心理学者も提唱! “大人の塗り絵”がもたらす驚きのメンタルケア効果
塗り絵をすることで、楽しい世界に集中し、一時でも目の前の世界から離れることができるので、精神的な症状を薄れさせる効果 があると言われています。
●色使いをポイントにして効果をあげる
色彩心理学を応用すると、さらに効果を高めることができるのではないでしょうか。
暖色系を中心に使うことで心に温かみを加えて、心身共にエネルギーを湧き起こしやすくするのもいいですね。
逆に怒りや不満などがあるときには赤みの強い色を使うと、発散させることができます。
寒色系の色を中心に使う場合は、優しい色味を中心に使うことで冷静さを取り戻し、疲れを癒やしてくれます。
寒色系の色は、副交感神経の働きに効果があると言われています。リラックスしたいときに使うと心を落ち着けることができるようになります。
●おわりに
女性は家事育児に加え、仕事に家庭、周りの人との付き合いなど、たいへん多くのものを背負いこんで生活しています。
これではストレスが溜まっても解消する時間が取れないということもあるでしょう。
そんなときに少しの時間でも取り組める大人の塗り絵は、自分のメンタルケアに使えるツールとして位置づけてもいいのかもしれません。
今ではさまざまな模様や図柄の塗り絵がたくさん出ています。中には「ストレス解消のための塗り絵」というものもあります。
また、スマホなどでもできる塗り絵アプリも登場しています(個人的には、色鉛筆などを使って、実際に塗ることのできるものをおすすめします)。
自分のライフスタイルに合っていて楽しめそうという部分を基準にして選び、試してみてもいいのではないでしょうか。
【参考文献】
・『色彩心理学入門ーニュートンとゲーテの流れを追って』大山正・著
●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
●モデル/藤本順子(風悟くん)