理想のお産に近づける!? バースプランを立てる意味とメリット
こんにちは、保育士でライターのyossyです。
近年、出産をするにあたって産院に『バースプラン 』を提出する人が増えています。
バースプランというのは、お産や入院に関する計画書のこと。
たとえば、陣痛・分娩時の医療行為や立ち合いについて、産後すぐのカンガルーケアについて、入院中の授乳・沐浴指導についてなどなど……。
しっかりバースプランを立てておくことで、さまざまなメリットがあるのです。
ここでは、バースプランを立てるメリットと、上手な立て方についてご紹介しましょう。
●バースプランは立てることに意味がある!
バースプランはあくまで“計画書”なので、実際には計画通りにいくとは限りません。
たとえば、「会陰切開をしないで欲しい」とバースプランに書いていても、切開せずにいたらひどく会陰が裂けてしまうような場合、切開せざるを得ないでしょう。
「入院中は母子同室で」と書いていても、想像以上に産後のママの体調が悪く、母子別室にしたくなるケースも考えられますね。
「計画通りいかないなら、立てなくてもいいんじゃない?」と思うかもしれません。
でも、バースプランを立てることで、以下のようなメリットがあります。
・自分の理想に近いお産がしやすくなる(医療者も介助しやすくなる)
・お産への心構えができ、不安が軽減する
・家族での話し合いをしたり、自分自身を見つめたりするきっかけになる
自分自身がどうしたいのか、どういうことが不安なのかをしっかりバースプランに書いておけば、医療者からフォローしてもらいやすくなるでしょう。
また、いざお産のときになってから、家族間で揉めてしまうケースもあります。
どういうお産が理想なのか を家族でしっかり話し合っておくことで、家族内の意見を聞くきっかけにもなりますね。
●恥ずかしがらなくてOK! 思っていることを正直に
出産にはデリケートな問題がたくさんつきまといます。プライベートな内容に関わってくることもあるでしょう。
しかし、言いづらいことこそ、はっきり言っておいたほうがいいものです。
読み手である医療者の立場を考えて書くことはもちろん大切ですが、はっきりと自分の言葉で書くことが重要。「恥ずかしい」とか、「こんなこと書いて怒られないかな……」などと思う必要はありません。
バースプランに書いたことを叶えるのが難しければ、医師や助産師、看護師等からその旨説明があるでしょう。