【保育士が明かす】登園しぶり解決法 〜”魔法の言葉”と絶対避けたいNG対応〜
とわかっていても、簡単に休ませてあげられないのが現実です。とはいえ、焦りから嘘をつくことはおすすめできません。
仕事に遅刻しそうでどうしようもないときは「保育園に行くよ」と事実だけ伝え、とりあえず玄関まで連れて行って保育士に任せてしまうのが得策です。そのためには、保育士との連携が欠かせません。
■保育士と連携して登園しぶりを見守ろう
登園しぶりを家庭だけで対応するのは、とても大変です。保育園での過ごし方が原因になっていることもあるため、なるべく連携して見守れるようにしましょう。とはいえ、すべての責任を保育園に押しつけるのはNG。あくまでも相談ベースで、家庭から送り出しまでで困っている状況を伝えましょう。
なかには、登園しぶりは一瞬だけでママやパパが見えなくなった瞬間に「せんせ~!」「あそぶ~!」と、切り替えている子どもも……!一種の儀式のようにとりあえず泣いて別れるという子どももいます。保育士と連携することで知ることができる姿もあるため、ぜひ保育士に「わが子の本当の姿」を確認してみてくださいね。
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いつ落ち着くか、そしていつ始まるかわからない登園しぶり。理由はそれぞれ異なるため、まずはその原因を知り、共感することが大切です。また、保育園での活動内容やお迎えの目安を伝えると、見通しが立って不安が減少するかもしれません。さまざまな対応を試し、子どもが安心して楽しく保育園生活を送れるようにしたいですね。【ライタープロフィール】
山本あやか(やまもと・あやか)
児童学科で4年間学び、保育士資格や幼稚園教諭一種免許を取得。保育士として約10年勤務。
現在、小学生2人を育てながら「働きながら子育てする大変さ」と対峙中。ワーキングマザーが安心して子どもを預けられるよう、さまざまな情報を発信します。
親子で楽しむアートの冒険——『意味がわかるとおもしろい!世界のスゴイ絵画』(Gakken刊)