学校任せはダメ!? 子どもの発達障害を疑ったときに相談できる窓口4つ
こんにちは、親子でADHD(注意欠陥・多動性障害)をやっています、ママライターの木村華子です。
息子の発達障害を疑ったのは、小学校へ入学してすぐのこと。
夏休み前に行われた担任と保護者の二者面談で、私は息子の発達障害を疑っていること、 そして受けることのできる支援や相談窓口があれば教えてほしい旨を伝えました。
ところが担任の口から発せられたのは、「発達障害だなんて!お母さん、そんなに思いつめなくても大丈夫ですよ」という慰め(?)の言葉。
結局その後一年間、何のアプローチもないまま息子の不得意は放置 されてしまいました。
当時の私は、「どんな支援があるのか分からない」「どこに相談すれば良いのか分からない」「そういう機関を利用する際には、学校を介さなければいけない気がする」などの疑問や思い込みから、「担任が気付いてくれなければ何もできない……」と動き出せずにいたのです。
今考えると、その時点で親としてしてあげられることがあったのだと分かります。
今回は、早期療育の大切さと、発達障害の相談窓口についてをお話しします。
「うちの子もしかして……」と思い始めたパパ・ママへ、いち早くお子様へのアクションを起こすヒントにお役立てください。
●早期療育の大切さ〜放置は二次障害の原因に!〜
2年生になったばかりのころ、新しい担任から療育センターへ行くことを勧められ、ようやく息子への支援が行われるようになりました。
発達障害を受け入れ支援に踏み切ることは、多くの親にとって勇気のいる決断ですが、息子の凹凸を考慮したアドバイスや指導により、私たち親子がこれまでの育児で乗り越えられなかった課題や問題が日々改善されていく様子 には、「もっと早く相談すれば良かった!」と思わせるだけのメリットがありました。
と同時に、カウンセリング・検査・相談等の過程で相談員の方や支援学級の先生から何度も聞かされた「早期療育が大切」という言葉に、親としての反省と後悔も感じています。
発達障害を放置し、適切な対応をせず過ごしていると、
・できないことを友人になじられたり
・先生や両親から怒られたり
・いくら頑張っても成功しなかったり
……という失敗経験を重ねて自己評価が低くなり、高い確率で別の障害(不安障害やうつ病、統合失調症など)を引き起こす原因になってしまう のだそうです。これを“二次障害”と言い、思春期の引きこもりや不登校、家庭内暴力、犯罪行為などにもつながると言われています。