子育て情報『飛び級で試合に出る息子が良く思われないのがつらいです問題』

2020年12月23日 16:54

飛び級で試合に出る息子が良く思われないのがつらいです問題

と子ども自身が監督に話すよう促してください。

そして、もし万が一、何でも言い合える対等な関係性を築けない監督さんであれば、クラブ(少年団)の代表の方に相談するなりしたほうがいいと思います。

■本来の「飛び級」とは。飛び級は試合に勝つための手段ではない

三つめ。ここが一番重要です。

「自分の力が及ばないことにイライラするのはやめましょう」

相談文のなかで、お母さんは「保護者のマウンティングのようなものにもうんざり」「3年生で試合に出ているうちの子に対していい気がしない方もいる」と書かれています。

飛び級の本質を理解しているクラブは、選手を飛び級させるときにさまざまな配慮をしています。飛ばせた学年の選手や親に対しチームの方針を説明します。
そして、配慮をするクラブは、試合に勝つために飛び級をさせるわけではありません。

例えば、3年生のなかでプレーしていても物足らない子どもを上の学年とやらせることで力をつけるといった目的があります。そこを親御さんたちに理解してもらいます。

ところが、息子さんが所属しているクラブは恐らくそういった配慮が足らないようです。試合に勝つために息子さんを上の学年の試合に出しているように見受けられます。だから、ケガをしていて足を引きずっていてもそのまま出場させたのでしょう。

チームに問題があるのですから、保護者達が混乱するのは当然です。それに、他の親御さんがマウンティングしてくることをお母さんは止められません。


■親が子どものプレーを決めて実行することなど不可能

さらにいえば、6年生のお母さんとの会話を垣間見る限り、このクラブの保護者の皆さんは子どもを主体に考えていないようです。

その親御さんにどうしたいのかと聞くと「あなたの子からパスをもらってシュートを決めたい」と言われたようですが、親がどうしたいかを決めて、子どもにそれを実行させるのでしょうか。

どうしたいかは子どもが決めて判断することです。親御さんはただただ見守っていれば良いと思います。プレーするのは子どもですから、親がどんな声がけをしようが、どんな作戦を授けようが、そこに力は及びません。

それについては、このコーナーにも質問が多く寄せられます。試合前にどんな言葉がけをしたら、100%の力が出せるか?
子どもがサッカーを上手くなるには親は何をしたらいいか?

みなさん必死です。

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