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【画像】世界の壁を越えるために、あのベテラン選手が見せた決意サッカー日本代表としても知られるGK・西川周作は7日、自身のインスタグラム(@shusaku_nishikawa)を更新した。「全力で世界とぶつかり、ベストを尽くした」と語る西川は、チームとして望む結果には届かなかったものの、「この経験を絶対に無駄にしない」と強い意志を明かした。さらに「4年後、再びクラブW杯の舞台に戻り、今度は世界に勝てるように進んでいきたい」と宣言。その言葉には、サポーターや家族、チームメイトの思いを背負いながら再び世界に挑むという覚悟がにじむ。【画像】「かっこよすぎる先輩」西川周作が結婚祝いに旅行プレゼント!大久保智明、山中湖で癒しの時間を満喫 この投稿をInstagramで見る 西川周作 Shusaku Nishikawa(@shusaku_nishikawa)がシェアした投稿 この投稿には「進化する西川周作」「4年後のCWCでゴールを守る西川選手に期待」といった、ファンからのエールが多数寄せられている。
2025年07月07日ゴールを守る最後の砦として、専門的なスキルとメンタルが求められるのが、ゴールキーパーというポジションです。ジュニア年代のゴールキーパーを、どのように育成すべきか----。そんな問いに答えてくれるのが、プロから子どもまで、幅広い指導経験を持つ松下太輔コーチです。松下コーチは2006年末までヴァンフォーレ甲府で選手としてプレーした後、指導者としてのキャリアをスタート。社会人クラブや星稜高校(石川)での経験を経て、ヴァンフォーレ甲府に戻り、2010年から2018年4月まで、トップチームのGKコーチを務めました。その後、ヴァンフォーレ甲府アカデミーでGKコーチのチーフとして、ジュニアからユースまでの育成カリキュラムを構築・実践。現在は日本文化大学で指導にあたっています。「幼稚園児から大学生、プロまで、ほぼすべての年代の指導経験があります」と穏やかに語る松下氏。今回は、7月末に開催予定のサカイクGKキャンプを前に、小学生年代のゴールキーパー育成に関する思いを聞きました。(取材・文鈴木智之)関連記事:ゴールキーパー練習に"テクダマ"を活用!テクダマ特有の「イレギュラー」と「ブレる軌道」がポイント■ゴールディフェンスからスペースディフェンスへ松下氏がゴールキーパーの指導で大切にしているのは、年代に合わせた段階的な育成です。「シュートストップは大前提として、小学生年代ではまず『ゴールディフェンス』(ゴールを守る技術)に重きを置きます。そして6年生くらいになると『スペースディフェンス』の基礎も教え始めます。相手のスルーパスに対する準備や、サイドからクロスが上がる時の正しい体の向きなど、ゴールを直接守るだけでなく、スペースを管理する技術も教えていくことが大切だと考えています」これは中学生になり、ピッチサイズとゴールが大きくなったときのギャップを埋めるための準備でもあります。「ゴールを守る観点から考えると、シュートストップだけではなく、相手にシュートを打たせる前にボールを奪うという意識も、11〜12歳くらいから少しずつ教えていきます」■「常に」考えるキーパーを育てる松下氏が強調するのは、ピッチ上で常に「考える」姿勢です。「キーパーは試合中、ピッチのどこを見るべきか、どの選手と連携を取るべきかなど、常に考え続ける必要があります。ボールが遠くにある時でも、ちょっと休憩ではなく、集中し続けることが大切です」例えば、味方が攻撃している場面でも、「もしこの瞬間にボールを奪われたら、最も危険なのはどこか」を考え、相手のストライカーをマークしているセンターバックとコミュニケーションを取るなど、先を考えて準備することの重要性を説きます。■サカイクGKキャンプで目指すこと7月末に開催予定のサカイクGKキャンプでは、基本技術の習得はもちろん、「考える力の育成にも力を入れたい」と松下氏は語ります。「キャンプでは基本技術を教えることはもちろん、トレーニングの間には映像を使ったミーティングも行います。そこで子どもたち同士がディスカッションする機会を作りたいです。『僕はこう思う』と、自分の意見を言葉にして伝えられるようになれば、チームに帰ったときに仲間からの信頼も高まります」また、参加者それぞれの課題にも丁寧に向き合う予定です。「ハイボールが苦手」「1対1の場面で飛び出すのが怖い」など、子どもたちが抱える具体的な悩みを一つでも解決できるよう、個別対応にも力を入れます。「キーパーの成長には、課題を一つずつ改善し、実戦で試し、失敗を次の成功につなげるというサイクルが大切です。このキャンプで、そのプロセスも体験してほしいですね」■キーパー仲間を増やそう最後に、サカイクGKキャンプへの参加を検討している子どもたちへ、温かいメッセージを送ります。「小学生の場合、チームにキーパーが2、3人しかいないことが多いと思います。まずは『キーパー仲間を増やそう』という気持ちで、気軽に参加してみてください。同じ悩みを持つ仲間と出会い、『そういう問題、僕も経験したことがある』と共感し合い、一緒に解決策を見つける場にしたいです」松下コーチは「一方的に教える」というスタンスではなく、「子どもたち自身が、課題を解決するための手助けをする」という姿勢で指導に臨むと言います。子どもたちの自主性を尊重しながらも、プロの目線から的確なアドバイスを提供する。そんな貴重な学びの機会になりそうです。サカイクGKキャンプは「ゴールキーパーをしている」「もっと上手くなりたい!」「成長したい!」と思う子にとって、Jクラブでの指導経験を持つコーチから直接学ぶことのできる、貴重な機会です。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。きっと、ひと夏の思い出以上に、サッカー選手として成長するきっかけとなる経験ができることでしょう。
2025年05月21日浦和レッズGKの西川周作が18日、Ⅹを更新した。【画像】西川周作の笑顔が光る!最高のチームと最高の準備を「予想以上のたくさんのアドバイスをありがとうございました。親切な気持ちに感謝です。全てメモして今後の楽しみにします(^^) 行ったり、オンラインで注文したりしてみんなで楽しみます☕︎ ありがとうございました」と綴った。これは、西川がファンに「おすすめの豆&お店があったらまたぜひ教えて」と別でポストしたところ、200件近くの返信があった。なお、全てをメモに取って参考にするとのことだが、返信をくれたファンの気持ちを大切にする西川の人間性が表れているのではないだろうか。予想以上のたくさんのアドバイスをありがとうございました‼️‼️親切な気持ちに感謝です♂️全てメモして今後の楽しみにします(^^)行ったり、オンラインで注文したりしてみんなで楽しみます☕︎ありがとうございました — ⚽️西川周作⚽️ (@SHUSAKU_1) May 18, 2025 この投稿にファンからは「シアトル自体もカフェ文化の街(ご存知スタバ1号店)なんで、スタッフのどなたかに現地で頼んでみては如何でしょうか?」「めちゃくちゃかわいい笑笑笑」といったコメントが寄せられている。
2025年05月19日元サッカー日本代表GKの南雄太が12日、Ⅹを更新した。【画像】元サッカー日本代表・南雄太、解説者1年目を終えて「お聞き苦しい部分も多々あったと思いますが…」と反省しつつ関係者に感謝「そしてJリーグの解説は今季からなんとJ1の試合を担当させて頂く事になりました J1解説デビュー戦は今週土曜日の開幕戦、横浜FC-FC東京戦になります! 昨年も組ませて頂いたTBSの齋藤アナとのセットになります! 両チームサポーターの皆様どうぞよろしくお願いします!」と綴り、2枚の写真をアップ。南は、2023年シーズンをもって現役を引退し、昨年から解説者としてデビューしている。そしてJリーグの解説は今季からなんとJ1の試合を担当させて頂く事になりました️J1解説デビュー戦は今週土曜日の開幕戦、横浜FC-FC東京戦になります!昨年も組ませて頂いたTBSの齋藤アナとのセットになります!両チームサポーターの皆様どうぞよろしくお願いします! #dazn #横浜FC #FC東京 pic.twitter.com/z5NHubjOd0 — 南雄太 (@south0018) February 12, 2025 この投稿にファンからは「誠におめでとうございます!また楽しみが増えました。」「わーいっ」といったコメントが寄せられている。
2025年02月12日元サッカー日本代表GKの西川周作が6日、Ⅹを更新した。【画像】浦和レッズGK 西川周作、浦和レディースの皇后杯優勝に「素晴らしいサポート」とサポーターに感謝!「お知らせ 昨年みなさんにアンケート調査をさせてもらい、その結果!デリカD:5のBLACK Editionに。ついに僕もデリカファミリーの仲間入りをしました。これから共に楽しい旅をしていきたいと思います。力強い走り、居心地の良い車内。これからカスタムとかもして楽しみたいと思います!」と綴り、2枚の写真をアップ。ちなみに西川が選んだ車種は特別仕様車として昨年11月から販売が開始されている。お知らせ昨年みなさんにアンケート調査をさせてもらい、その結果!デリカD:5のBLACK Editionについに僕もデリカファミリーの仲間入りをしましたこれから共に楽しい旅をしていきたいと思います。力強い走り、居心地の良い車内。これからカスタムとかもして楽しみたいと思います! #PR pic.twitter.com/7YK5w2k4EY — ⚽️西川周作⚽️ (@SHUSAKU_1) February 6, 2025 この投稿にファンからは「かっこいいですね。ドライブ投稿も楽しみにしています。」「今年も浦和の守護神をよろしくお願いいたします」といったコメントが寄せられている。
2025年02月07日元JリーガーでGKコーチの南雄太が6日、自身のインスタグラムを更新。【画像】南雄太、引退試合のベンチコートを能登へ寄贈『支援の輪が広がることを願って』横浜FCで開校した自身のゴールキーパースクールのセレクション開催を告知した。南は「新学期から5・6年生になる方を対象に、2月15日(土)19:00~20:30 @横浜FC・LEOCトレーニングセンターでセレクションを開催します!」とアナウンス。昨年の初年度メンバーから横浜FCジュニアユースに合格したGKが出たことを報告し、「自身の経験を基に作り上げたトレーニングメニューを徹底指導する」と熱い思いを語った。 この投稿をInstagramで見る 南 雄太(@yutaminami_official)がシェアした投稿 「上手くなりたい」という向上心のある若きゴールキーパーたちにとって、夢への第一歩となる貴重な機会となりそうだ。
2025年02月06日元サッカー日本代表で現浦和レッズの西川周作が26日、Ⅹを更新した。【画像】元サッカー日本代表GK 西川周作、お祭り男・槙野智章引退試合に「最高の時間でした!」「昨日も素晴らしいサポートに感謝。選手からしたら心強い、この刺激をもらえる日が待ち遠しい。さぁ今日もトレーニング頑張るぞ」と綴り、2枚の写真をアップ。昨日、第46回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会決勝が行われ、アルビレックス新潟レディースと対戦した浦和レディースが1-1の同点でもつれ込んだPK戦を制し、3大会ぶり2回目の優勝に輝いている。昨日も素晴らしいサポートに感謝選手からしたら心強いこの刺激をもらえる日が待ち遠しいさぁ‼️今日もトレーニング頑張るぞ️ @REDSLADIES #三菱重工浦和レッズレディース pic.twitter.com/gPoYfZySVv — ⚽️西川周作⚽️ (@SHUSAKU_1) January 25, 2025 この投稿にファンからは「白熱した試合が見れることを楽しみにしています」「選手のみが見れる、そして体感できる最っっっ高の眺めですよね」といったコメントが寄せられている。
2025年01月26日2024シーズン限りで現役を引退した元FC東京GK・児玉剛が21日、自身のSNSを更新した。【画像】柏木陽介、“DREAM MATCH 2025”に感謝の思い豪華メンバー集結で丸亀を熱狂させる「そろそろまた規律正しく肉体改造してやろうかと企んでいます。」と綴った児玉。今後の活動が固まってきたことを報告した。1月1日に引退を決意してから、20日近くトレーニングを行っていなかったという。ストイックな性格の児玉は、早くも次のステップへ動き出したいようだ。セカンドキャリアをどのように築いていくのか。今後の動向に注目である。引退を決めたのが1月1日。もう20日近くトレーニングしてません。体ゆるゆるで自分でも嫌気がさしてきました。これからの活動も段々と固まってきた中で、そろそろまた規律正しく肉体改造してやろうかと企んでいます。なにやろうかな。— 児玉 剛 (@Tsuyoshi30) January 21, 2025 この投稿には多くのいいねが寄せられている。
