骨盤・黒豆・炭水化物も!? 実は効果がない“でたらめ”ダイエット法4つ
アントシアニンには抗酸化作用が含まれており、肌の老化や動脈硬化を防ぐ効果があります。
体を健康に保つための効果はありますが、脂肪を燃焼させたり代謝を上げたりといった効果はありません。つまり、“アントシアニン=痩せる”という簡単な図式にはならないということです。
結論としては、黒豆は摂取すると健康になれるが、痩せる効果はあまりない、ということになります。“黒豆ダイエット”を実践中の皆さん、他のダイエット法に変えてみてはいかがでしょうか。
●(3)炭水化物抜きダイエット
炭水化物抜きダイエットも要注意です。
これはもともとアメリカから持ち込まれたダイエット法ですが、日本でも大きなブームとなりました。
しかし、知っておかなければいけないのは、日本とアメリカの食文化事情 。
発祥国のアメリカでは、炭水化物というとフライドポテトやハンバーガー、甘いパンケーキなどの高カロリー食材を思い浮かべます。
実際、彼らはこれらの食材を多く摂取するため、それを制限することで痩せられた人が続出したということです。
一方、日本で炭水化物抜きダイエットのターゲットとなっているのは、“お米”。日本人は主食がお米ですから、これを制限すれば痩せられる!という風になってしまったのです。
結果、たしかにお米を抜いたことで多くの人はダイエットに成功しました。しかし、これはあくまでも一時的なものに過ぎません。
お米を抜いて痩せられるのは、グリコーゲンの減少とそれに結合している水分量の低下が原因です。
しかし、これは同時に筋肉量も減少するということであり、筋肉量が少なくなるとカロリーを消費しづらい体になってしまいます。
つまり、炭水化物抜きダイエットは、“一時的に体重を落として太りやすい体を作る ”ための準備なのです。
こうなるとリバウンドが怖いです。ダイエット経験者ならリバウンドの恐ろしさを知っていることと思いますから、炭水化物抜きダイエットは辞めたほうがいいでしょう。
●(4)“部分やせ”ダイエット
“部分やせ”という言葉、結構聞きますよね。
鏡を見たとき、なんか太ももだけ太い……なんかお腹だけたるんでる……と感じることがあるでしょう。そんなときには、こう思うものです。「ここだけ痩せないかな〜」。
そんな女性の夢を叶えるために生まれたのが“部分やせ”という概念。
全体的に痩せるのではなく、一か所に絞って痩せさせるというものです。