dデリバリーのパーティーメニューで子どもたちを笑顔に♪
ある小学4年生の男の子はこの日が初めてでした。夏休み中、お母さんは働いているので、一人でお昼ごはんを食べることが多いそう。でも、「やっぱり1人で食べるのは寂しい」とこの日、一人で来てくれたそうです。幼い弟たちのことや通っている塾のことなど、たくさんお話してくれました。
なかなか大人に悩みを相談できないという子どもたちも多いようですが、親でも先生でもないこども食堂のスタッフには食事を通じて心を開いて話せるのかもしれません。子どもたちから話を聞いていると、それぞれの家庭の事情が見えてくることもよくあるそうです。
パーティーはまだ終わらない! スペシャルなお楽しみ企画も
食事のあとにもお楽しみ。この日はなんと、シルバニアファミリーや野球盤など長く愛されるおもちゃを製造・販売しているエポック社がおもちゃを提供してくれました!
懐かしい野球盤やシルバニアファミリーの人形に大人も一緒になって大盛り上がりしました。
一緒に食事をした後ということもあり、こども同士も打ち解けて一緒に遊んでいました。
ひたすらボタンを押すだけというシンプルなゲームに大人も子どもも熱中。
初めて見る子も多い野球盤。世代を超えて男同士で盛り上がっていました。
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不安定なアイスクリームタワーにみんなで一喜一憂。
ママ世代には懐かしいシルバニアファミリーも。
こどもたちもNTTドコモの社員さん、みっとスタッフ、学生ボランティアの方々など多くの大人とおもちゃで遊べて満足そうでした。イベントの終了時間になると名残惜しそうにとどまりたがるこどもの姿も。
地域のこどもを”ゆるく”見守るこども食堂の役割とは
「今日はいつもと違った企画でこどもたちが大人と一緒に楽しめてよかったです」と語るのは みっと代表の村上由美さん。
開設した当初、みっとが運営されているのは世田谷の中でも行政支援対象家庭が比較的少ないとされている地域だったため、「子ども食堂になんて誰も来ない」と言われたそうです。
しかし、近隣の小学校や中学校にちらしを配布して呼びかけると、少しづつ食べに来るこどもが増加。
村上さんの暮らしている地域にもいろいろな事情で、ご飯を一人で食べている子どもが多くいることがわかり、こども食堂をやろうと決めたそうです。
「助けを必要とする人たちはこういう活動、場所があることを知らないケースが多いんです。