2025年01月21日ゴールに迫るほど視線がGKにフォーカスしてしまうのか、真正面に蹴ってキャッチされてしまう。焦って強いシュートを蹴るよりも、空いているほうにシュートしたほうがゴールできるよ、と伝えているが中々難しい......。というご相談。ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上のあらゆる年代の子どもたちを指導してきた池上正さんが、オシムさんが実践していた方法も交えアドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)サッカー少年少女が自ら伸びる親のかかわりかたLINEで配信中>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<公式戦が終わってから中学入学までの指導、何をすればいい?中学に向けて11人制の準備をしたほうがいいのか教えて<お父さんコーチからの質問>子どもが通っている小学校のクラブで保護者兼コーチをしています(担当はU-10)。隣に保育園があって、未就学児も一緒に練習しています。高校までサッカーをしていたのでわが子をきっかけにサッカーに携われて嬉しいです。でも自分がプレーするのと教えるのは難しさが違いますね。相談したいのは、シュートするときにキーパーがいないところ(空いているところ)に蹴ることを意識させることです。キーパーとの距離が近づくほど、視線がキーパーにフォーカスしてしまうのか、真正面に蹴ってキャッチされる子が多いです。焦って強いボールを蹴らなくてもゴールはできるから、空いてるところ(取られないところ)に蹴ろうね、とは言っているのですが......。中学年ぐらいだと、脳や体の発達的にも無理はないのかもしれませんが、視線と足元の動きを別にする、というか広い視野をもって判断できるようになるにはどうしたらいいでしょうか。<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。キーパーの正面に蹴ってくる子どもは多いです。おっしゃるとおりです。■空いているところに蹴ればゴールになる、という感覚を養うのが大事コーチから「(ゴールの)空いているところに蹴ろう」といったアドバイスはして良いと思います。強いボールを蹴らなくても、空いているところに蹴ればゴールになるよ、と。その感覚を養うことが大切です。子どもたちは、決めたいのでシュートを打つ瞬間、どうしても力んでしまいますから。そのことも考慮して、4年生くらいであれば「あわてずに最後までよく見てごらん」と言ってあげてください。シュート練習でコーチがキーパー役を務めてあげてもいいでしょう。来たボールを単にセーブするのではなく、例えば蹴る瞬間に左右のどちらかに動いてあげてください。コーチが動いたほうと逆の、大きく空いたほうに蹴るよう指導します。その場合、年齢が低ければなるべく大きく動く。高学年なら打つ瞬間に小さく動く。そうやって難易度を調節してあげてください。サッカー少年少女が自ら伸びる親のかかわりかたLINEで配信中>>■オシムさんも実践していた、関節視野でボールをとらえる練習法似たような練習、といってもプロなのでより高度ですが、オシムさんもジェフの選手たちにさせていました。ギャラリーが多いとさまざまな試みを見せてくれるのですが、ある日ポストシュートの練習を始めました。オシムさんがゴール裏に立ち、選手に「私が指さしたところにシュートを打ち込みなさい」と命じました。そして、選手がシュート動作に入る瞬間、人差し指を上下左右に振って、シュートを突き刺す場所を指示するのです。すると、当時ジェフのエースFWだった崔竜洙(チェ・ヨンス)ら外国人選手たちは全員間違いなく、ノッキングを起こさずなめらかなシュート動作を見せました。ノッキングとは、走ってきて合図が出て蹴るまでに、一瞬躊躇して止まることを指します。外国人選手と違って、当時の日本人選手たちはノッキングしてしまう。動作がぎくしゃくするのです。つまり、外国人選手たちはオシムさんを見ながら、間接視野でボールを見ていましたが、日本人はそれができませんでした。■ゴールを2つ置いて判断させる練習法もうひとつ、子どもにわかりやすいメニューを紹介しましょう。子ども用の小さなゴールを2つ置きます。その真ん中にキーパーがひとり立ちます。子どもたちに「さあ、どっちのゴールにシュートを打ち込みますか?」と言って順番に蹴っていきます。4年生くらいなら、ゴールとゴールの間を1メートル弱ほど空けるといいでしょう。そのくらいならキーパーも守れるかもしれません。ゴールが左右2つあるので、子どもたちにとって判断しやすくなります。真ん中に蹴らずにすみます。キーパーだけが守らなくてもいい。みんなで交代にキーパーをやってどんどんシュートすればいいでしょう。■日常ではしない動きで神経機能を高め、眠っている能力を活性化加えて、ご相談文にある「視線と足元の動きを別にする」という視点は、神経系が発達する小学生にはとても重要です。この神経系の機能を高めるには「ライフキネティック」が有効です。ライフキネティックは世界最先端の脳トレと言われ、ドイツ人のホルスト・ルッツが独自に開発した「運動、知覚、認知を組み合わせたエクササイズ」です。ライフキネティックの運動メニューは、例えば右手と左手で違う動きをさせるなど、年齢や体力に関係なく、誰でも楽しくできるのが特長です。日常ではやらないような動きをすることで、神経細胞間に新しいつながりを作り出す。つまり、眠っている能力を活性化します。そうやってシナプスを増やすことで、情報処理の速度が高まると考えられています。■鬼ごっこなど昔の遊びも神経系の機能を高めるのに効果的神経系の発達を促すメニューは専門書などで入手できますが、いわゆる「昔遊び」をいっぱいしている子どもたちは神経系が優れています。代表的なものが「鬼ごっこ」でしょう。鬼として追いかけるとき、鬼から逃げるとき。相手の動きを予測して反応したり、相手を騙したり、そんなことを私たちや親世代の方々は子どものころからしてきたはずです。しかも、地面がでこぼこしていたり、雑草が生えている原っぱだったり、田んぼだったりしました。そういった経験そのものが、ライフキネティックと同様の効果を生んでいたわけです。フランスでは、小学校にクライミングウォールを設置し、子どもたちが遊んでいます。が、そこには遊びの中で自然に子どもたちの神経系を高め、体のバランスを整えようという狙いもありそうです。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■ユルゲン・クロップ監督も実践!神経系はある程度大きくなってからも鍛えられる(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)前述したように神経系は子どもや若年層で鍛えるものという考え方がありましたが、ユルゲン・クロップ監督がライフキネティックを導入して成功させました。ブンデスリーガで、成人のプロ選手たちのトレーニングにこのメニューを取り入れたのです。大人でも訓練すれば鍛えられるのです。日本でもライフキネティックのトレーナーが育っているようですし、取り入れているクラブも増えています。そんなことも参考にして、子どもの力を伸ばしてあげてください。池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2024年11月29日コーチからの指摘に「だって、~が悪い」「あれは、~だから仕方ない」と言い訳ばかりで聞き入れない息子。自分も身に覚えがあるし、大人であっても自分の短所を認めるのは難しい。だけど、そろそろ中学生だし、傾聴力を意識できるようになってほしい。どうかかわればいい?と悩むお父さんからのご相談。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの取材で得た知見をもとに、悩めるお父さんに3つのアドバイスを送ります。(構成・文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<サッカーに向いてない息子。親が他競技への転向を勧めてもいいのか問題サッカー少年少女が自ら伸びる親のかかわりかたLINEで配信中>><サッカーパパからのご相談>小学校6年生の子どもの父です。息子はGKをやっています。トレセンに選ばれるなど、GKとしての競技力はあるほうですが、足元の技術が低く、足でボールを扱う局面でミスを連発してしまうという課題があります。チームのコーチにも、トレセンのコーチにもいつもそれを指摘されています。「判断を早く!」「持ちすぎるな!」と。しかし、息子はいつも「だって、~が悪い」「あれは、~だから仕方ない」と言い訳ばかりで、アドバイスを聞き入れる姿勢はありません。かくいう自分も子どものころはいつも言い訳ばかりしていましたし、息子の性格は自分の性格を受け継いだのかもしれません。大人であっても、自分の短所を認めることは難しいものです。ただ、自分も大人になり過去を振り返ってみると、もっと周りのアドバイスに耳を傾けていれば、と後悔することも多々あります。この先々の人生においても、周りの意見に耳を傾けられるようになることは重要ではないかと思います。今は、試合や練習を見た際は「良かった点」と「課題」は端的に内容だけを伝えています。「課題」に返ってくる「言い訳」に対しては、特にコメントはしていません(妻は「言い訳するな」とお説教していますが)ただ、このままで良いのかという迷いはあります。 来年には中学生になりますし、そろそろ、傾聴力を意識できるようになっても良い頃ではないかと思います。反抗期に入りつつあるので、親のかかわり方は難しい時期ですが、どのように接するべきかアドバイスを頂けますでしょうか。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。ご相談の中で、お父さんのようにご自分と似た性格傾向があると打ち明けてくれる方は珍しいです。当然ながら、親子は顔や体つき、能力的な部分以外にパーソナリティも遺伝します。新たな視点を与えていただきありがたいです。三つほどアドバイスさせてください。■親は過去の栄光より失敗話を話してあげるようにしてひとつめ。息子さんに対し、ご自分の自慢話を控えましょう。一般的に親は子どもに「俺がお前くらいの頃は......」と過去の栄光を自慢しがちです。特に優秀な親御さんは「少年野球で最初は補欠だったけど自主練をして最後はエースになった」とか、「成績はいつもトップクラスだった」「大学受験のときは睡眠3時間で頑張った」などと、自身の武勇伝を子どもに言ってしまう。自慢する材料があったとしても、そこは能ある鷹は爪を隠すが如く胸にしまいましょう。その理由は、子どもにとって立派であればあるほど、不安をかき立てられるからです。どうしたって乗り越えられない。もう自分には伸びしろがない。「到底お父さんみたいにはなれない」と自己肯定感が下がります。特に、自我が確立する思春期以降は気をつけなくてはいけません。息子さんは12歳なので「前思春期」といって思春期の入り口です。自分と周りを比較して自分が何者であるかを見極めようとする自我を持ちつつあるいま、ぜひそこを意識して接しましょう。それよりもお父さんがやらかした話、つまり失敗談のほうが、子どもの自己肯定感は上がります。なぜならば「そんな失敗をしたのに、お父さんはちゃんと大人になって楽しそうに生きている。僕も大丈夫だ」と思えるからです。そうすれば家庭は子どもにとって安全基地になりえます。子育てセミナーでそんな話をしたら、一度「ちゃらんぽらんでも生きていけるって勘違いしませんか?」と父親らしき男性に質問されたことがあります。そこで「生まれたときからずっと接してきた親がどれだけ仕事を頑張っているか、真面目なのか、努力家なのか、優しいのかなど、お子さんは親を見ています。十分知っています。お子さんとの時間と、お子さんの力を信じましょうよ」と話したら、質問された方は深くうなずいていました。しかも、お父さんは相談文に「自分も大人になり過去を振り返ってみると、もっと周りのアドバイスに耳を傾けていればと後悔する」と書かれています。であれば、そのことを率直に伝えるといいでしょう。あのときこう言われたときに、こうしていれば、もっとこうなったかもしれないと。それなりに生きて来たけれど後悔もある。あくまでどうするのかを選ぶのは君だけど、親がそんな後悔を抱えていることは知っていてくれ。そんなふうに伝えてはいかがでしょうか。■抽象的な言葉を伝えるだけでは反抗するだけあれこれ世話を焼かないことふたつめは、あれこれ世話を焼かないこと。親は子どもに自分と似た短所を発見すると、いら立つものです。多くの大人は自分の悪いところを自認していますが、目の前で似たわが子を見るとそれを見せつけられるようで嫌悪感が湧き出るようです。短所は長所でもあります。息子さんがアドバイスを受け入れられず言い訳ばかりしているのは自尊心、プライドが強い表れかもしれません。世話を焼かれたくない。ある意味「自分を持っている」とも言えます。大人の言うことを聞けば「素直でいい子」と言われますが、流されやすく自分がないとも言えそうです。親としてはイライラせず、ぜひたくさん失敗させてください。奥様は「言い訳するな」と説教をしているようですが、〇〇するなと否定したり、謙虚になれなどと抽象的な言葉を伝えるだけでは、お父さんが書かれたようにこの先思春期になって反抗するだけです。試合や練習の「良かった点」と「課題」など、12歳であれば自分でわかっています。わかっていることを親に言われると腹立たしいものです。息子さんには「わからないことがあれば言って来て。いつでも相談に乗るよ」とだけ伝えて何も言わないこと。息子さんのことは、息子さんに任せることです。■本人が気づかなくては始まらない親は自立させる環境を整えて(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)三つめは、自立させる環境を整えることです。「このままで良いのかという迷いはあります」とありますが、「このままでいいのか?」と本人が気づかなくては何も始まりません。親の役目は、子どもをジャッジするのではなく、子ども自身が自分の中にエネルギーを蓄えられる環境を整えることです。エネルギーがなければ自分の足ですっと立てません。その鍵は「安心・安全」。両親はそこそこ夫婦仲も良く、家庭はリラックスできて安心で安全。どうすれば、自立を妨げない子育てができるかを奥様とともに考えてください。そう考えると、親の役目は運動部活動のマネージャーみたいなものかもしれません。野球部やサッカー部のマネージャーは、選手が自分たちで決めた目標に立ち向かえるようサポートします。選手に「絶対3割打て」とか「居残り練習をやれ」なんて指示しません。選手のエネルギーの創出、つまり力を発揮するのをただただ見守っています。そうやって、勝てばともに喜び、負ければともに泣く。親もそれでいいのです。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)ジャーナリスト。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』『東洋経済オンライン』などでスポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』(小学館)『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『部活があぶない』(講談社現代新書)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)『オシムの遺産彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著・小学館)『教えないスキルビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』(佐伯夕利子著・小学館新書)など企画構成者としてもヒット作が多く、指導者や保護者向けの講演も精力的に行っている。日本バスケットボール協会インテグリティ委員、沖縄県部活動改革推進委員、朝日新聞デジタルコメンテーター。1男1女の母。
