2022年8月24日 22:01
「親、コーチ、チームメイトがいるからサッカーができる」選抜チームを8位に導いた播戸竜二さんが子ども達に伝えた感謝の心
千葉県のフクダ電子スクエア/フィールドで開催中の、U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2022。大会3日目は、ラウンド16と準々決勝が行われました。
準々決勝終了後、大和ハウスDREAMSを率いる播戸竜二監督にお話をうかがいました。
元気で明るく、勝負にこだわるチームを作り、選抜チームをワーチャレ史上初となるベスト8に導いた播戸監督は、子どもたちと過ごした4日間で何を感じたのでしょうか?
(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)
播戸竜二さんが監督を務めた大和ハウスDREAMSは選抜チーム史上初のベスト8進出(C)新井賢一
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■4日間チームとして戦ってくれたみんなに「ありがとう」
――前回に続き、二度目の監督でした。大会を振り返って、感想をお願いします。
前回は「楽しみながら、みんなで戦う」をテーマにしていました。それを経て、今回は勝負に徹するというか、結果にこだわってやろうという話をしました。なるべく全員を試合に出そうとする中で、状況によっては出られない選手もいます。
僕自身、現役時代は常にスタメンで出て、順風満帆にプレーしたタイプではなかったので、試合に出られない選手の気持ちもわかります。
その中で、試合に出ている選手は、出ていない選手の気持ちを背負って戦うことや、チーム全体で戦うことを意識して、このチームを作りました。4日間という短い時間でしたが、選手はみんな戦う気持ちを押し出して、プレーしてくれたと思います。試合が終わった後、みんなに「ありがとう」と言いました。
■大会史上初、選抜チームがベスト8進出
――選抜チームの過去最高位はベスト16でしたが、播戸さんのチームはベスト8進出。歴史を塗り替えました。
選抜チームでベスト8に行けたことは、選手にとって大きな自信になったと思います。僕自身も結果にこだわってきた中で、この成績を残すことができたので良かったです。
チームづくりの大変さや難しさを学ぶことができて、最高の経験になりました。
4日間しか一緒にいない選抜チームとは思えないほど選手同士意見を出し合い、チームとして連携を高めていた(C)新井賢一
――子どもたちには、どのようなことが伝わったと思いますか?
これはオシムさんが言っていたことなのですが、サッカーは人生そのものです。