女の子はマセてる? 子どもが“先生を好き”になったときの対処法
こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。
「先生のことが好き」というのは、いつの時代でもみられる題材ですね。
「先生が好きだから頑張る!」と学力面などの良い方向に向いてくれれば良いのですが、昨今、教師が生徒を“恋愛の対象”として見てしまい、逮捕されるという事件が多く報道されています。親にとっては、心配になって当然のことと思います。
子どもが「先生を好きになった」と知ったとき、親としてどのようなことをすればいいかという点を書くことにしました。
●先生が恋愛対象になってしまう理由
子どもが、年上の男性を恋愛対象として見てしまうことにはさまざまな理由があります。
女子の精神状態は、男子より早く発達します。
体の発達の面から見ても成長が早いですよね。
そのため、ホルモンも活発に分泌される傾向にあります。そこに、心理的な条件が合わされば、恋愛対象となってもおかしくはない のです。
以下、心理的な条件を紹介します。
●単純接触の原理
同じ人に何度も会っているうちに、その人に対して好意的になることを言います。
見ず知らずの人には警戒心を高くしますが、授業などで何度も顔を合わすことで警戒心は低くなっていきます。そうなれば好意的になりやすい ということです。
●外見評価の心理効果
外見という言葉の通り、見た目です。
「かっこいい」「スリム」「センスがいい」といった見た目が高評価の先生は、“わかりやすい魅力 ”を持ち合わせていると言えます。好意的に思うのは当然です。
●生理的興奮の心理効果
話をするときに相手の左側に立つことです。左側には心臓がある弱い部分ですので、ドキドキさせることにつながります。このドキドキが恋のドキドキと勘違いをしてしまうのです。
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紹介させていただいたのは、ほんの一部です。これだけでも恋心を持ってしまうことがお分かりになることと思います。
●気をつけさせなければならないのは“性の問題”
恋をしても、成績の向上や生活面の安定など、良い方向に向けば何の問題もないと思うことでしょう。
しかし、親が気をつけなくてはいけないのは、“性の問題”が絡んでくる部分です。今は、小学校の低学年でも、好きな先生が「衣類を取ってみて」と頼んだらやってしまうことがあるという現実に目を向けなければいけません。