【小児科医解説】コロナ禍の過ごし方は?健診や予防接種、診察はどうする?【パパ小児科医コラム vol.19】
感染リスクをできるだけ減らすため予防接種や健診の時間を分けていたり、一般の診療スペースとしっかりと分けていたりする病院を選ぶと良いでしょう。
日本小児科学会のサイトで、予防接種や集団健診を受診する際の注意点について述べられていますので参考にしてくださいね(※1)。
子どもが体調を崩したら病院を受診してもいいの?
イラスト:ヤマハチ
オンライン受診を活用しよう
病院の受診についてはどうするべきでしょうか。
定期的に使用している薬の継続であれば、クリニックによっては電話再診やオンライン診療が可能です(※2)。現在、新型コロナウイルス感染症拡大による特例で制限が緩和され、利用しやすくなっています。かかりつけ医が対応している場合は、感染リスクなく受診することができますよ。
急に症状が出てきたら?
ただし発熱や咳、腹痛など急に出てきた症状に対しては、対面で診察できない電話やオンラインでの診療は難しいと、個人的には考えています。まずは、電話やオンラインでも診療が可能かどうかを医療機関に問い合わせるのが良いでしょう。
子どもの様子を見ていて少し具合が悪そうだなと感じても、現在の感染状況から受診をためらう人も多いでしょう。緊急性のある症状かどうかは、日本小児科学会の「こどもの救急」のサイト(※3)を参考にしてくださいね。
外遊びのメリットと気をつけること
イラスト:ヤマハチ
外出は避けるべき?
ここまでは医療機関への受診について述べました。では日常生活の外出はどうでしょうか。
現在の状況では新型コロナウィルスの感染リスクがある限り、極力自宅で過ごす方が正解となりがちです。しかし、ずっと自宅にいることで子どもたちは運動不足になったり、ストレスが溜まったりすることでしょう。極力「Stay Home」を心がけつつ、できるだけ感染リスクが少ない方法で外出を取り入れるのが現実的な対応ではないでしょうか。日光に当たることも大切
子どもたちにとっても大人にとっても日光に当たることは大切です。
カルシウム吸収を助けるビタミンDの生成のためには、適度に日光に当たることが必要となります。運動と日光浴を兼ねてお散歩をしてみましょう。
ただし感染のリスクをできるだけ減らすために、人通りが少ない場所や時間帯を選ぶなど可能な範囲の工夫をしましょう。
公園遊びで気をつけること
公園遊びはどうでしょうか。