2024年11月06日元日本代表GK・浦和レッズ 西川周作が28日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】浦和レッズ西川周作 海外挑戦の主将へ激励のメッセージ「昨日は緑区区民まつりにて、1日緑区長に任命してもらいました。」と綴り、3枚の写真をアップ。西川は、1日区長のたすきを手にしたショットを公開した。続けて「たくさんのファンの方に来てもらえてパワーもらいました‼️みなさんありがとうございました」と綴り、この投稿を締めくくった。 この投稿をInstagramで見る 西川周作 Shusaku Nishikawa(@shusaku_nishikawa)がシェアした投稿 この投稿にファンからは「区長おつかれさまでした」「すごい神対応でした写真やサインまでしてくれて本当にありがとうございます♂️マリノス戦全力で頑張ってください現地行きます」といったコメントが寄せられている。
2024年10月29日普段の環境とは違う雰囲気の中、サッカーに取り組むことができるサカイクキャンプ。うちの子も体験させておくべきかどうかと、悩まれている方も多いのではないでしょうか。今回、これまで5回キャンプ参加をしているハルトくん(小5)とお母さんにお話しをうかがいました。リピート参加の理由や参加後の変化について、ご紹介します。(取材・文木村芽久美)サッカー少年少女が自ら伸びる親のかかわりかたLINEで配信中>>サカイクキャンプでトレーニング中のハルトくん<<「褒める」も「叱る」も大事サッカーで子どもを伸ばすために必要な「叱る」の定義や適切な声掛けは?■自分で考える力を身につけて欲しいという想いが、参加のきっかけに大分県在住のハルトくんが初めてキャンプに参加したのは小学3年生の時。ご両親は大分から大阪までの遠さや費用を考えると、最初こそ悩まれたそうですが、サカイクキャンプの「自分で考える力」を身につけるという趣旨に強く惹かれたのだそうです。本人の意思を尊重しているご両親は、ハルトくんが少しでも躊躇するようだったら行かせるのをやめようと決めていたそうですが、キャンプの紹介動画を本人に見せ、「参加してみる?」と聞いたところ、躊躇することなく「行きたい」と答えたのだそうです。ハルトくんは双子の弟。お姉ちゃんは積極的な性格で、なんでも意欲的に取り組む一方、ハルトくんはどこに行くにもいつもお姉ちゃんの後を追うような性格で、消極的なのところが少し気になっていたのだとお母さんは言います。「サッカーの技術を身につけさせたいというよりは、自立して自分でしっかり歩いていけるような子になってほしい。私たちが一番大切に考えていることと、キャンプの趣旨が合っていたんです」サッカー少年少女が自ら伸びる親のかかわりかたLINEで配信中>>■初めて親元を離れ、最初の夜は布団の中で泣いたハルトくんは恥ずかしがり屋で、インタビュー中も少しずつ言葉を絞り出して話すようなタイプです。そんなハルトくんにとって、小学3年生で参加したこのキャンプが初めて家族から離れた宿泊経験で、初めはとても緊張したそうです。「最初の夜は、泣いたらしいんですよ。布団の中で」とお母さんは当時を振り返ります。ただキャンプ参加後、少しずつ変化が見られていったのだと言います。「学校でも人前で話したり、発表するのは苦手なタイプなんですが、全校集会で自分の目標を言うような場面で手を挙げたって話してくれて」とその成長を嬉しそうに語ってくれました。ハルトくんも「みんなとコミュニケーションが取れるようになった」と自身の変化について実感しているそう。■キャンプの仲間との楽しいコミュニケーション経験が、主体性につながるゴールキーパー経験者というお父さんの影響もあり、ハルトくんはチームでキーパーをしています。最初はボールを怖がってしまい、ゴールの前にただずっと突っ立っている感じだったのだそうですが、キャンプ後に変わってきたのだとお母さんは言います。ハルトくんも「試合中、後ろから声を出したり、仲間を鼓舞してあげられるようになった」と自信を持って教えてくれました。サカイクのゴールキーパーキャンプにも参加し、キーパーとしてのスキルアップにも意欲を見せている様子です。キャンプのどんなところが一番楽しいか聞いたところ、「最初は緊張するけど、みんなと仲良くできたりするのが楽しい」とハルトくんは言います。全国各地から初めて顔を合わせる者同士、次第に声をかけた方が、みんなと仲良くできていいと自分で気がついて、自発的に声かけができるようになったのだそうです。その経験がチームでも生かされ、試合中チーム内で声が出ていない時でも積極的に後ろから声を出せるようになったり、自信を持ってゴールを守ることができるようになり、PKも止められるようになってきたと教えてくれました。■参加回数を重ねることで見られた、子どもの持つ力サカイクキャンプでトレーニング中のハルトくんハルトくんのインタビューを聞き、サカイクキャンプの柏瀬コーチはその成長ぶりを喜び、当時のことを話してくれました。「キャンプの時には『色々な子に声をかけてね』と常に言っているんですが、 2回目、3回目参加の頃のハルトくんは、下級生にも声をかけてはいたものの、その頃はまだちょっとだけ大人の目を意識していた様子でした」ところが小学5年生の夏のキャンプ、コーチたちが子どもたちの様子をこっそり陰で見守っていた時、大人が見ていない環境の中で、ハルトくんが自発的に下級生や初めて参加した同学年の子たちに声をかけている姿が見られ、大きな成長を感じ、嬉しかったと言います。大人の意見が強く残りすぎないで欲しいと、コーチたちは子どもの力を信じて見守ることも大切にしているのだそうです。■コーチも太鼓判を押す、キャンプを通じて自分で積み上げてきた自信キャンプの帰り道、突然ハルトくんに「キャンプに参加させてくれてありがとう」と、ぼそっと言われたのだとか。今まで1回もそんなことを聞いたことがなかったので、お母さんはびっくりしたそうです。言葉にするのが苦手なハルトくんでしたが、コーチから(キャンプに)参加できるのは当たり前じゃないんだから感謝するんだよと言われ、その実感が湧いて言えたのではないかと嬉しそうに話してくれました。そんなハルトくんの将来的に目指す選手像は、「みんなに前向きな声をかけたり、ミスしたら励ましてあげられる、頼られるキーパーになりたい」のだそうです。柏瀬コーチは、感謝する気持ちが持てたり、落ち込んでいる仲間がいた時、前向きな声をかけてあげる・みんなに頼られる存在になりたいというのは、まさにキャンプでも伝えている「ライフスキル」であり、これからも自信を持って進んでいってほしいと太鼓判を押しています。「色々な地域の子と友達になれて楽しいから、キャンプはおすすめ」と言う、ハルトくん。この冬キャンプでも、みんなから頼られる存在となることでしょう。初キャンプに不安があって参加を躊躇している人がいるのであれば、ハルトくんのような先輩がいるから安心ですよ。ぜひこの冬、まずは気軽にキャンプ参加してみてはいかがでしょうか。サッカー少年少女が自ら伸びる親のかかわりかたLINEで配信中>>
2024年10月28日イタリア・セリエAのフィオレンティーナに所属する元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアが23日、自身のXを更新。【画像】UCL公式 スペインの神童ヤマルのCL初ゴールを取り上げる!「Continuiamo a costruire Forza Viola We continue to build(積み重ねていこうフォルツァ・ヴィオラ 積み重ねよう)」と綴り、4枚の写真を投稿した。日本時間22日、セリエA第5節でホームにラツィオを迎えた一戦で試合終了間際に獲得したPKで2-1と今季初勝利を収めたフィオレンティーナ。この日もゴールマウスを守った元スペイン代表守護神はここから一つずつ積み重ねていこうという意味のコメントを投稿。なかなか勝利まで遠かったが、ようやく手にしたリーグ戦初勝利。ここからの巻き返しをファンに誓った。Continuiamo a costruireForza Viola We continue to build pic.twitter.com/lBUkh7cR0q — David de Gea (@D_DeGea) September 22, 2024 この投稿には多くのファンからいいねとコメントが寄せられている。
2024年09月23日サカイク初のゴールキーパー向けキャンプとして、リピーター続出なのが、澤村公康コーチによるゴールキーパーキャンプです。日本代表のシュミット・ダニエル選手の恩師として知られ、サンフレッチェ広島時代には、日本代表の大迫敬介選手を開花させたことでも有名な、澤村コーチによるゴールキーパーキャンプは、2023年12月に開催予定です。サカイクでは、澤村コーチによる「良いGKになるためのポイント」を紹介中。※全4テーマ①失点しないコーチング(味方への指示)②失点しないためのポジショニング③プレーの反応速度を上げる(ステップワーク、プレー予測など)④状況判断能力を上げる※今回はこちらラストとなる今回は④の「状況判断能力を上げる」についての解説です。判断力を上げるために、どのようなことを心がければいいのでしょうか?ゴールキーパーとしてレベルアップしたい小学生に知ってもらいたい内容です。ぜひ保護者の方は記事の内容をお子さんにもかみ砕いて紹介してください。(取材・文鈴木智之)GKキャンプで選手たちと談笑する澤村コーチシュミット・ダニエル選手、大迫敬介選手を育てたGKコーチによるGKキャンプを開催関連記事:GKの反応速度を上げるために大事なのは「人間観察」!?プレーの反応速度を上げるために必要な要素とは■ゴール前での1対1、シュートをキャッチかセーブか、失点しないための状況判断を身につける今回のテーマは「状況判断能力を上げる」です。ゴール前で相手選手と1対1になった時に、どう対応すればいいのか。飛んできたボールに対して、キャッチをするのかパンチングをするのかなど、プレー中に判断をくだす場面はたくさんあります。相手選手と1対1になると、経験の浅いゴールキーパーほど「やばい」「失点のピンチだ」と思ってしまうのではないでしょうか。とくに、ゴールキーパーを始めたばかりのジュニア選手であれば、なおさらです。しかし澤村コーチは「相手選手とゴール前で1対1になることは、ゴールキーパーからするとチャンスです」と笑顔を見せます。「そこで止めると目立つことができますし、相手のチャンスを防いだ後は、こちらのチームに流れが来ることが多いです。1対1はピンチに見えますが、ゴールキーパーのプレーで試合の流れを変えるチャンスなのです」■GKはフィールドの選手より1.5ぐらいアドバンテージがある、と語る理由さらに澤村コーチは「フィールドプレーヤーが1だとすると、ゴールキーパーは1.5ぐらいのアドバンテージがある」と言います。「フィールドプレーヤーは足しか使えませんが、ゴールキーパーは手と足を使うことができます。その時点で、どちらが有利かはおわかりですね。1対1ではなく、1対1.5とイメージしてもらうと、気分的にも楽になるのではないでしょうか」相手にシュートを打たせないように、じっくり守っていると、味方選手がゴール前に戻ってくることもあります。そうなった場合、相手1対こちら2.5とカウントすることができます。それを頭に入れておくと、1対1になったからといって「ピンチだ!」「やばい!」とむやみにボールにアタックに行くのではなく、相手にシュートを打たせないように、簡単には飛び込まない対応をしながら、味方が戻ってくる時間を作るといった選択肢も生まれることでしょう。「ゴールキーパーの役割は『シュートを止めること』だと思いがちですが、大事なのはゴールを守ることです。それならば、時間をかけて味方が戻ってくるのを待ち、連携してゴールを守る、もしくはボールを奪いに行けばいいわけです。その考えはゴールキーパーである前に、ひとりのフットボーラーとして知っておいてほしいです」■GKが主導権を握るために大事なこと前回の記事で「ゴールキーパーのプレーサイクル」を紹介しましたが、相手を観ることは、良い判断をするための第一歩です。澤村コーチは言います。「僕は、プレーの主導権はゴールキーパーが持つべきだと思っています。シュートを打たれるのではなく、打たせる。その気持ちが大切で、主導権を握るためには、相手選手の特徴を把握することもポイントになります」たとえば、相手FWは足が速いのか、遅いのか。小柄なのか、大柄なのか。テクニシャンなのか、そうでないのかによって、得意とするプレーは変わってきます。「相手FWが足が遅いタイプであれば、1対1の場面でゴールキーパーは飛び出さず、じっくり相手を引き込むことで、味方選手の戻る時間を作るという選択肢もあります。それは相手にドリブルをされているのではなく、ドリブルをさせている、つまりこちらが主導権を握っていることになります」試合終盤で相手が疲れているのであれば、相手にドリブルをさせて、疲労によってコントロールが乱れたり、スピードが出ないことを想定して対応するのもいいでしょう。「ゴールキーパーは、試合開始直後に相手の特徴をスカウティングすることが大事ですが、それも判断の精度を高めるためです。これはピッチ内だけでなく、日々の人間観察でも養うことのできる能力だと思います」■良いGKは自分の考えを言葉で伝えることができる澤村コーチは「ゴール前で堂々としているゴールキーパーは、見えているものが多い」と言葉に力を込めます。「なんで、いまそういうプレーを選択したの? と質問をすると、『なぜならば~』と答えを持っています。相手がここにいて、味方がここにいて、時間帯はどれぐらいでと、あらゆる要素を元に判断し、決断する力は、良いゴールキーパーになるために必要不可欠なものです」澤村コーチのゴールキーパーキャンプでは、ピッチ内外でのディスカッションを通じて「考えたことを、言葉にして伝える」ことにも力を入れています。「良いゴールキーパーになるためにはリーダーシップが必要で、それはピッチ内だけでなく、日常生活でも意識できることです。そして前向きな、ポジティブな気持ちを持って、ゴールキーパーというポジションを楽しんでほしいですね」■GKとしてのスキルが上がるキャンプを開催澤村コーチのゴールキーパーキャンプは、今月下旬に開催予定。この記事を読んで、少しでもピンと来たお子さん、保護者の方はぜひ参加してみてください。ゴールキーパーとしてだけでなく、人として成長するためのきっかけを得られるキャンプとして、大好評のゴールキーパーキャンプ。キーパー歴を問わず、サッカーが大好きで、もっとうまくなりたいという気持ちにあふれる選手たちの参加をお待ちしています。子どもたちも成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>
