これが少子化の原因!? ママたちが嘆く日本の不便すぎる育児事情3つ
しかも、それに入っておかないと本入園の願書提出時に徹夜で並ばなくてはならない ほど、残りの枠が少ないのだそう。
私のように途中から参戦するものにとっては非常に不利な制度 です。例えば、定員が60名の幼稚園で未就園児クラスの子どもが40名、仮に全員入園するとして、残り20名のうち“卒園児や在園児の兄妹枠”なるものがあるため、急に引っ越してきて願書を提出しようとするものは、残り僅かな(10名あるかないか)枠を争うため、徹夜で並ぶような異常事態が発生しているということなのです。
いよいよ、予告されていた二次募集が始まり、未就園児クラスへの申し込み当日。14時から受付開始にも関わらず、午前中から数名並んでいる……。定員は10名ということで焦りを感じ、私も子どもと12時頃から並ぶことにした。
残暑が厳しく、気温は30度をゆうに越えていました。大人でもつらいのですが、日陰に置いたベビーカーでの2時間は本当に子どもに申し訳なかった です。
「子どものために良い環境を」と願うのが親心ですが、実際子どもにこんなにツラい思いを強いてまで幼稚園の申し込みをしなければならない現実。どうにかならないものでしょうか』(30代/3歳の女の子の母)
これも非常にシビアな問題ですね。幼稚園の入園も“保活”同様熾烈な争いが繰り広げられている地域があるのが現実です。
そもそも、なぜ徹夜してまで願書を提出する必要があるのでしょうか? 徹夜で並んでいる間、子どもを見る大人がいない家庭はどうしたらよいのでしょう?
両親の仕事の都合や、家庭環境もさまざまですが、そんな中で不公平があってはならないと思います。
仕方なく“便利屋”を雇って並んでもらうという話も聞いたことがあります。こうなると、いかにコストをかけられるかの勝負みたいで、意味が分かりません。
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いかがでしたか?
「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きてんだ!」というドラマの某刑事の名台詞が聞こえてきそうな、この現実のエピソード。
日本を動かしている、霞ヶ関の会議室の皆さま方にこの声が届くことはあるのでしょうか。
日本の女性が子どもをたくさん産み育てていくことや、今より社会でもっと活躍していける社会になることは理想で、まだまだ遠い場所にあるような気がします。一歩でも近づくためにはリアルな当事者の目線が不可欠であると思う毎日です。