「背が低く、頭上を越されて失点してしまう」ゴールキーパーを頑張るお子様のお悩みに日本代表を育てたコーチが回答!
ジュニア年代の場合、ボールばかり見ながらプレーした結果、ゴールの中心から大きく外れた位置に立っていることもあるので、自分で自分の位置を確認できるように、普段の練習から目印を意識していただけたらと思います。
■まずはしっかり立つところから
Q:ジャンプ力をつけたいのですが、どのようなトレーニングをすればいいでしょうか?
A:小学生年代であれば、ジャンプトレーニングをするのは悪いことではないですが、他に目を向けるべきものがあると感じています。
まずは「しっかり立つこと」です。
- 猫背になっていたり、足のどちらかに体重がかかっていたりと、乱れた姿勢で立ってはいませんか?
- かかとを地面につけたまま、屈伸はできますか?
- 股関節の柔軟性は保たれていますか?
- 太ももの前と裏側、ふくらはぎに柔軟性はありますか?
正しく立つことができて、正しく屈伸ができれば、日々のボールに飛びつくトレーニングのなかで、ジャンプ力はつきますし、フィジカルも高まっていくと、僕は思います。
小学生年代は筋肉が発達する前段階なので、重いものを持ってジャンプするといった、プラスアルファのトレーニングは必要ないと思います。それよりも、体の動かし方や土台の部分に目を向けてみてはいかがでしょうか。
私の大学時代、周りにはバスケットボールやバレーボールの選手がたくさんいました。みんな185cm以上あるような環境でしたが、彼らに共通していたのは、体が大きいにも関わらず、スムーズに、きれいに動くことができていたことです。
ゴールキーパーも同じで、日常生活から背筋をしっかり伸ばして、みぞおちを斜め上に引き上げるようなイメージで、頭の上から糸で引っ張られるような立ち方、歩き方を意識してもらえると、良い姿勢になり、トレーニング効果も高まっていくのではないでしょうか。なにより、ゴールキーパーのトレーニングを楽しんでもらえたら、自然とジャンプ力も高まっていくと思います。
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