ホントに実現できる? “叱らない育児”を試してみて出た意外な結果とは
親として叱るべきだと感じられるとき以外は叱らない 、というシンプルなルールです。
「ママは、もう怒らないんだよね〜!」と嬉しそうな子どもたちでしたが、当初の私は(そのつもりだけど、今に叱らなきゃいけないことをしでかすんだろうな〜)と高を括っていました。
今まで散々叱られる毎日を送ってきた子どもたちが、突然お利口さんに変身するとは思ってもいなかったのです。
●1か月の“叱らない生活”を経て……
私の宣言は2月の中ごろで、叱らない生活はまもなく1か月を迎えようとしています。
私が本当に叱らずに過ごすことができたのか……結果は、子どもの年齢によって異なるものになりました。
●叱らざるを得なかった、3歳児
叱らない生活が最も困難だったのは、3歳になる末っ子です。
第一次反抗期真っ只中の彼女は、「あれイヤ」「これイヤ」「理由はないけどイヤ」という、何が正解なのかわからない要求が四六時中続く状態。
“できるだけ叱らない”というルールは守ったつもりですが、なにしろ他者へ迷惑をかける行動や、道路への飛び出しなど怪我や命に関わる行動もあり、結局は週に2〜3回ほどは叱らざるを得ませんでした。
●小2と年長は叱ることが1度もなかった!
最も驚いたのは、小2の長男と年長の次男を叱る機会が1度も訪れなかったというポイントです。
善悪の分別がつく年の彼らには、「今日からママはできるだけ叱らないけど、そのためには君たちの協力が不可欠。何が良くて何が悪いかを自分で考えてみよう 」と伝えて叱らない生活をスタートさせました。
“自分で考えて”と委ねたことが良かったのかもしれません。
これまで問答無用で私がジャッジしてきた問題を、子どもである彼らが判断するという工程には、今までにない誇らしさや楽しさを感じていたように見受けられました。
またこの結果には、私自身の変化も大きく関わっていると思います。
「叱らない」と宣言して以来、叱りそうになったときには“本当に叱る必要があることなのか”を考えるようになりました。その結果、これまで叱り飛ばしてきたことのほとんどが必要のないものだった と気がついたのです。
●毎日のように叱っているママ! (できるだけ)叱らない生活、おすすめです!
約1か月間を(できるだけ)叱らず過ごした私ですが、これから先もずっと叱らないでいることはあり得ないと考えています。