子育て情報『富裕層が子どもの教育において実践している4つのこと』

富裕層が子どもの教育において実践している4つのこと

をさせる
「生きていくために最も必要なのは、”自分で稼ぐ力”を身につけること」

元開成中学校・高等学校校長の柳沢幸雄氏もまた、そう断言しています。ただし、やりたくもない仕事でお金を稼ぐのは苦しさをともない、人生に不満を抱くようになるため、できれば好きなジャンルに関連する仕事で稼げるようにサポートしてあげましょう。親としてできることは、子どもの将来にさまざまな方向性を示し、情報を与えて「好き」と「仕事」を結びつけてあげることです。*3

そのためには、わが子がどんなことに興味があるのかしっかり理解してあげる必要があります。いまいちよくわからない、という場合は「撒き餌」が有効。とにかくいろいろな経験をさせて、どんなときに子どもの目が輝くのか観察するのです。ポイントは、たとえゲームばかりしていても、頭ごなしに否定しないこと。「どうせなら自分でゲームをつくってみたら?」と視点を変えてヒントを出せば、好きなことで稼ぐ手段を考えるきっかけになります。
*3

「好き」を活かす3つのステップ
  • さまざまな体験を通じて子どもの興味を見つける
  • 興味をもったことを深められる機会をつくる
  • 趣味や好きなことを仕事につなげる視点を示す
■「自分で判断し、決める経験」をたくさんさせる
「稼ぐために必要なのは『人生を切り拓く力』である」

『1億稼ぐ子どもの育て方』(主婦の友社)の著者で起業家兼個人投資家の午堂登紀雄氏は、そう指摘します。AIやロボットが台頭する現代社会では、人間にしかできない新しい価値を創造することが求められます。そこで重要になるのが、課題を自ら発見し、未知のことに挑戦する「知的好奇心」です。

正解のない未知の状況に直面したとき、解決に向けて行動できる力の源にもなる知的好奇心を育むためには、知識や経験を応用して自分で判断し、決める経験が必要です。たとえば家族旅行を計画する際、日程と予算のみ提示したうえで、交通手段や宿泊先の選定、旅先でのスケジュールなどすべてを子どもに任せるのもおすすめ。このように家庭でイニシアチブをとる経験を積ませることが、自立心や責任感を育みます。*4

自分で決める力を育てる3つの機会
  • 家族旅行の計画立案で予算管理を経験する
  • 複数の選択肢から最適な方法を考え判断する
  • 決めたことに責任をもつ経験を重ねる
■日常会話に「お金の話題」を取り入れる
未来で活躍できる大人になるには、お金との正しい付き合い方を小さいうちから学ぶ必要があります。

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