不正出血の原因を解説!腹痛を伴うことも? 鮮血が出ると危険?
おりものが黄緑や鮮やかな黄色、泡状・膿状に変化しているときは、性感染症の疑いが高いため検査を受けてください。
不正出血は更年期と関係ある?
不正出血が起こりやすい時期や年齢はあるのでしょうか。閉経の前後約5年間の「更年期」と呼ばれる期間には女性ホルモンの分泌量が一気に減少するため、子宮内膜を維持しにくくなり、不正出血が起こりやすくなるといわれています。
更年期の症状とは?
更年期には女性ホルモンの減少が身体に多くの不調をもたらすことがあり、まとめて「更年期障害」と呼ばれています。更年期障害の症状は、めまいやほてり、動悸、頭痛、関節痛、肩こり、腰痛、抑うつ状態、不安感などで、身体的なものから精神的なものまでさまざまです。つらいときは無理せずに病院に行きましょう。症状が重いときにはホルモン剤や漢方などを用いて治療を行う場合があります。
婦人科系の病気にも注意
更年期にはホルモンバランスの変化で不正出血が起こりやすいとはいえ、加齢によって婦人科系の病気にかかるリスクが増しています。
病気が原因の不正出血でないかどうかについても十分に注意する必要があるでしょう。よくあることだからといって不正出血を放っておくと、重大な病気を見落としてしまうかもしれません。身体全体の変化に敏感になり、ちょっとした異常に気づけるようになると良いですね。
不正出血の悩みを抱え込まないで
生理や女性の性器にかかわる問題は、ほかの人にはなかなか相談しにくく、ひとりで不安を抱え込んでしまう人も少なくないのではないでしょうか。不正出血は体調不良やストレスがたまっていることを教えてくれるとともに、女性の健康をおびやかしうる病気の兆候になります。
不正出血が起こったときには、ホルモンの分泌異常や子宮・腟の病気、妊娠の兆候といったさまざまな可能性が考えられるため、おかしいと感じたらひとりで解決しようとせずに医師に相談してみましょう。思いがけない病気の発見につながったり、生活習慣を改善する良い機会になったりするかもしれませんよ。