『逃げ恥』にモヤモヤ!? 主婦がリアルな家事労働に抱える不満3つ
こんにちは。専業主婦歴10年、ママライターのあしださきです。
2016年下半期で最も話題を集めたドラマといえば、『逃げ恥』ですよね。
筆者も恋ダンスや星野源さん人気につられて見始めてから、すっかりハマってしまいました。
そして、どんどん夢中になっていく一方で、かわいらしい2人の恋の行方以上に気になって仕方がない“あること”に気がついたのです。
それに気がついてから、楽しいドラマを見ていてもちょっとした“不快感”のような感情と戦わなくてはいけない事態になってしまいました。
「今のモヤモヤを整理しなくては年を越せない!」との思いでこのコラムを書いた次第です。
それは、私たち主婦の生活からはかけ離れたファンタジーとも言える、“家事に給与が支払われている”という設定 についてなのです。
実際に家事代行業というものが存在していることは知っていますが、リアルな主婦にとっては自分一人で毎日行っている家事労働であり、当たり前の日常の作業です。
誰からも「良い仕事しているね」などと褒められもせず、誰からも「お疲れさま」などと労われもせず。それでも毎日頑張ってやっているのです。
以下、リサーチした主婦の声とともに、ドラマ『逃げ恥』のシチュエーションにツッコミを入れたくなる“リアルな不満”を3つご紹介します。
●(1)食事に「ノーコメント」ではもうへこみません
『朝は家族全員が時間に追われているので、全く会話のないまま食事しています。もちろん食事への感想なんて全くなしです。でももうそれごときではへこまない精神力が身についています。夕食は本来なら家族みんなで楽しく食べたいですが、生活リズムが違うのであまり揃って食べられない』(40代・小学生と中学生の子の母)
主人公が「食事にはノーコメントだが、全部食べているからマズくはないのだろう」と言うシーンがありましたが、向かい合って食事ができることだけでも十分であろう という感想を持ちました。
“食事への感想”の代わりに“お給料”を頂いているのですから!
●(2)家事は汚れる! 服も臭くなるから作業着が必須
『朝、家族全員の布団を干すとき、動きやすい服装でないと作業効率が上がりません。ゴミ置き場がよくカラスに荒らされるので、そのつどホウキと水の入ったバケツを持っていき掃除しています。とてもじゃないけれど“白い服”で家事はできないし、そのまま出かけられるような服とは別の作業着が必要。