ただ走るのではなく、自分をチームにどう生かすかを考えて走るとプレーの質が上がる! 文武両道の女子サッカー選手が語る「考える」ことの大切さ
お父さん、お母さんは、少しでも子どもたちががんばろうと思えるような声掛けをしてあげられたらいいのかなと思います。私は、親の方から『良かったね』と言われる前に『あのプレー、良かったよね?』など自ら言って、誉め言葉をもらい、自分の機嫌を取っていたこともありました。これもサッカーを楽しむための一つのスキルだと思います」
■社会人になると、自分の未来を自分で決めるようになる
新設されたWEリーグ、大宮アルディージャVENTUSでの活動について尋ねると、率直に話してくれました。
「大学生までは小学校6年間、中高3年間、大学4年間とスパンが決められていたので、サッカーをやめるタイミングがわかりやすかったですが、社会人になると、それがなくなります。いつまでサッカーを続けるのかを、自分で決めるようになりますし、選択の重みも増します。自分自身納得いくような生活をしながら、サッカーと私生活に向き合っていきたいです」
子どもの頃から文武両道を追求し、ピッチの中でも結果を残してきた村上選手。WEリーグという新たなチャレンジの舞台に立つ彼女の、今後の活躍が楽しみです。