子育て情報『中学以降も部活じゃなくクラブチームでやりたいが、試合に出るためには今よりレベルが低いクラブに行った方がいいのか問題』

2023年9月6日 20:00

中学以降も部活じゃなくクラブチームでやりたいが、試合に出るためには今よりレベルが低いクラブに行った方がいいのか問題

大切なわが子ですし、なるべくならその子にとって良い環境でやらせたいと思うのが親心です。よって進路選びについて「親としてどうすればいいのか?」と悩むのでしょう。私もサッカーをしていた長男、長女二人とともに生きてきたのでお気持ちはわかります。

そこで3つアドバイスさせてください。

■アドバイス①進路を自己決定させることが親にとって最も重要な振る舞い

ひとつめ。とにもかくにも息子さんに任せることです。

お母さんからのメールを読むと、息子さんなりにきちんと自分で考えているように見えます。

今のチームで試合に出られていない。
そのチームのジュニアユースは1学年50人の大所帯だから試合に出られる可能性はほぼなさそう。よって、息子さんは少しレベルが下の他のクラブで考えているわけですよね。

「本当にそれでいいのか不安です」と書かれていますが、先のことをあれこれ考えても予測した通りに行くとは限りません。私が「それでいい」と思えるとすれば、息子さんがお母さんの意見に左右されることなく、自分の進路を自己決定できることです。万が一、今のクラブでそのままジュニアユースに行くと決めて、補欠のまま3年間過ごしたとしても「あのとき他のクラブへ行けばよかったのに」などと親は言ってはいけません。すべて本人の決定に委ね、結果云々ではなくそれを認めてあげること。そこが親の振る舞いで最も重要なことです。

なぜ、自己決定しなくていけないか。
それは親の考えや導きによって子どもが進路を決めてしまうと、その先で試合に出られなかったり、例えばいじめに遭うなど嫌なことが起きたときに「お母さんがこうしろって言ったから入ったのに」と親のせいにしがちだからです。サッカーのみならず、受験などで親が干渉しすぎてしまった先で苦難に陥る話は取材でたくさん聞いてきました。

「お母さんが僕(私の)の人生をめちゃくちゃにした」

そう言って子どもたちは泣きます。悪くすると激しい家庭内暴力につながることさえ少なくありません。大袈裟なと思わないでください。自己決定させなかった親にはそのような結末も待っていることは、ぜひ知っておいてください。干渉しないこと。息子さんの考えや決定を尊重することをぜひ心がけましょう。


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■アドバイス②親の振る舞いが子どもの印象を悪くすることもある

ふたつめ。

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