2023年12月12日サカイク初のゴールキーパー向けキャンプとして、リピーター続出なのが、澤村公康コーチによるゴールキーパーキャンプです。ゴールキーパーコーチとして、およそ30年に渡って活動する澤村コーチは、子どもからトップレベルのプロ選手まで、たくさんの選手を見てきました。教え子にはシュミット・ダニエル選手や大迫敬介選手など、日本を代表するゴールキーパーがいます。また「ゴーリースキーム」という活動を通じて、小学生から中学生、高校生、大学生と、あらゆるカテゴリーのゴールキーパーを指導しています。そんな澤村コーチがサカイクの読者に向けて、オンラインのお悩み相談会を行いました。参加してくれたのは、ゴールキーパーをする小学生のお子さんと保護者の方々。たくさんの質問が飛び出したお悩み相談会から、質疑応答をピックアップして紹介します。澤村コーチがメインコーチを務める「サカイク・ゴールキーパーキャンプ」に興味のある方、ゴールキーパーとしてレベルアップしたい、ゴールキーパーをする子どもの成長をサポートしたいと思う保護者の方々は、ぜひ参考にしてみてください!(文・構成鈴木智之)■24時間の過ごし方が大事Q:息子がゴールキーパーをしているのですが、フィールドプレーヤーとの相性によって、プレーにムラがあります。均一なプレーが続けられるようなマインドの持ち方やコーチングなど、普段から意識することがあれば、アドバイスをお願いします。A:ご質問いただいたお子さんの場合、考え方にムラがあるのか、心の持ち方にムラがあるのか。それによって変わってくるので、一概にお答えするのは難しいのですが、僕が選手に言っているのは「1日24時間の過ごし方や考え方がプレーに出る」ということです。良いプレーができたら調子に乗る、悪いプレーをすると落ち込んでしまう。そのようなマインドを持っていると、一緒にプレーするチームメイトもやりづらくなってしまいますよね。ゴールキーパーは攻守の要であり、リーダーでなければいけません。そのために、ピッチの中での立ち居振る舞いや味方とのコミュニケーションをどうすればいいのか。それを普段から考えながら、1日24時間の活動の中から、メンタルを安定させるような考え方をするように、トライしてもらえたらなと思います。ゴールキーパーにとっては、失点から学ぶことも大切です。ゴールキーパーの世界には「失点から学ぶ勇気」という言葉がありますが、僕はそれを大切にしています。ミスや失点など、次に同じような過ちを繰り返さないために、どうすればいいんだろうと考えることが楽しかったり、コーチにアドバイスを求めることが楽しかったり、連携ミスをしてしまった仲間と腹を割ってコミュニケーションとって、今度は成功させようねという仲間意識を持つことも、サッカーやゴールキーパーから学ぶ、大事なテーマだと思います。うまくいかなかったから駄目ではなく「うまくいくために、次に成功させるためにはどうしたらいいんだろう?」という考えを、選手自身も持っていただきたいと思いますし、保護者の皆様も、失敗の後、次に向かっていけるような、前向きなコミュニケーションをとってもらえたらと思います。■ゴール前で目印を意識しようQ:背が低くて、頭上を越されて失点してしまうことがあります。頭上を抜かれないためのポジショニングのコツを教えてください。A:ジュニア年代のゴールは高さが2メートル、横幅が5メートルです。そのサイズの中で、ゴールキーパーの選手たちは体を張って、チームのためにゴールを守っています。高さが2メートルなので、身長が低い選手の場合、ジャンプをしてもクロスバーに手が触れるか、触れられないかぐらいの感じだと思いますが、頭上を越されないために、ゴールにへばりついてしまうと、相手選手から見たときに、シュートを打ちやすくなってしまいます。 ゴールキーパーがゴールライン付近に立つと、横幅の5メートルがかなり広く見えるので、相手はシュートが打ちやすいのです。とはいえ、前に出過ぎると、横幅は狭められますが、相手からすると高さ(奥行き)が見やすくなってしまうので、ロングシュートを打たれる可能性が高まります。では、どうすればいいのでしょうか?まずは自分の身長や手の長さに合った、最適な立ち位置を知ることです。練習や試合で様々な経験をして「このタイミングでこのポジションをとっていると、ループシュートを打たれやすい」「このタイミングで下がっていると、左右に速いボールのシュートが来てしまう」など、シュート1本、1本から学んでもらえたらなと思います。ポジショニングのコツとしては、PKマークやゴールエリアの角、ペナルティエリアの角などを目印にしておくと、自分がどのあたりに立っているかがすぐにわかります。自分から見て、右側にシューターがいるのであれば、ニアポストを見て、ゴールの位置を確認することも大切です。ジュニア年代の場合、ボールばかり見ながらプレーした結果、ゴールの中心から大きく外れた位置に立っていることもあるので、自分で自分の位置を確認できるように、普段の練習から目印を意識していただけたらと思います。■まずはしっかり立つところからQ:ジャンプ力をつけたいのですが、どのようなトレーニングをすればいいでしょうか?A:小学生年代であれば、ジャンプトレーニングをするのは悪いことではないですが、他に目を向けるべきものがあると感じています。まずは「しっかり立つこと」です。猫背になっていたり、足のどちらかに体重がかかっていたりと、乱れた姿勢で立ってはいませんか?かかとを地面につけたまま、屈伸はできますか?股関節の柔軟性は保たれていますか?太ももの前と裏側、ふくらはぎに柔軟性はありますか?正しく立つことができて、正しく屈伸ができれば、日々のボールに飛びつくトレーニングのなかで、ジャンプ力はつきますし、フィジカルも高まっていくと、僕は思います。小学生年代は筋肉が発達する前段階なので、重いものを持ってジャンプするといった、プラスアルファのトレーニングは必要ないと思います。それよりも、体の動かし方や土台の部分に目を向けてみてはいかがでしょうか。私の大学時代、周りにはバスケットボールやバレーボールの選手がたくさんいました。みんな185cm以上あるような環境でしたが、彼らに共通していたのは、体が大きいにも関わらず、スムーズに、きれいに動くことができていたことです。ゴールキーパーも同じで、日常生活から背筋をしっかり伸ばして、みぞおちを斜め上に引き上げるようなイメージで、頭の上から糸で引っ張られるような立ち方、歩き方を意識してもらえると、良い姿勢になり、トレーニング効果も高まっていくのではないでしょうか。なにより、ゴールキーパーのトレーニングを楽しんでもらえたら、自然とジャンプ力も高まっていくと思います。■サカイク・ゴールキーパーキャンプ、参加者募集中!今回の記事で紹介したのは、お悩み相談会のほんの一部に過ぎません。ですが、澤村コーチが担当する「サカイク・ゴールキーパーキャンプ」に参加すると、お悩みや疑問、上達のアドバイスなどを、直接聞くことができます。それも、リピーターが続出し、参加満足度が非常に高い、澤村コーチのキャンプの特徴のひとつです。「ゴールキーパーとして、もっとレベルアップしたい!」「トップレベルのゴールキーパー指導を受けたい!」「子どものために、ゴールキーパーの知識をもっと知りたい!」など、たくさんのご要望にお応えする、サカイクゴールキーパーキャンプ。一度、澤村コーチの指導を受けに来てはいかがでしょうか?技術、戦術面に加えて、心の成長が期待できること、間違いありません!<PR>サカイクGKスペシャルキャンプ2023冬冬休みは大阪での開催!開催日:2023年12月27日(水)~12月29日(金)集合時間:12月27日(水)12:30解散時間:12月29日(金)12:30予定開催会場:J-GREEN堺(宿泊:DREAM CAMP)定員:20名対象:小学校4年生〜中学生3年生
2023年12月07日サカイク初のゴールキーパー向けキャンプとして、リピーター続出なのが、澤村公康コーチによるゴールキーパーキャンプです。日本代表のシュミット・ダニエル選手の恩師として知られ、サンフレッチェ広島時代には、日本代表の大迫敬介選手を開花させたことでも有名な、澤村コーチによるゴールキーパーキャンプは、2023年12月に開催予定です。サカイクでは、澤村コーチによる「良いGKになるためのポイント」を紹介中。※全4テーマ①失点しないコーチング(味方への指示)②失点しないためのポジショニング③プレーの反応速度を上げる(ステップワーク、プレー予測など)※今回はこちら④状況判断能力を上げる今回は③の「プレーの反応速度を上げる」についての解説です。ゴールキーパーとしてレベルアップしたい小学生に知ってもらいたい内容です。ぜひ保護者の方は記事の内容をお子さんにもかみ砕いて紹介してください。(取材・文鈴木智之)GKキャンプで選手たちに指導する澤村コーチシュミット・ダニエル選手、大迫敬介選手を育てたGKコーチによるGKキャンプを開催関連記事:GKのポジショニングで失点は防げる!「相手にシュートを打たせないGKのポジショニング」とは■小学生からの要望にも多いGKにとっての「反応速度を上げる」、GKの反応速度とは要するに何か?第3回目のテーマは「プレーの反応速度を上げる」です。サカイクでゴールキーパーをする子どもたちにアンケートをとったところ、「反応がもっと速くなりたい」「速く動けるようになりたい」という声が寄せられました。ゴールキーパーにとって「反応速度」とは、どのようなものでしょうか?澤村コーチは「反射神経ですね」と答えます。「周りの動きに対して、自分がどう動くのか。反射なので、考えて動くのではなく、考える前に動く能力だと思います」■日常の過ごし方でGKとしての反応速度も上がる理由大切なのは日頃の訓練であり、日常の過ごし方です。澤村コーチは言います。「サッカーは陸上競技と違って、ヨーイドンのスタートではありません。なので、いかに良いプレーをするために、予測することができるか。それが大切なポイントになります」澤村コーチは「ゴールキーパーのプレーサイクル」を用い、次のように説明します。「反応速度を上げるためには、まずは周囲を観察すること。観ることから始まり、状況を把握することで、予測が生まれます。予測があることで判断しやすくなり、決断→プレーの実行。そしてまた観るに戻るという、ゴールキーパーのプレーサイクルがあります。それをサッカー以外の時間でもやれるようになると、予測力がつき、物事に対しての反応速度も上がっていくと思います」常に周囲を観て、この人は何を考えているのか、何をしようとしているのかについて、思いを巡らせること。これはサッカーから離れていてもできることです。「それはゴールキーパーにとって、すごく大事なことです。相手選手が何をしようとしているのかがわかれば、そうさせないようにすればいい。反対に、仲間はこのプレーをやりたがっているから、あそにボールを出してあげようといったように、攻撃面でも同じように考えることができます」■反応速度を高めるには、人間の基本「正しく立てる」「正しく歩ける」が大事澤村コーチはフィジカル的な側面からも「サッカー以外の時間の過ごし方が大事」と声を大にして言います。「反応速度を高めたいのであれば、まず正しく立てるかどうか。そして正しく歩けるか、正しく座れるか。姿勢と体の動かし方に尽きると思います。子どもたちを観ていても、姿勢が悪い子が多いです」澤村コーチはそれを「カッコ悪いゴールキーパーが多い」と表現します。「グラウンドに来るとき、ユニフォームを着たとき、ゴールマウスに立っているとき。カッコ悪いゴールキーパーが多いです。その子たちをサッカーのトレーニングで成長させるのは当然ですが、ご家庭や学校でも、背筋を伸ばす、正しく座るといったことに、目を向けてほしいと思います」■足指が使えないと踏ん張りが効かず反応が遅くなる立ち方、歩き方、姿勢はサッカーをする上で重要なポイントであり、根底にあるのが「足の指」です。「子どもたちの足の指を見ると、指が動かない、使えない。だから踏ん張りが効かず、反応も遅くなる。みんな良いスパイクを履いて、良いソックスを履いていますが、指が使えない子は多いです」■反応速度を上げるには受け身じゃダメ、気持ちの持ち方で相手に重圧を与えることもできるゴールキーパーの反応速度と一言で言っても、マインドから日々の姿勢、立ち方や足の指の使い方まで、様々なポイントがあります。それらに目を向けて、ゴール前では堂々とした気持ち、立ち姿でいたいもの。それが相手選手へプレッシャーをかけることにもつながります。「反応速度を上げるには、受け身ではなく、前向き、積極的な思考も重要です。シュートを打たれるのではなく、シュートを打たれたとしても、最後の砦である自分(GK)がいるのだから大丈夫。『シュートを打たれたらどうしよう』という気持ちでいると、表情や態度に出てしまいます。そうならないために練習や日常生活から、積極的で前向きな思考を持って、何事にも取り組むようにしてもらえたらと思います」■良いGKになるためのマインドも伝えるキャンプ澤村コーチが指導をするサカイクのゴールキーパーキャンプでは、技術や戦術に加えて、良いゴールキーパになるためのマインドの部分も重視しています。それが「2泊3日の短期間で、うちの子が変わった」と保護者が驚くような成果につながっています。まだ澤村コーチの指導を体験したことのない若きゴールキーパーは、サカイクのキャンプに参加してみてください。いままでにない視点から指導を受けることができ、お子さんだけでなく、保護者にとっても有意義な時間になること間違いなしです。子どもたちも成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>
