子育て情報『不正出血の原因を解説!腹痛を伴うことも? 鮮血が出ると危険?』

不正出血の原因を解説!腹痛を伴うことも? 鮮血が出ると危険?

これらの病気の兆候に気づくため、基礎体温を測る習慣をつけておくと良いでしょう。

子宮の病気

子宮の病気も不正出血を伴うことがあります。特に注意すべき病気のひとつである子宮頸がん(しきゅうけいがん)や子宮体がんは、早期に発見できるかどうかで治る確率や治療のしやすさが大きく変わります。

子宮頸がんは初期だと症状がないことがあるため、定期的に検査を受けて発見することがもっとも大切です。自治体によっては20歳頃から検診を無料あるいは格安で受けられるところがありますので、確認してみましょう。不正出血、生理の経血量の増加、生理の期間が長いといった症状を伴う場合もあるため、これらの症状があるときはすぐに医師に相談してください。子宮体がんの場合には、不正出血以外に骨盤周辺の痛み、排尿痛、性交時痛といった症状を伴います。症状に心当たりのある人は検査を受けましょう。


2つの子宮がん以外にも、子宮筋腫、子宮内膜炎、子宮頸管炎、子宮頸管ポリープなど、不正出血が起こる可能性がある子宮の病気はたくさんあります。簡単な処置や抗生物質・抗菌薬を用いた治療のみで治るものもありますが、ひどくなると手術を行わなければならない場合があるため、子宮がん同様、早く発見できるように不正出血に敏感になりましょう。

腟の病気

腟の病気も不正出血の原因となりえます。不正出血を伴う病気としては腟がんや細菌性腟症、萎縮性腟炎があげられ、更年期以降には特に注意が必要です。女性ホルモンの分泌量が減少する更年期には、おりものの分泌量が減り、腟の中が乾燥しやすくなったり細菌の侵入を防ぐ能力が低下したりする恐れがあります。更年期でなくても、体調不良やストレスによってホルモンバランスが乱れると腟の炎症が起こりやすくなる傾向があるため、健康的な生活をして免疫力を高く保ちましょう。

性感染症

トリコモナス腟炎、淋菌感染症(淋病)、性器クラミジア感染症といった性感染症も不正出血が起こる可能性のある病気です。性交によって感染する場合がほとんどなので、コンドームをつけて性交を行うようにすること、感染している疑いのある人とは性交しないことを心がけましょう。
トリコモナス腟炎の場合は便器や浴槽、下着、タオルを通して感染することも考えられるため、身の周りを清潔に保つことも大切です。

性感染症になると、おりものの色や状態に変化がある場合が多いため、不正出血だけでなくおりものの確認もしてみましょう。

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