嫌なことが楽しみに変化! 子どものお風呂嫌いを克服するコツ3つ
そう、5時はもうすでに眠さも限界状態。
そんなA君ですが、ある暑い日の昼間、ベランダに作ったビニールプールで水遊びをしてご機嫌だったそう。そこで、ママはビニールプールにシャワージェルを投入してみたそうです。
普段なら泣き叫ぶお風呂と同じ匂いの泡に、A君は大はしゃぎ。お風呂では濡らすことすら拒絶する髪の毛も自分で泡だらけにして楽しんだそうです。
『お風呂はお風呂場で、寝る前とか夕方にっていう固定観念を捨てた ら、自分もAも楽になったわ』とのこと。
でもこれ、ほぼ常夏の国香港だからできるワザかも。日本の場合は、このセオリーも夏場限定でスタートしないと風邪をひきますね。
●(3)一人より二人
『「一緒にお風呂に入って行って!」って遊びにきた子には必ず声をかけたものよ』と語ってくれたのは、R君(当時2歳)のシンガポーリアンのママ。
日本人は家族が一緒にお風呂に入る、それもパパやママと子どもならごく当たり前の構図ですが、外国ではお風呂は一人で入るもの。これは、赤ちゃんのときから変わりません。
でも、R君のお風呂嫌いは、あるときお泊りにきた友だちが一緒に入ればハッピーだったことから、“一人でお風呂”が嫌だった と分かったのです。
それ以来、『昼間遊びに来てくれたお友達には必ず「お風呂に入って行って」と頼んでいるのよ』というわけ。
その後、弟が生まれたことで、R君のお風呂嫌いはほぼ完治しました。
●まとめとして
国が違えば考え方もお風呂の入り方も違ってくるんだなぁと感心したものです。
お風呂ギライの子どもに手を焼き頭を悩ませているパパママには、ぜひ参考にしていただきたいです。
また、日本人家庭のお子さんでもお風呂嫌いはいて、話を聞いてみると、子ども一人でお風呂に入らせているパターンが多いようです。
パパママとの楽しいお風呂タイムは子どもにとって安心できる時間であり、大切なスキンシップタイムです。有意義に過ごせるように工夫したいですね。
●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
●モデル/杉村智子(まさとくん)