富裕層が子どもの教育において実践している4つのこと
特に現代では、キャッシュレス決済の普及により現金に触れる機会が激減し、子どもは「お金は使えば減るもの」ということが理解しづらくなっています。大人になってトラブルに巻き込まれないように、お金が理解できるようになる3~4歳から金銭感覚の土台を築くのも、決して早すぎることはありません。
ファイナンシャルプランナーの八木陽子氏が推奨するのは、日常会話にお金の話題を取り入れること。たとえばインターネットで注文するときに「送料はいくらかかるのか見てみよう」「ほかのサイトと見比べて、お得なほうを選んでみよう」など、お金を使う場面でのちょっとした声かけでも十分です。*5
さらに、ファイナンシャルプランナーの住谷一幸氏が提案する「予算やりくり大作戦」も効果的です。買い物をする際に、子どもに「1000円以内でカレーをつくりたいから、材料を選んでくれる?」と伝え、予算内で材料を揃えさせます。量の違いや産地、賞味期限などさまざまな要因によって値段が異なることに気づいたり、欲しいものと必要なものが区別できるようになったりするので、子どものマネー教育も兼ねたお手伝いとして親子のコミュニケーションにも役立ちますよ。*6
お金の感覚を育む3つの習慣
- 買い物時の価格比較を一緒に行なう
- 予算内でやりくりする体験を提供する
- 日常的な金銭の話題で感覚を養う
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社会で活躍できる力を養うには、小さいうちから知的好奇心を育んであげることが大切です。
また、語学やスポーツと同じように、生活に必要な基礎知識も幼少期から自然に身につけていくほうが、大人になってから苦手意識をもつことも少なくなります。
子どものうちからさまざまな経験を重ね、必要な知識や考え方を学んでおくことで、将来的により多くの選択肢をもつことができ、生活の安定や安心にもつながります。富裕層の家庭で実践されているこれらの教育方法を、ぜひ家庭でも取り入れてみてください。
文/野口燈
(参考)
(*1)参考:AZWAY|【子どもに就いて欲しい仕事ランキング】回答者490人アンケート調査
(*2)参考・カギカッコ内引用元:@DIME|偏差値よりも大事!わが子を“メシが食える大人”にする方法。花まる学習会代表・高濱正伸さんに聞いた【PR】
(*3)参考・カギカッコ内引用元:ダイヤモンドオンライン|子どもに“稼ぐ力”を身につけさせるには
(*4)参考・カギカッコ内引用元:日経BizGate|ひらめきブックレビュー『1億稼ぐ子どもの育て方』
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