2023年12月01日サカイク初のゴールキーパー向けキャンプとして、リピーター続出なのが、澤村公康コーチによるゴールキーパーキャンプです。技術、戦術はもちろんのこと、「良いゴールキーパーになるための心構え」や「ゴールキーパーをするお子さんをお持ちの、保護者に向けたアドバイス」など、ゴールキーパーとして成長するためのヒントをたくさんもらえるキャンプです。日本代表のシュミット・ダニエル選手の恩師として知られ、サンフレッチェ広島時代には、日本代表の大迫敬介選手を開花させたことでも有名な、澤村コーチによるゴールキーパーキャンプは、2023年12月に開催予定です。サカイクでは前回より、澤村コーチによる「良いGKになるためのポイント」を紹介中。※全4テーマ①失点しないコーチング(味方への指示)②失点しないためのポジショニング※今回はこちら③プレーの反応速度を上げる(ステップワーク、プレー予測など)④状況判断能力を上げる今回は②の「失点しないためのポジショニング」について、解説していただきました。ゴールキーパーとしてレベルアップしたい小学生に知ってもらいたい内容です。ぜひ保護者の方は記事の内容をお子さんにもかみ砕いて紹介してください。(取材・文鈴木智之)GKキャンプで選手たちに指導する澤村コーチシュミット・ダニエル選手、大迫敬介選手を育てたGKコーチによるGKキャンプを開催関連記事:良いGKに必要な「失点しないコーチング」を身につけるコツ味方を上手く動かす声かけ・指示とは■GKのポジショニングによって「シュート打っても止められそう」と思わすことができる第2回目は「失点しないためのポジショニング」です。ゴールキーパーの位置によって、相手選手は「シュートが打てそう」「打っても止められそうなので、やめておこう」など判断を変えるほど、大きな影響があります。それほど、ゴールキーパーのポジショニングは大切なのです。澤村コーチはポジショニングについて「セオリーとして、ボールとゴールの中心を結んだ、線上に立つ」と話します。ただしこれは『立つ位置』について限定したもので、試合中ゴールキーパーは常に、スターティングポジションをとり続けることが求められます。「ゴールキーパーがプレーを始める位置のことを『スターティングポジション』と言います。適切な位置に立っていれば、相手選手はシュートを打ちづらいと感じることでしょう」■スターティングポジションをとるときに大事なのは3つ「立ち位置、開始姿勢、体の向き」スターティングポジションをとるときに、重要なことが3つあります。それが立ち位置、開始姿勢、体の向きです。「立ち位置は、ボールとゴールの中心を結んだ線上です。さらに、頭上を越されたときに届く位置、左右どちらのボールにも反応できる位置です。頭上に関しては、身長によって個人差があるので、練習のときから意識して、自分に合った立ち位置を探してみましょう」「開始姿勢」とは、プレーを始めるときの姿勢のことです。「相手が近くにいる場合は、足下のボールに対応しやすいように、肩幅より足を開き、腰を落とします。肩を少し下げ、指先を下に向けて、足下のボールに触りやすい姿勢をとります」さらに、こう続けます。「ボールとの距離がそれほど近くない『中距離』であれば、様々なボールに備えて、やや前傾姿勢のまま、両手は腰のあたりで構え、足幅を肩幅より広めにとることで、動きやすい体勢を作ります」最後に、ボールとの距離が遠いときは「前に跳び出すことも考え、両手を軽く下げて、前後左右、どの位置にも動けるようにすることが大事」と教えてくれました。そして「体の向き」ですが、シュートストップの際は「ボールに対して正対すること」がポイントになるそうです。「そのため、相手の様子を観察しながら、こまめにステップを踏み、常に正対できるポジションをとり続けましょう」以上が、シュートストップにおける技術的なポイントです。■技術だけでなく、大事なことは試合中の「人間観察」このスキルは日常生活でも身につけられる加えて澤村コーチは「大切なことは、試合中の人間観察です」と、言葉に力を込めます。「ボールを持っている選手が何を考えているのか、何をしようとしているのか。それをイメージして、ポジションをとることが大切です。そのためには、サッカーのプレー中だけでなく、日常生活においても、人間観察はすごく大事だと思います」ボールを持っている選手が、シュートを狙っているのか、スルーパスを出そうとしているのか。視線や体の向きなどから察知し、どのようなボールが飛んできてもいいように、常にアンテナを張っておくこと。それが良いゴールキーパーになるための第一歩です。「学校やサッカーの行き帰りで、周囲を観察したり、電車に乗ったときには周囲の人を見たり、友達や先生、コーチは何を言おうとしているのかを観察するのも、ゴールキーパーに必要な能力を高めるために、日々の生活でできることです」■サッカーの技術、戦術はもちろん自分で考えて動けるようになる力がつくキャンプを開催澤村コーチが担当するサカイクのゴールキーパーキャンプでは、サッカーの技術・戦術はもちろんのこと、ゴールキーパーというポジションを、人間的な成長につなげる取り組みを行っています。サカイクの理念は「自分で考えるサッカーを子どもたちに」ですが、2泊3日のキャンプの中で、子どもたちに考えさせるよう働きかけることで、ピッチ内外で必要な力を養っていきます。サカイクのゴールキーパーキャンプは、経験豊富な澤村コーチに直接指導を受けられる絶好の機会です。もっと良いキーパーになりたい。サッカーを楽しみたい、好きになりたいと思うお子さんは、ぜひ参加してみてください。きっと、たくさんの刺激を受けられるはずです。子どもたちも成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>
2023年11月21日サカイク初のゴールキーパー向けキャンプとして、リピーター続出なのが、澤村公康コーチによるゴールキーパーキャンプです。技術、戦術はもちろんのこと、「良いゴールキーパーになるための心構え」や「ゴールキーパーをするお子さんをお持ちの、保護者に向けたアドバイス」など、ゴールキーパーとして成長するためのヒントをたくさんもらえるキャンプです。日本代表のシュミット・ダニエル選手の恩師として知られ、サンフレッチェ広島時代には、日本代表の大迫敬介選手を開花させたことでも有名な、澤村コーチによるゴールキーパーキャンプは、2023年12月に開催予定です。そこで今回から4回に分けて、澤村コーチに、①失点しないコーチング(味方への指示)※今回はこちら②失点しないためのポジショニング③プレーの反応速度を上げる(ステップワーク、プレー予測など)④状況判断能力を上げるをテーマに、ポイントを教えてもらいました。ゴールキーパーとしてレベルアップしたい小学生に知ってもらいたい内容です。ぜひ保護者の方は記事の内容をお子さんにもかみ砕いて紹介してください。(取材・文鈴木智之)GKキャンプで選手たちに指導する澤村コーチシュミット・ダニエル選手、大迫敬介選手を育てたGKコーチによるGKキャンプを開催関連記事:「ノートを見返すことで周りを見る習慣がついた」センアーノ神戸の選手に聞いたサッカーが上手くなるサッカーノートの使い方■相手にシュートを打たせないGK第1回目は「失点しないコーチング(味方への指示)」です。ゴールキーパーのもっとも大切な仕事は、ゴールを守ることです。相手にシュートを打たせなければ、失点する可能性は限りなく低くなります。澤村さんは「コーチング(指示出し)」の重要性を強く認識しており、これまでの指導経験をもとに、こう話します。「僕はこれまで、育成年代からトッププロまで、38人の監督と仕事をしてきました。その中で38人全員から言われたのが、『味方とコミュニケーションをとって、相手にシュートを打たせないキーパーにしてほしい』ということでした」■味方へのコーチング(指示だし)は「大きく、はっきり、わかりやすく」。「打たせるな」より「寄せろ」が良い理由澤村コーチはコーチング(指示出し)のポイントを、次のように説明します。「大きく、はっきり、わかりやすく。味方に指示を出すときは、この3つを意識しましょう。たとえば、シュートを打たせたくない場面で、味方に対して『打たせるな!』という指示を出しているキーパーを見かけます。はたして、これは良い指示でしょうか?」そう疑問を呈し、次のように続けます。「相手にシュートを打たせないために、味方は何をすればいいのでしょうか? 『打たせるな!』だと、指示が聞こえたとしても、具体的な行動は人によってそれぞれです。それならば、ボールを持っている選手に対して『寄せろ!』という指示の方がわかりやすいです」寄せろ! という指示を聞いた選手は、相手との距離を詰めるようになります。結果としてシュートを打たれたとしても、足に当たる可能性が高くなりますし、シュートコースを塞がれていることを察知したシューターは、シュートではなくパスを選択するかもしれません。「『寄せろ!』は語尾の母音が『お』なので、声を発しやすく、体に力がみなぎりやすいです。このように、ゴールキーパーが発する言葉ひとつで、味方も、自分もプレーがしやすくなることを、キーパーを始めたばかりの子たちに理解してもらいたいと思っています」■DFラインを上げて欲しい時は「下がるな」ではなく......また試合中、ゴールの近くでボールを持たれたくないので、ディフェンスラインを上げてほしい場面があります。「そのとき、ディフェンスの選手に『下がるな!』と声をかけているキーパーをよく見かけます。『下がるな!』は『下がる』という動詞に『な』を加えて、否定する言葉です。試合の緊迫した状態で『下がる』と『下がるな』を聞き分けるのは難しいですし、最後まで聞かないと、『下がる』なのか『下がるな』なのかがわかりません」では、ここで問題です。ディフェンスラインを下げさせたくないときに、どのような指示を出せばいいでしょうか?「僕は『止まれ!』を推奨しています。人間は止まれと言われると、その場にとどまろうとします。結果、ディフェンスラインをずるずる下げることはなくなります。『止まれ!』は短くて発しやすく、言われた方もどうすればいいかが瞬時に理解できますよね。大きく、短く、わかりやすく。これがコーチング(指示出し)のポイントです」■わかりやすいコーチングは、親との会話など日常生活で意識することができるわかりやすいコーチングは、サッカーの場面だけでなく、日常生活からも意識することができます。「たとえば、親御さんと話をするときや、監督・コーチ、学校の先生から質問をされたときなど、わかりやすく、はっきりと大きな声で簡潔に話すように心がけると、試合のとっさの場面でも出せるようになってきます。大事なのは、日々の積み重ねです」澤村コーチのゴールキーパーキャンプでは、ピッチ内でのトレーニングはもとより、日常生活やピッチを離れたときに、仲間同士でどのようなコミュニケーションをとるか、あるいは親子でのコミュニケーションなど、ゴールキーパーとして成長するために、多角的なアプローチをしています。「お子さんもそうですが、見学に来てくれている保護者の方も、とても満足してくれています。それはすごく嬉しいことですし、キャンプで学んだことを家に持ち帰って、家庭や日々の活動で意識していってほしいと思っています」■GKとしてもっとレベルアップしたい子におすすめのゴールキーパーキャンプを開催リピーター多数、参加満足度も高評価の澤村コーチによる、ゴールキーパーキャンプ。「ゴールキーパーとしてもっとレベルアップしたい」「将来はプロになりたい」と思う子は参加してみてください。多数のプロを指導し、本物を知る澤村コーチから学べることはたくさんあるはずです。子どもたちも成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>
2023年11月10日チームの人数はそこそこいるけど、GKをやりたい子がいない。試合では仕方なく2,3人に順番でGKをしてもらっているが、どうしたらいい?褒め続けて固定のGKを作るべきか、今のように順番で回すべきか......。と悩むコーチからのご相談をいただきました。同じような悩みを抱えるチームもあるのでは?今回も、ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、ご自身が現在指導している現場の例や、元日本代表監督オシムさんのエピソードを交えてアドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<技術や熱量の差で3学年ミックスの縦割りグループ分け、学年ミックスで気を付けないといけないことは?<お父さんコーチからの質問>こんにちは。ほとんど少年団のような街クラブで3年生を教えています。隣の市と隣接するエリアなので、市をまたいで入団してくる子も多く、人数はそこそこいるのですがキーパーをやりたい子が同学年にいないため、試合では仕方なく、2、3人を順番にキーパーとして出場させています。うまく褒め続けて固定キーパーを作るべきか、今までのように順番にやっていくべきか、良いキーパーを育成するためにはどちらが良いのでしょうか?<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。例えばドイツには、全員がゴールキーパーを経験できるシュートゲームにした練習があります。攻撃をしていてボールを取られると、その子がキーパーをします。シュートを止められても同じ。そうするとみんなにチャンスが出てきます。楽しくやれるシュートゲームなので、キーパーは嫌だという空気感がなくなってくる設定です。このように、私は育て方ひとつで変えられると考えます。■全員に全部のポジションを経験させる大人がGKを押し付けないこと私は小中学生のチームを持っていますが、ポジションを固定せずに毎回替えていきます。フィールドのポジションもみんなが毎試合替わります。そうすると、子どもたちから「僕はキーパーはやりたくない」といった苦情が出ません。みんなが全部のポジションを経験するのが当たり前の世界になっているからです。しかも、そのようにしていると、今度は反対に「もう一度キーパーをやりたい」という子どもが出てきます。そこで私が「この子、もう1回やりたいって言ってるけど、みんなどうかな?」と尋ねます。それでみんながいいよと言えば、じゃあ2回目やってみようかとなります。ただし、2回目まで。そのままひとりが続けることはありません。このように、本当に自分からキーパーをやりたいという意欲を見つけてあげたほうがよいでしょう。くじ引きで外れた子がキーパーをやるとか、大人が「悪いけどキーパーやってくれないか」などと誰かに押し付けたりしないほうがいいのです。キーパー問題だけが理由ではありませんが、子どものポジションを固定しないことが重要です。