イジメの話題はNG? 学校や塾の“前期面談”で質問したい項目リスト
こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。
これからの時期、学校や塾などで前期面談・保護者面談などが行われます。
親は、「あんなこともこんなことも聞きたい」と思いを巡らしますよね。でも、実際に先生の目の前に座ると聞きたいことが聞けなかったという人は多いようです。
私は以前塾講師をしていましたので、先生として面談の場に立ったことがあります。そのときの経験を元にして、面談での質問内容のご提案をさせていただきたいと思います。
●知りたいことは何かを整理して
先生は面談のときに、授業態度や成績状況の大まかな部分を用意しています。
親は授業態度や成績状況の話を聞くと、たいていその後は相談形式になってしまう場合が多いのではないでしょうか。
相談することもすごく大切です。先生からアドバイスをもらえたりするのですから、そこはそのままで、もう少し詳しい話を聞くことができたらいいですよね。
ただ、時間が15~20分と限られています。そのため、相談に進む前に子どもの状況について具体的に質問しましょう。
質問したいことは、あらかじめ自宅で箇条書きにしていく ことをおすすめします。
●学校での面談の場合
学校での面談の場合、学校での様子や学習状況など多くのことを知りたいと思います。先生から「何か質問ありませんか?」と聞かれたときに質問しておきたい内容は以下の通りです。
【質問内容】
・自主勉強の内容はどうか?(ノートの使い方や学び方のズレがないか確認するため)
・子どもの授業態度で先生が気になっているところは?(子どもの様子をさらに詳しく聞きたいとき)
・先生が持つ子どもへの印象的な行動は?(先生がどのようにお子さんを見ているかわかります)
・クラスメイトとうまくやれているか?(子どもの様子でおかしいなと感じている人は、必ず聞くことをおすすめします)
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先生たちは、“いじめ”という言葉に大変敏感になっています。そのため、面談の場では具体的ないじめの事実がない限り、「いじめはないでしょうか?」などと聞かない ようにしましょう。
その代わり、「クラスメイトとうまくやれているか?」や「息子(娘)は普段、クラスでどのように過ごしているか?」などと聞いてみましょう。●塾での面談の場合
学習塾も学校と同様に、時間が限られていますので、質問内容を用意して行きます。