アウトプットのタイプによって書き方が違うから「うちの子上手く書けてない」とへコまない! タイプ別サッカーノート、野球ノートの書き方のコツ
と目標達成時の自分をイメージさせる、そんな導きがおすすめです。
前述のことからわかるように、独立タイプはサカイクサッカーノートでいうと「なりたい自分にちかづこう」のページが大好き。このページを書く時はイキイキとしますし、努力の糧にしてくれます。
<直感タイプ>
本番に強く、振り返りが苦手な直感タイプ。感情や考えを言語化せずに自分の頭の中に置いておくので「ノートに言葉を書く」ことは大の苦手です。どうにか書いたとしても、あとから読むことすらしたがらないケースも......。そもそも文章を読むことが得意ではなく、説明書や資料の文章を読むよりも図解を見たりオーディブルなどのように耳から情報を得るほうが理解しやすいタイプでもあります。
直感タイプは、ノートにキーワードだけを記すだけでも合格点。
短い一言だとしても、彼らの頭の中にはイメージや気持ちがしっかりあることを理解してあげましょう。
とはいえ、サッカー/野球ノートは指導者とのコミュニケーションツールでもあります。「短すぎる!」と注意するのではなく、「自分はわかっていると思うけど、それだけだとやっぱり監督やコーチはわかりにくいから補足説明してくれる?」など、彼らの特徴を否定せずに働きかけてみてください。
■3タイプ共通なのは「他人のノートと比較しない」ということ
ノートは親から見て、子どもの考えや成長がわかりやすい存在です。そのため、「あの子はあんなにぎっしり書けているのに、あなたはどうしてちゃんと書けないの」など、つい苦言を呈してしまいがちに。ですが、3つのタイプからわかるように、たとえ単文ばかりでも考えはしっかりある直感タイプや、自分の良いところを自ら発信するのが苦手な共感タイプなどもいて、「ノートをしっかり書けているかどうか」はあまり重視しなくてもいいことがわかります。
他人との比較ではなく、「過去の子どもと今の子どもの比較で、成長しているところを褒めてあげること」がノートを最大限に活用するための最も有効な方法です。
■子どもはあなたの所有物ではなく「一人の個性ある人」。特徴を捉えれば関係性が良好に
ここまで3回にわたり、人が生まれながらに持つ特徴を3タイプに分け、それぞれの考え方や言葉の受け取り方、アウトプットのしかたの違いを詳しく解説してきました。
「我が子であっても自分とは違うとはよく言われますが、具体的にどこがどう違うかと言われるとわからない人は多いはず。