それじゃ逆効果! 今すぐ見直すべき間違ったスキンケアのポイント3選
なぜなら、手の平で浴びせるように化粧水を塗布するだけでは、せっかくの成分がイマイチ浸透してくれないからです。
実際に同じ化粧水でも、手の平でつけるのとコットンでつけるのとでは、仕上がりのお肌のベタベタ感が違いますね。
手の平を使った方がベタベタするでしょう。ベタベタな分、潤っているように感じるかもしれませんが、これは浸透せずに肌表面に残っているだけです。
コットンを使った方が、お肌の内側まで浸透させやすいのです。
コットンにヒタヒタの化粧水を含ませて、上から下に丁寧にパッティングをしてみてください。
毛穴は下を向いているので、ここからどんどん化粧水が浸透していきます。
こうしてコットンで細かく丁寧にパッティングした後のお肌は、吸いつくような潤い肌になります。
これは内側までしっかり潤いが浸透した証拠ですね。
中には「コットンに化粧水が残るのがもったいないから、手を使う」という方もいます。
しかし、Webマガジン『OPENERS』に掲載されている岡部美代治さんの話によると、コットンに残るのは化粧水の不要な水分のみ。
つまり、必要な成分はしっかりお肌に届けることができているので、ムダにはなっていないということなのです。
インナードライ肌を防ぐためにも、コットンで丁寧に保湿ケアをしていきましょう。
●(3)乳液やクリームを省いてはダメ
お肌にはさまざまなタイプがありますが、中にはベタつきやすい脂性肌で悩まされる方もいらっしゃいます。
そのような方の場合、「ベタつくのが不快だから乳液・クリームは使わない」というケースが少なくありません。
けれど、「化粧水だけでおしまい」というスキンケアをしてしまうと、かえって脂性肌を悪化させてしまうことがあるのです。
スキンケアアイテムの役割を簡単に説明すると、化粧水は水分を与える役割、乳液やクリームは油分で水分の蒸発を防ぐ役割があります。
この油分を含むアイテムを省いてしまうと、せっかく与えた潤いが蒸発してしまうのです。そのため、お肌が乾燥した状態になり、「これ以上乾燥させてはいけない!」と皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
その結果、お肌の表面はベタベタ、内側はカラカラのインナードライ肌 が起こってしまうのですね。
そんな状態になるのを防ぐためにも、スキンケアの仕上げには、乳液やクリームといったアイテムでしっかり“フタ”をしましょう。