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■芝のグラウンドで試合するときがチャンス!土では転ぶと痛いことを大人が考慮しよう加えて、子どもたちがサッカーをする環境にも影響されます。近頃はどの都道府県も人工芝のグランドが増えています。人工芝で試合をするときがひとつのチャンスです。セービングして転んでも痛くないし、服も汚れない。そういう機会にウォーミングアップで全員ゴールキーパーの練習をすると良いでしょう。日本はほとんどが土のグラウンドで練習するので、子どもたちは珍しくて喜んでやると思います。ジェフ時代は、天然芝のトップチームの練習場で小学生の大会をたくさんやっていました。オシムさんが全く問題ないとOKしてくださるので開催できました。そのときはゴールキーパーはいつでも交代してOKにしていました。キーパーをする子はとても楽しそうでした。そんな姿を見ていると、海外はまさしく芝生が日常なので、優秀なキーパーが育つのかなと感じました。大人は、子どもたちが転ぶと痛い土の上でキーパーをしなくてはいけないことをもう少し考慮して欲しいと思います。以前、ある場所で行われたサッカークリニックに子どもたちを連れて行ったときのことです。暑い日なので子どもたちは半袖でした。グランドも土です。でも、クリニックをやる人はそこでセービングの練習をさせました。ケガだらけになることを予測できないのです。■GKにも足元の技術がなくてはいけない日本はGK指導そのものが遅れているゴールキーパーの育成を考えるとき、日本の指導者はどうもキャッチングのことばかりに気をとられている気がします。ボールをキャッチしたら、次はどこに投げたほうがいいとか、どう処理するか。攻撃するときはどこに渡したらいいのか。もしくは、状況によって自分はどこにポジションをとればいいのか。そのようなことに目を向けてほしいのです。以前から、日本はキーパーの育成が他国より遅れていると指摘されています。その要因のひとつが指導そのものが遅れていると言えます。また、キーパー練習と言ってキーパーとフィールドの選手の練習を分けるチームがありますが、小学生のうちは一緒の練習をしてもらいましょう。現代サッカーは、みなさんW杯を観てお気づきかと思いますが、キーパーにも足元の技術がなくてはいけません。相手がいくらプレッシャーをかけてきても、フィールドの選手たちはそういう中で正確なパスが出せる。精度の高いキックができることが重要です。であれば、キーパーにその能力があれば、実はビルドアップするときに非常に有利だということです。■オシムさんが変えた「GKの理想像」(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)私がジェフで育成に携わっていたころ、オシムさんが監督に就任されました。当時からオシムさんは、キーパーもフィールドプレーヤーのような足元の技術とサッカーの認知が必要だと説いていました。当時のゴールキーパーやコーチたちは、キーパーの理想像みたいなものを一変させられたそうです。オシムさんが来てから、キーパーたちのウォーミングアップが変化しました。それまでキャッチングからスタートしていたのに、キックから始めるようになったのです。それをJリーグのいくつかのチームも真似をし始めました。ドイツ代表のノイヤーが誕生していない20年前のことです。小学生は全員がさまざまなポジションを経験する。足元のスキルを磨く。そのようなことを考慮して指導をしてください。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2023年03月25日サッカー日本代表GKの権田修一選手(清水エスパルス)が14日、静岡県静岡市のツインメッセ静岡 北館で開催された「SDGs推進 TGC しずおか 2023 by TOKYO GIRLS COLLECTION」にシークレットゲストとして出演した。FIFAワールドカップカタール2022でのビッグセーブの数々が記憶に新しい、地元静岡県に拠点を構える清水エスパルス所属の権田修一選手がTGC初登場。ガーベラの出荷量が日本一を誇り、「花の都」と呼ばれている静岡県のステージに出演した。キンギョソウを身につけて初ランウェイを飾った権田選手は、2人組YouTuber・平成フラミンゴ(NICO、RIHO)と合流し、3ショットを披露。その後のトークで「(ワールドカップ)初戦のドイツ戦よりも緊張しました。こんな長いと思わなくて。でも楽しかったです」と語った。2019年より2年連続で開催し、SDGsの推進に取り組んできた「SDGs推進 TGC しずおか」が3年ぶりに開催。今回は「輪-WA-」をテーマにファッションショーやアーティストライブを展開。手を取り合い、SDGs達成に向けて行動し連携していく“輪”を広げたいという思いが込められている。撮影:加藤千雅
2023年01月14日異端のGKコーチ、ジョアン・ミレッ氏が30年以上GKを分析し突き詰めたGK技術株式会社カンゼン(本社:東京都千代田区)は、2022年5月20日に『ジョアンミレッ世界レベルのGK講座技術編』(倉本和昌著、ジョアン・ミレッ監修)を刊行いたします。『ジョアンミレッ世界レベルのGK講座技術編』書影内容紹介世界的コーチのGK指導教本の続編本書は、世界的なGKコーチと知られ、現在はJリーグ・浦和レッズのトップチームで指導をするジョアン・ミレッ氏が考案したGK指導メソッドを記した一冊です。2020年1月に発売した『ジョアン・ミレッ世界レベルのGK講座』の続編にあたり、1冊目よりもさらにジョアン氏の理論に踏み込んだ具体的なGK指導法が掲載されています。基本的には、GKコーチ向けですが、現役プレイヤーが読んでも目からうろこな理論が満載です。スペイン人GKコーチ、ジョアン・ミレッ氏が30年以上GKのプレーを分析し導き出した、GK技術の真髄を伝授!ポジショニング、セービング、1対1の型など、ミレッ氏が独自に突き詰めた“真”のGKスキルバイブルです。全GKコーチ必読の書。目次第3章セービング第5章1対1第6章育成プランニング目次第1章GKの心構え第2章ポジショニング第3章セービング第4章ダブルアクション第5章1対1第6章育成のプランニング動画について本書の第3章(セービング)、4章(ダブルアクション)、5章(1対1)で紹介している内容に関連する動画(ジョアン・ミレッ氏による講習会のもの)をQRコードから見ることが出来ます書籍情報書名:ジョアン・ミレッ 世界レベルのGK講座 技術編著者名:倉本和昌監修者名:ジョアン・ミレッページ数:192判型:A5定価:2200円(税込)発売日:2022年5月20日ISBN:978-4-86255-642-4『ジョアン・ミレッ 世界レベルのGK講座 技術編』試し読み「なぜそうプレーする必要があるのか?」『ジョアン・ミレッ 世界レベルのGK講座 技術編』 「はじめに監修者ジョアン・ミレッ」 を全文公開|カンゼン|note : 「全ての失点はGKコーチのせいである」『ジョアン・ミレッ 世界レベルのGK講座 技術編』 「はじめに著者倉本和昌」 を全文公開|カンゼン|note : 商品ページ : amazon : 著者プロフィール■監修ジョアン・ミレッ(Joan Miret)1960年11月1日生まれ、カタルーニャ州出身。85年、怪我のため選手を引退しGKコーチを始める。02年からバスク州にあるゲルニカ市に拠点を移し、同クラブにて育成/トップのGKコーチを務める。バスク州サッカー協会にてレベル1から3までのGK戦術技術指導講師。2013年に来日し、湘南ベルマーレのアカデミーGKプロジェクトリーダーを経て、2017~2018年までFC東京のトップチームGKコーチなどを務めた。2022年から浦和レッズトップチームGKコーチに就任した。■著者倉本和昌(くらもとかずよし)高校卒業後、プロサッカーコーチになるためにバルセロナに単身留学。5年間、幅広い育成年代の選手を指導した後、スペイン北部のビルバオへ移住。アスレティック・ビルバオの育成方法を研究しながら町クラブにて指導を重ね、2009年にスペイン上級ライセンスを日本人最年少で取得。帰国後、湘南ベルマーレと大宮アルディージャのアカデミーコーチを計8年間務めた。2018年にスペインと日本での経験を活かし「指導者の指導者」として起業。チームの勝利と個人の育成を願う情熱あるコーチを育成する講座を開催している。【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン営業部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月13日2022年1月4日、大阪のJグリーン堺で東口順昭選手のGKクリニック「MASAAKI HIGASHIGUCHI GOALKEEPER CLINIC」が開催されました。クリニックは2部構成で実施。1部は小学生、2部は中学生のカテゴリーで行われました。東口選手の他に、ガンバ大阪のGK加藤大智選手とMF奥野耕平選手、関西でGKスクールを主催する安部航平コーチも参加。選手と子どもたちが一緒になってトレーニングをし、間近でアドバイスを受けるなど、貴重な時間を過ごしました。ここでは、参加者の感想をお届けします。(取材・文:鈴木智之)<<関連記事:現役Jリーガー・ガンバ大坂GK東口順昭選手がクリニックで子どもたちに語ったこと■GKの基礎を上手くしたいタムラ セイジュくん小学5年生(GKを始めたきっかけは)幼稚園のときに、お兄ちゃんがGKをしていて、おもしろそうだったので始めました。好きなGKはドンナルンマです。体が大きくて反応が速く、キャッチも上手いからです。(GKクリニックに参加した理由は)基礎を上手くしたいのと、東口選手に会えるからです。実際に会ってみて、迫力がありました。コーチングの声が大きくて、「左を切れ」とか、具体的に言っていたのが勉強になりました。(東口選手へ)今日はたくさんのことを教えてくれて、ありがとうございました。明日からの練習に生かして、プロ選手になれるようにがんばります。練習でキャッチをしたとき、東口選手に「ナイスキーパー!」と言われてうれしかったです。■自分に足りないところが分かったマツカ ショウイチくん小学6年生GKは小学1年生のときに始めました。それまではフィールドプレーヤーだったのですが、あるとき「GKやりたい人?」と聞かれて、手を挙げてやってみたら、結構止めることができたので、コーチに「GKやってみない?」と言われたのがきっかけです。GKは楽しいです。ナイスセーブをしたり、PKで自分が止めて試合に勝つとうれしいです。好きなGKは東口選手とキム・ジンヒョン選手。東口選手はコーチングが具体的でわかりやすくて、言葉でしっかり伝えているところがいいなと思います。ガンバの試合もよく見に行っていて、スタジアムでは東口選手に注目して見ています。(GKクリニックに参加した理由は)プロ選手が意識していることを教えてもらって、自分のプレーに生かしたかったからです。参加してみて、自分に足りないところ、例えばコーチングだったら、もう少しわかりやすくできるなとわかりました。東口選手は身長が大きいし、もし自分がシュートを打つ立場だったら、威圧感があるので、なかなかシュートを打てないと思いました。練習中は優しくて、明るく声をかけてくれたのでうれしかったです。(東口選手へ)忙しい中、このような機会を作ってくれて、ありがとうございます。東口選手に「ナイスキーパー!」と言ってもらえたことで、またサッカーがやりたいと思いました。褒められてうれしかったので、自分のチームの選手が良いプレーをしたときに「ナイスディフェンス!」と、すぐに声をかけたいと思います。■キャッチしてボールがこぼれても、すぐに捕ればいいという助言をもらったノボリオ アヤノさん小学5年生GKは小学4年生から始めました。最初はチームの中で交代でGKをしていたのですが、やってみたら楽しかったので、続けています。やっぱり、シュートを止めたときがうれしいです。(参加した理由は)ガンバ大阪と東口選手が好きだからです。東口選手はギリギリのボールを止めるプレーがすごいと思います。間近で見て、上手くて迫力がありました。練習は一つひとつの説明がわかりやすくて、楽しかったです。(印象に残ったことは)最初のトレーニングで東口選手とペアを組めたことです。あとは、体の後ろでボールをキャッチすると、こぼしたらゴールに入ってしまう。それよりも前でキャッチして、こぼれたとしても、すぐに捕ればいいと言われたのが参考になりました。GKをこれからも続けて、あこがれの東口選手のように、どんなボールでも止められるGKになりたいです。(東口選手へ)今回は教えてくださって、ありがとうございました。前にボールを弾くことを意識して、これからのプレーに生かしていきたいです。ここからは、中学生の部に参加した子どもたちの感想を紹介します。■今後の参考になる「コーチング」のアドバイスがあったクラモト ダイキくん中学3年生GKを始めたのは、中学1年生のとき。東口選手にあこがれて始めました。スマホのカバーも東口選手のグッズです。東口選手は一つひとつのプレーがカッコいいです。なかでも、ハイボールの捕り方がきれいだと感じたので、近づけるように真似をしています。(参加したきっかけは)東口選手のLINEライブを見たからです。参加して、楽しかったです。トレーニングでは、細かいところまで教えてもらえたので勉強になりました。コーチングに関して、「わかりやすく、はっきり伝える」と言っていたのが印象に残っています。(東口選手へ)今回、教えてもらったことを参考に、これからがんばっていきます。■どこに気を付けてプレーするか、を学べたアベ コタロウくん中学3年生GKを始めたのは、小学5年生です。もともとフィールドプレーヤーだったのですが、足をケガしたことがきっかけで、GKをすることにしました。好きな選手は東口選手です。土壇場のプレーがすごいと思います。今日、実際に会ってみたら優しい雰囲気でした。1対1の場面で止めたときに、褒めてもらえたのがうれしかったです。練習でやった最終ラインの裏へのボールや、前後の動きなど、どこに気をつけてプレーするかを、質疑応答で教えてもらえたので参考になりました。(東口選手へ)普段スタジアムなど、遠くから見ている選手に教えてもらえてうれしかったし、楽しかったです。ありがとうございました。■プロは雲の上の存在だけど、分かりやすい指導で楽しい時間を過ごせたシミズ ハヤトくん中学2年生GKは小学4年生からやっています。シュートを止めたときに達成感があります。東口選手はGKとしての技術だけでなく、倒れてもプレーを続けるガッツもすごいと思います。近くで見て、大きくて速いなと思いました。声が大きくて、わかりやすく教えてくれて、接しやすかったです。(参加した理由は)東口選手に教えてもらえるので参加しました。セービングで斜め前に跳ぶと教えてもらったことは、意識してやっていきたいです。東口選手のプレーを見て、この位置に足を踏み込んでいるんだなとわかったので、プレーの参考にしたいです。(東口選手へ)プロ選手は雲の上の存在なので、緊張するかなと思ったのですが、わかりやすく、楽しく練習ができて良かったです。学んだことを生かして、もっと上手くなりたいです。多くの参加者が「東口選手に会う前は緊張していたけど、会ってみると優しかった」「ナイスキーパーと褒められて、うれしかった」と話していました。あこがれの選手のプレーを間近で見て、アドバイスをもらい、大きな刺激を受けたようです。この経験をこれからのプレーに生かして、がんばっていってほしいものです。東口選手の最新情報などは東口選手公式Instagramでチェックしよう>>イベントの様子はONE CLIP株式会社 公式Instagramでも配信中>>
