アナタは知ってる? “大雨特別警報”の正しい意味と発令時の対処法
平成29年7月九州北部豪雨災害において亡くなられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
全国的にムシムシと湿度が高い毎日が続いていますね。いかがお過ごしでしょうか?ママライターのパピルスです。
梅雨ですから、雨の日が多いとはいえ、近年は特に集中的に極端に多量の雨がふるケースが増えていますね。
先日の九州北部を襲った豪雨では、人的被害も出てしまい、いまだに避難を余儀なくされている方々もいらっしゃいます。
日本中のどこで発生してもおかしくない豪雨災害。テレビや新聞などの報道で、「特別大雨警報」という言葉を耳にされた方も多いと思いますが、「大雨警報」との違い、身を守るためにどんな対処をすればいいのか、ここで一度おさらいして、これから迎える台風シーズンに備えていただけたらと思います。
●気象庁の発表する大雨に関する気象警報・注意報の危険レベルとは?
まず、気象庁が発表する大雨に関する気象警報・注意報の危険レベルを見てみましょう。
【第1段階:大雨注意報】
大雨による土砂災害や浸水害が発生するおそれがあると予想したときに発表されます。
【第2段階:大雨警報】
大雨による重大な土砂災害や浸水害が発生するおそれがあると予想したときに発表されます。
【第3段階:特別大雨警報】
重大な土砂災害や浸水害が発生するおそれが著しく大きい 状況が予想されるときに発表されます。
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言葉の説明だけでは違いが分かりにくいかもしれませんが、“特別大雨警報”になると災害の発生する確率、災害の規模が一気に高まっているようなイメージが伝わってきます。
●特別大雨警報が発令されたときの経験談
特別大雨警報が発令された地域の方にそのときの様子を伺いました。
『雨の音がすごかったです。夜でしたが眠れないほどの音でした。家の外に出るのは恐怖を感じるくらいで、前が見えないほどの雨 でした』(平成25年台風第18号で福井、滋賀、京都の大雨の際に特別大雨警報が発表された地域にお住まいの女性/40代)
『雨の中、子どもを迎えに行きました。
道路の上を水が流れたり、排水溝から水が噴き出したりして、水路と道路の境目がよくわからないような感じになっていてびっくりしました。長靴を履いていたのですが、マンホールや格子の上で滑りやすく、意外に歩きにくくて、濡れてもいいからスニーカーの方がいい と感じました』(平成25年台風第18号で福井、滋賀、京都の大雨の際に特別大雨警報が発表された地域にお住まいの女性/40代)