱る保育士のことを苦手と感じている
保育園で起きたイヤな出来事が、登園しぶりのきっかけになることも。このような理由で起こる登園しぶりは、原因がハッキリしているため対応しやすいとも言えるでしょう。
原因5:体調がすぐれない
体調がいつもと違うと感じ、登園をしぶるケースもあります。
子どもは自分の症状をうまく言葉で伝えられないため、発熱などがないかぎり、親が子どもの体調の変化に気づかないことも。緊張や疲れで体に異変を感じていたり、長期休み明けに生活リズムが崩れていたりと、病気と言うほどではないけれど、「なんとなく体調が悪い……」という場合があるのです。
登園しぶりへの対処法は?じつはNGだった「あの行動」
仕事に遅刻しそうなとき、登園しぶりがあると本当に大変ですよね。子どもの不安や葛藤に寄り添ってあげたいと思っても、朝の忙しさで余裕がなくなってしまう人も多いはず。