2022年02月02日現役Jリーガーが、子どもたちにGKの実技指導を行う――。新年早々、夢のような企画が実現しました。それが「 MASAAKI HIGASHIGUCHI GOALKEEPER CLINIC」です。ここでは、小学生を対象に行われたトレーニングの様子をお届けします。(取材・文:鈴木智之)■テーマは「GKの楽しさを感じる」J1通算350試合出場100完封という偉業を成し遂げた、東口順昭選手。鋭い反応でゴール前に立ちはだかり、相手のシュートを止め続けてきました。そんな東口選手が自身初のGKクリニックを開催するとあって、たくさんの子どもたちが参加しました。このクリニックには、ガンバ大阪のGK加藤大智選手とMF奥野耕平選手、関西でGKスクールを主催する安部航平コーチも参加。開始前、東口選手は「僕たちと一緒に、楽しんで学んでいきましょう」とあいさつし、トレーニングがスタートしました。小学生の部、テーマは「GKの楽しさを感じる。いまから覚える上キャッチ」です。東口選手や加藤選手、奥野選手も子どもたちと一緒に参加し、相手の動きを真似するウォーミングアップやボールをキャッチする練習など、コーディネーションや空間把握のトレーニングを交えながら進んでいきます。■ボールをキャッチする時の構え方、コツ続いて、2人組でのキャッチトレーニングを実施。下から投げたボールを上からキャッチする動作を繰り返します。ここでは、東口選手と加藤選手がデモンストレーションを披露。安部コーチからは「東口選手と加藤選手の頭の位置、手の角度、開始姿勢、構えを見てみよう」とアドバイスが送られていました。東口選手は「まずはボールの正面に入ること。両手を顔の前に出し、ボールの上側を抑えるようにして捕ろう。体の前にボールを落としても、すぐにキャッチできるので大丈夫。後にそらすと失点に直結する。片足を一歩前に踏み出すぐらいの気持ちでやってみよう」と、実技を交えて説明していきます。子どもたちはアドバイスを生かし、真剣に取り組んでいきます。その様子を東口選手が見て回り「いいね!」「前で捕ろう」など、子どもたちに声をかけていました。■グラウンダーのボールキャッチで気を付けること続いては「グラウンダーのボールキャッチ」。ここでも東口選手と加藤選手がデモンストレーションを行い、「ボールの正面に入り、しっかり腰を落とすこと。ボールの方向に合わせて片方の足をたたみ、ボールをこぼさないように前に倒れよう。余裕があれば、地面に倒れなくてもOKだよ」と、丁寧に説明していきます。ここからは、取り組んできた「上キャッチ」をゲーム形式でトレーニング。「5対5のハンドバスケ」では、東口選手や加藤選手、奥野選手が子どもたちと一緒にプレーし、実技を披露するとともに、「勝つためにはどうすればいい?」と投げかけながら、トレーニングを盛り上げていました。そして、プロのすごさを見せつけたのが「シュートストップ」のトレーニング。東口選手は奥野選手のシュートを、無駄のない足運びで素早く移動し、正面でキャッチしていました。その後は、東口選手がシュート役になり、子どもたちが守るゴールにキックを繰り返していきます。子どもたちも、プロ選手のキックを受けられるとあり、緊張しながらも精一杯プレー。東口選手に「ナイスキーパー!」と褒められる子もたくさんいました。■味方への指示だし(コーチング)で大切なことこのクリニックの特徴は、現役選手のデモンストレーションです。味方とともにゴールを守るトレーニングでは、味方への指示出し(コーチング)を、実際の試合と同じトーンで行っていました。プロ選手の声の出し方、ボリュームなど、普段は見ることのできないプレーに、子どもたちは目を輝かせていました。東口選手は「一番大事なのは、絶対に入れさせへんという気持ち。ゴール前に攻め込まれても、味方とコミュニケーションを取ることができれば守れる。味方に対して、自分がどうやって守りたいかをしっかり伝えよう」とアドバイスを送っていました。■東口選手から子どもたちへのアドバイス充実したトレーニングの最後は、東口選手への質疑応答です。子どもたちから「どうすればゴールキックが飛ぶようになりますか?」と聞かれ、次のように答えていました。「自分も小学生のときは、ゴールキックが飛ばなかった。練習するしかないけど、足の甲の硬いところで蹴るといい。僕がペナルティエリアの外までボールが届くようになったのは、中学生ぐらい。練習していたら飛ぶようになるので、足のどこにボールを当てるかを意識して、練習しよう」ほかにも「試合中はどんなことを考えていますか?」という質問には、「試合中は勝つために、自分に何ができるかを常に考えています。たとえば、味方が攻撃をしているときは、守備の選手にカウンターの準備をさせるとか。大切にしているのが、絶対にシュートを入れさせない気持ち。それが一番大事だと思います」と答えていました。質疑応答の最後に、東口選手は「どうすれば上手くなるかを考えながら練習することが、一番大事。コーチに言われたことだけをするのではなく、この練習にはどんな意味があるのかを考えて、実践して、自分で変えていく。そうやって練習をするとどんどん上手くなるので、がんばってください」と、真剣な表情でメッセージを伝えていました。■GKクリニック第二回も開催予定トレーニング後、東口選手は「子どもたちに、GKの楽しさを伝えることができたと思います。協力してくれたスタッフのおかげもあって、良いトレーニングができました。この経験を次回に生かして、どんどん良いものにしていきたい」と、充実した表情で話してくれました。東口選手のGKクリニックは、2回目も予定しているそうです。興味のある方は東口選手と所属事務所(ONE CLIP)のSNSをフォローしてみてください。次回の記事では、GKクリニックに参加した、子どもたちの感想を紹介します。東口選手の最新情報などは公式Instagramでチェックしよう>>
2022年01月25日サッカー日本代表GKの谷晃生選手(湘南ベルマーレ)が6日、東京・UNKNOWN HARAJUKU(アンノン原宿)で行われた「LOEWEポップアップ in 原宿」メディア向け内覧会に出席した。ファッションブランド「LOEWE(ロエベ)」とスタジオジブリの2度目のコラボレーションとなる『千と千尋の神隠し』限定カプセルコレクションが、1月7日よりオンライン・店舗にて発売。千尋やハク、湯婆婆をはじめとするキャラクターと美しい作品世界がウエアやレザーアイテムに蘇る。発売を記念し、UNKNOWN HARAJUKUを『千と千尋の神隠し』の世界にリメイクしたポップアップストアが1月7日~16日の10日間限定で開催される(完全予約制)。谷選手は、ススワタリが可愛らしい黒のシャツを身にまとい、笑顔でフォトセッションに対応。内覧会後、自身のインスタグラムを更新し、「ロエベ×千と千尋の神隠しすごい世界観でした!!」と感想をつづり、「ぜひ行ってみてください」と呼びかけた。この投稿に、フォロワーから「可愛すぎる」「ジブリが似合う男さすがです」「めっちゃかっこいいです!!」「めっちゃ似合ってる!」などと絶賛のコメントが寄せられている。内覧会には、OWNCEAN(UNA+MATCHA)、桜田通、Taiki&Noah、夏木マリ、眞栄田郷敦、マギー、松田ゆう姫、モトーラ世理奈、ryuchell(りゅうちぇる)も出席した。
2022年01月06日ハラトシGKラボを立ち上げた原選手2021年11月26日、ビジネスやテクノロジー、ライフスタイルなど幅広い情報を発信する「YJ STYLE」にて「サッカーのゴールキーパーを専門指導するハラトシGKラボ」についての情報を配信。昨今、サッカー界では、日本から世界で活躍するサッカー選手は増えてきてはいるが、その多くがフォワードやミッドフィルダーの選手であり、ゴールキーパーに関しては、世界で戦える選手がかなり少ない現状があるという。そんな中、小学校4年生からサッカーのGKを努め世界でもプロ選手としてプロチームに所属した原利洋選手が、熊本でゴールキーパーを専門に指導する「ハラトシGKラボ」をスタート。子供のゴールキーパーを取り巻く環境改善日本のサッカーのゴールキーパーポジションの子どもたちは、専門的な指導が受けられずに世界へ羽ばたく機会をなかなか得られずにいるという。そこで、元プロGKとして世界で活躍した原利洋選手が、世界で活躍できる選手を日本から輩出するため、ゴールキーパー専門のコーチとして活動を始動。サッカー界の課題の一つと言われているGK育成だが、GKを担う人材は、チーム内でも数名しかいないため、GKコーチを雇う余裕があまりない場合も多く、唯一手を使えるGKを専門的に指導できる人材が不足という。そんな状況を変えようと、動いたのが小学校4年生からサッカーのゴールキーパーを努め、世界でもプロ選手としてプロチームに所属した原選手だ。日本のサッカー界に貢献したいとの想いで、新たに中学校の教員を辞め、熊本でゴールキーパーを専門に指導する「ハラトシGKラボ」をスタートさせた。オーストラリアではプロゴールキーパーとして活躍ゴールキーパー専門のコーチになろうと思ったきっかけ原選手は、小学校からサッカーを始め、福岡大学では日本代表の永井謙佑選手らとプレーし、大学3年生の夏のインターカレッジで優勝した経験を持つ。オーストラリアでもプロ選手として活躍するなど、プロのゴールキーパーとして海外経験もある。しかし、長いサッカー選手時代のなかで、福岡大学サッカー部にて、先輩の引退がかかったリーグ戦において、GKである自分のミスから失点をしてしまい、先輩を引退させてしまったということがあったという。その後、自分のなかでもとても落ち込み、現在もその時のことを悔やんでいるという。「GKとしてもっと専門的な指導やトレーニングができていれば、そのミスはなかったのではないか・・・」と感じた経験が、現在の活動の原点だ。またGKは、失点に直結しているため、試合に負けると責められやすい立場にある。しかしその一方で、専門的な指導を受けられる機会も少なく、自己流で頑張るしか他にないというのが現状だ。日本での教員生活4年半の中でも、サッカー部の顧問をしながら、他のチームのゴールキーパーをみていると、身体能力が高そうな選手であっても、指導してもらう機会がないために、チャンスを逃している姿をみたことが、自身がGK専門のコーチとして活動をするきっかけになったという。原選手は、日本のすべてのサッカーチームのGKがいきいきとプレーできる環境を整え、世界で活躍するGKを日本から出したいという想いとともに、現在多くの子どもたちの指導にあたっている。ゴールキーパー専門コーチとして出張指導も熊本県内でサッカーのゴールキーパー(GK)専門トレーニングチームを指導する他、日本全国をゴールキーパー専門のコーチとして出張指導もしている原選手。日本から世界で通用するゴールキーパーを輩出するために、熊本だけではなく、全国を飛び回りながら子どもたちの指導に力を入れている。ゴールキーパーを専門に指導するクラブチーム「ハラトシGKラボ」についてのお問い合わせ先TEL: 096-374-6250 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月26日小3からゴールキーパーのレギュラーだったのに、隣町からエース級の子たちが入団してきた影響でベンチに。ずっとキーパーとしてやってきたので、フィールドプレーヤーとしてのテクニックがなく、控え選手として出場することもない。勝利至上主義で、上手い子が偉いというカーストができている。努力は報われると教えてあげたいが、何が正解かわからない。というお悩みをいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、悩めるお母さんに心を軽くするアドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<贈り物をする親の子をえこひいき。暴力暴言もあるコーチを何とかしたい問題<サッカーママからのご相談>はじめまして。よろしくお願いいたします。現在小6の息子は3年生から主にキーパーとして日々頑張っています。4年生の終わり頃、隣町からエース級の子が3人入ってきて、それまでいつもスタメンで出ていたフィールドの子が押し出し式で控えになる機会が多くなりました。そして、その中でも運動神経のよいフィールドの子がキーパーに回され、いつもキーパーをやっていた息子はベンチに座っていることが多くなりました。3年生からキーパー練習メインでやってきたので、フィールドのテクニックは正直言って他の子より劣ります。なのでフィールドの控えとして出場する機会もなく、キーパーの控えでずっとベンチを温めている状態です。勝利至上主義のチームで、指導者から子どもたちに対しての心の指導がありません。親も口出し禁止のルールがあります。勝つことがすべて。強いことがすべて。上手い子が偉い、上手くない子は偉くないというカースト制が生まれ、主導権のある上手い子が好きな子指名してチームを作り紅白戦をしています。いつも最後に指名される子は決まっています。 月一回、県主催のキーパートレーニングがあり、息子もぜひ参加したいということで、車で2時間かけて参加し、専門的なトレーニングを受けてきました。どんどん上達していく息子。すごく自信がついたようです。県内のキーパーの子との交流も深まりいい経験になったなとうれしく思いました。