【小児科医解説】コロナ禍の過ごし方は?健診や予防接種、診察はどうする?【パパ小児科医コラム vol.19】
大きな公園には比較的人が集まりやすいですし、遊具での遊びは「密」が生じやすいです。公園によっては遊具が制限されていることもありますよね。
屋外の公園であっても感染する可能性はありますので、人が少ない小さな公園を利用したり、人が密集している遊具は避けるようにしたりしたが方が良いでしょう。
ぱぱしょー先生ご一家の「Stay Home」
子どもの成長のためには外で遊ぶことも必要ですが、雨が降る日があったり、暑くなる日も増えてきたりと、外遊びができないときもありますよね。我が家では、お家遊びとしてシルバニアのおもちゃや、ドリル、ピアノ、お料理などできることをしています。
とはいえ、子どもは身体を動かさなければイライラが募りますし、大人も辛いでしょう。そんなとき我が家では可能な範囲で感染対策をしながら、お外を散歩していますよ。
子どもに上手に手洗いをさせるには?
イラスト:ヤマハチ
絵本や動画を活用して手洗いをする
正しい手洗いの方法などは、各メディアでも紹介されています。
動画を使うのも良いですし、手洗いの方法や意味を説明した絵本もあります。我が子も何回も手洗いをするうちにだんだんと上手になってきました。
ただし、頻回に手を洗ったり、アルコール消毒したりすることで子どもたちは手が荒れやすくなっています。ワセリンやハンドクリームなどで保湿してケアをしていきましょう。
「うがい」は必要?
手洗いとセットで行う人が多いのが「うがい」ですよね。うがいについては小さな子どもは上手にできないかもしれません。
しかし、厚生労働省が勧める予防策の中にうがいは含まれていないので(※4)、無理にさせる必要はありませんよ。 うがいが上手でなくてもまずは手洗いや咳エチケット、3密を避けることで感染対策になります。
感染症対策を継続しよう!
2020年5月14日、東京都、大阪府など8都道府県を除く、39県で緊急事態宣言が解除されました。それに続いて、感染者が特に多かった8都道府県についても5月末に緊急事態宣言が解除されました。
しかし、東京を中心に人の行き来が出てきたことで、7月には1日の感染者が過去最高となってしまいました。手洗いを中心とする感染対策、可能な範囲で人混みを避ける対策は、今後も年単位で必要になっていきます。これらの対策は新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザやノロウイルスの流行防止にも役立つので、それぞれができる範囲で継続していくと良いでしょう。