子育て情報『遠藤航を輩出した湘南ベルマーレのアカデミーが「ただプロになればいいわけではない」「U-12から主体性が大事」と語る理由』

2022年8月30日 15:40

遠藤航を輩出した湘南ベルマーレのアカデミーが「ただプロになればいいわけではない」「U-12から主体性が大事」と語る理由

U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2022で、ベスト4に進出したのが湘南ベルマーレアカデミー選抜です。攻守にバランスのとれたチームで、準々決勝では播戸竜二監督率いる大和ハウスDREAMSを撃破しました。

準決勝では、優勝を果たしたmalva future selectに1対3で敗れましたが、選手個々の能力を活かした戦いでベスト4に輝きました。

湘南ベルマーレアカデミーでは、どのような考えのもとに選手を育成しているのでしょうか?

チームを率いる太田隆一監督(以下、太田)と、エースとして攻撃を牽引した、背番号10番の末廣大翔選手(以下、末廣)、守備の要として活躍した背番号13番の建脇獅音選手(以下、建脇)に、準決勝終了後に話を聞きました。
(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)

目次

・クラブのOB・遠藤航のように1対1のデュエルはこだわる
・ただプロになればいいわけではない、長く活躍するためにはU-12年代から主体性が必要な理由
・ピッチに立った瞬間から研ぎ澄まされた状態を作らないと痛い目に遭う
・大会を通じて、サイドへのボール展開など試合運びの面で成長も


遠藤航を輩出した湘南ベルマーレのアカデミーが「ただプロになればいいわけではない」「U-12から主体性が大事」と語る理由

常に全力を尽くす湘南スタイルで戦い抜いた湘南ベルマーレアカデミー選抜(C)新井賢一

<<関連記事:バルサのPKを3連続ストップで勝ち上がったヴィッセル神戸を制し、malvaスクール選抜が優勝

■クラブのOB・遠藤航のように1対1のデュエルはこだわる

――準決勝は1対3の結果でした。試合の感想をお願いします。

太田前々から理解はしていましたが、マルバさんの高いスキルは素晴らしかった。完敗です。


――ハーフタイムにもっと戦うこと、局面のプレーを頑張ろうという話をしていました。後半の立ち上がりはその姿勢を見せて、1点返しましたね。

太田連戦ということで疲労はあったと思いますが、湘南ベルマーレとしては、常に全力を尽くす、100%を出すことはアカデミーからトップまで一貫してやっていることです。その部分で、前半の入りは少し残念でした。

――ベルマーレの育成について聞かせてください。ジュニア年代で大事にしていることは、どのようなことでしょうか?

太田クラブとして「湘南スタイル」がありますので、最終的にそれをトッププロとして表現できる選手を育成したいと思っています。そのベースを作るジュニア年代では、インテリジェンスやテクニカルな部分、100%を出し切るところは意識しています。

あと、OBである遠藤航選手がドイツでデュエル王になっているように、1対1のデュエルはこだわってやっています。
準決勝では出し切れませんでしたが、そこの重要性は、育成年代でしっかりと伝えていきたいと思っています。

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