そして、全国大会の県予選が始まりましたが、息子はやはりベンチです。「試合に出なくても、みんなのために自分ができることを探して頑張れ!」息子にそう伝えました。ひたむきに休まず練習に行って、専門的な練習をして頑張っても、実力主義のチームではベンチです。頑張っている息子は子どもたちの中では雑魚扱いです。指導者もそんな空気スルーです。このわだかまりをどうしたらいいのか、努力は報われると息子に教えてあげたいのですが、何が正解かもわからなくなってきました。母親としてどうすればいいのでしょうか。教えていただきたいです。<島沢さんのアドバイス>ご相談いただき、ありがとうございます。見守る側も辛いですね。母さんの悲しみ、頑張りやの息子さんを思う気持ちはお察します。お気持ちはわかるのですが、今お母さんが私に訴えられている内容すべてに共感できないなあというのが正直なところです。■息子さんがレギュラーの時も「出られない子」がいたはず、まずは親の心構えを変えよう頑張っても実力主義のチームではベンチ。競争に敗れた息子さんは雑魚扱い。指導者もそんな空気。そういった負の現実に心を痛め、「このわだかまりをどうしたらいいのか」と書かれています。ここに少しばかり疑問がわいてきます。お母さんは、チームがすべての子どもを平等に扱い、サッカーの楽しさを伝え、心身共に成長させる指導だと理解していたのでしょうか?もし、そうであれば、この扱いに動揺してしまうのはわかります。しかしながら、3年生から主にキーパーとして4年生の終わり頃に隣町からエース級の子が入ってくるまではレギュラーだったわけですね。実力主義のチームなので、すでにその当時他に補欠の子どもや試合に出られない子がいたはずです。できればお母さんの息子さんへのマインドセットを変えましょう。ここでいうマインドセットとは「サッカーをする息子に対しどう向き合っていくか」という心構えです。そこで、ひとつアドバイスさせてください。■自分の子を「弱い人」グループに入れたくない気持ちはわかるが......「努力は報われる」と親が教える必要はないと私は考えます。お母さんは、もしかしたら、とても頑張り屋さんで、子どもの頃からやってきたことやトライしてきたことで成功を収めてこられたのではないでしょうか。そんな成功者がもちやすいものに「生存者バイアス」という概念があります。例えば、交通事故の生存者の話を聞くと、私たちは「あの事故はそれほど危険ではなかった」と判断してしまいがちです。話を聞く相手が全て「生き残った人」だから、そう感じてしまうわけです。そう考えると、お母さんがもし勝ち抜いてこられた方なら「努力すれば報われる」と感じてしまうのは当然です。例えば、スポーツ経験のある親ほど「あの厳しい実力主義の世界を乗り越えたからこそ今の私がある」と思い込みがちです。そうなると、サバイバルした人は途中で脱落した仲間を「弱い人間」と見なすので、自分の子どもを「弱い人」のグループに入れたくありません。■一番大切なことは、前向きに取り組むプロセス私などは、サバイバルできなかった人間です。バスケットボールをしていて、高校時代まで全国大会にレギュラーで出ていました。しかし、大学ではベンチには入れましたが、レギュラーにはなれませんでした。精一杯努力したとも思えませんが、だからといって120%頑張ったとしても活躍できなかっただろうと思います。スポーツをすることで「頑張っても報われないことがある」という現実を知りました。これは勝ち負けが明確なスポーツで得られる、大きな学びのひとつでしょう。じゃあ、届かないと思えば頑張らなくていいのかといえば、それは違いますね。一番大切なことは、頑張って報われることではなく、結果が出なくても「前向きに取り組むプロセス」です。■どんな状態ならサッカーに前向きになれるのかではどんな状態なら前向きになれるのか。それはサッカーが大好きなこと。仲間やチームやコーチが大好きなこと。そして、サッカーを楽しめる自分が大好きなこと。それらが前提としてあってこそ、初めて前向きに取り組めるのです。したがって、お母さんに考えてほしいのは、息子さんがどうしたらサッカーを楽しく続けられるかということです。私が上述したのは、あくまでも大学時代の話です。小学生時代は、実力主義などではなく、試合の出場機会を平等に与えてくれる、指導の本質を理解し、実践しているクラブに預けてほしいと思います。サカイクの読者さんであれば、さまざまな読み物や情報でそのあたりは伝えられているので、たくさん勉強できると思います。■子どもに対しての間違った接し方、扱いとはまた、「何が正解かもわからなくなってきました」とあります。子育てに「これが正しいやり方だよ」といった正解はありません。子どもはそれぞれ違うからです。ただし、「間違い」は共通しています。これは、サッカーの指導も同じだと考えます。子どもにしてはいけないこと。福祉や教育の世界で言う「ミス・トリートメント」(間違った接し方、扱い)は、以下のようなものです。暴力。暴言。子どもを委縮させること。誰かと比較するなどして傷つけること。人権を軽んじたようなパワーハラスメントをすること。セクシャルハラスメントなどなど、たくさんあります。■子どもがサッカーを楽しめているのか、きちんと「傾聴」しよう(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)いま、日本でジュニア(小学生)の指導がどのような方向性をもって行われているのか。そこもぜひ勉強してみてください。日本サッカー協会のホームページにも、子どもに対する大人の理想的な態度や在り方が書かれています。その内容はもしかしたら、息子さんが所属するクラブとは違うかもしれません。とはいえ、もう小学6年生の3学期も間近です。息子さんとよく話して、サッカーを楽しめているのか、どんな気持ちなのかをきちんと傾聴してあげましょう。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2021年11月24日ボールを奪いに行ったり、近くの味方が抜かれた時は相手選手を追いかけるけど、それ以外の場面で連係プレーが少ない。DFとGKが連携してプレーできるようになってほしい、プレーのイメージを共有してお互いの声かけができるようになるにはどう指導したらいい?という質問をいただきました。これまでジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、今回も具体的なトレーニングの例を挙げてアドバイスを送ります。参考にしてみてください。(取材・文島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<相手やボールとの距離感が理解できない小6、中学入学までに幅と深さの意識を身につけさせる練習を教えて<お父さんコーチからの質問>いつも連載を拝見しています。指導年代は小学生年代全般ですが、今シーズンは主にU-12を見ています。相談したいのは主にDFとGKの連係イメージを共有させることと、お互いの声かけ(コーチング)についてです。ボールを奪いに行ったり、近くにいた味方が抜かれたときに一生懸命相手選手を追いかけるなどのフォローはできていますが、それ以外の選手の動きが連動できていません。もっと連動して守備ができるように指導したいと思い、いくつかのパターンを用意して練習しているのですが......。最近では小学生年代でも自分たちで戦術を決めて試合に臨むチームもあるようで、私たちもそうなりたいと思っています。何より、自分たちで考えられる力をつけてほしいのです。どんな時にピンチになるか、どんな時がチャンスなのかを理解して、お互いに声をかけあって欲しいのですが、その辺の理解を促進するトレーニングがあれば教えてください。<池上さんのアドバイス>ご相談いただき、ありがとうございます。ゴールキーパーとフィールドプレーヤーとの連携を高めるには、試合やミニゲームでの攻撃の際にキーパーにビルドアップに加わるよう指示することです。■まずは連携の感覚を養うキーパーはゴールキックを蹴ることなく、なるべくサイドバックかストッパーに出すように言います。そこで相手がボールを奪いに来たら、またすぐキーパーに返せば取られません。そして、キーパーはまた、センターバックやサイドに出せばいいのです。最初はゆっくりと回すようにします。まずはそういうことをして「連携している」という感覚を養ってください。それをやってくと、次に「守る時も同じだ」ということに気づきます。誰が誰がボール保持者に最初にディフェンスに行くのか。カバーはどうするのか。だんだん見えてくるので、最後尾にいるキーパーからもコーチングの声が生まれてきます。ところが、これを守備から入ってしまうと、どうして守ることに意識が向いてしまいます。したがって、必ず攻撃から入って相手の先手を取る方法さえ知れば、スムーズにできるようになります。■トレーニングでの状況設定のしかたでは、練習はどうするか。まずは2対1の状況をつくればボールを取られないことがわかります。相手トップがボールを奪いに来ても、サイドバックがいて、センターバックもいるので取られません。例えば4バックなら、守備4人とキーパーがいて相手2人という5対2の状況設定でトレーニングをします。逆にディフェンス側から見たら、数的不利の時にどう守るかをここで練習できます。6年生くらいになるとそんな練習をしていく必要があるのですが、このようなビルドアップトレーニングを実際に行う人は少ないようです。すぐ試合をしてしまい、そこでやろうとします。ところが、試合になると相手に取られたらいけないと怖くなるので、焦ったキーパーやバック陣がすぐに前線に大きく蹴ったり、ミスをしてしまいます。ですので、同じ状況が何度も出てくるような設定をつくって、練習をさせてください。■攻撃と守備どちらが先か、ではなく両方一緒に高める練習のスタートが2対1で、それをベースに考えていけると、問題なくビルドアップできるようになります。例えば、相手ボールでスタートする。さあ、どういうふうに守りますか?次にディフェンスをしていてボールを奪ったら、攻撃に転じます。前進できるようつながないといけません。ところが、つなぎ方を知らないと、また取られる。つまり、守り方を知っていても、奪ったボールをつなぐことを知らなければ、取られ続けることになります。よくコーチ同士で「攻撃を先に覚えるのか、守備が先か」という話になります。いい攻撃をしてくれると、守る側は守備力を磨けます。守備力がアップすれば、そこをこじ開けなくてはいけないので、つなぐ力やアタックのスキルは向上します。鶏が先か卵が先かという話と似ていますが、両方を一緒に高めていくことを目指します。守備の場合、ファーストディフェンダーがまずはボールを奪いに行って、次はセカンドがいくというかたちで、全体で連動します。ところが、日本の少年サッカーの場合は、ファーストディフェンダーがボールを取りに行きません。このアプローチのところで、コーチの皆さんは「飛び込むな」と選手に言ってしまいます。でも、取りに行かないと取れません。相手は、プレッシャーを感じずに自由に何でもできてしまいます。これは、プロ選手でさえ同じ状況です。取りに出ていかないため、なかなかカバーリングを学べません。そこが大きな問題です。■相手に抜かれても追いかけてゆくように導いてあげる皆さんはドイツやスペインなど海外のサッカーをよくご覧になると思います。見ていると、プロたちが足を踏まれているシーンがよく出てきます。ボールを保持している選手が、寄ってきた相手に足を踏まれ倒れる場面があります。これが日本なら、体を寄せに行きます。子どもも同じようにやるので、体ごとぶつかってしまう場面が多くなるようです。それを考えると「相手にかわされてもいい。思い切って行け」と育成年代には言ってあげるべきだと思います。しかし、抜かれて失点して負けるのを避けるため、前述したように「飛び込むな」と命じてしまう。非常に根が深い問題です。このあたりの指導は、コーチの「生きざま」「生き方」みたいなものが現れるようです。取りに行って一度かわされると、日本の子どもは諦めてしまいます。かわされても、抜かれても、それでも追いかけてゆく気持ちが大切なのです。指導者がそこで「もう一回追いかけてごらん」と導いてあげてください。■日本の子どもは戦術理解に乏しい(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)ご相談者様が尋ねている「連携の声」は、戦術を理解することで出てきます。声ではなく、頭の問題といえます。相手が攻めてきた時に、どんなふうに守ったらいいのか。そういった戦術理解が、日本の子どもは乏しいようです。キーパーであれば、背後からディフェンダー全員を見て、相手が右から攻めてくるけれど、左のスペースはどうかな?と考えられる。つまり、ボールだけ見ていてはダメで、マークが外れそうな仲間に「そこケアしよう」「裏来るよ」などと教えてあげる。戦術眼やゲーム感を身に付けなくてはいけません。池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2020年10月23日三井住友海上は、「GKクルマの保険」(家庭用・一般用)でエコマーク認定を12月24日に取得した。エコマークは環境保全に役立つ商品の認定制度エコマークは(財)日本環境協会によって運営され、環境保全に役立つ商品を認定する環境ラベル制度。商品の情報を環境的側面から広く社会に提供し、消費者が環境にやさしい暮らしについて考え、より良い商品を選択できるようにすることが目的という。日本では、国内CO2排出量の2割を自動車・船舶などの運輸部門が占め、自動車の使用によって事故車両の廃棄や排気ガスなどの環境負荷が生じていることから、これらの負荷を軽減するため、自動車保険の契約者や整備工場などに環境へ配慮した行動を促すことを目指して、同保険のエコマークが今年11月29日に制定されている。商品分野別に認定基準が定められ、自動車保険でのエコマーク認定の取得には、(1)事故削減による環境負荷軽減、(2)事故車両修理時のリサイクル・適正処理、(3)保険契約者の環境配慮行動の誘導、(4)紙資源の削減、(5)事業全体としての環境保全活動の項目をすべて満たす必要があったもの。
2010年12月30日個人向け商品の共通ブランド「GK」三井住友海上火災は10日、同社の人気CM「三井住友海上のGK」の、新しいテレビシリーズ「GKガメラ篇」が放映開始となることを発表した。「三井住友海上のGK」は、同社の個人向け自動車保険・火災保険・傷害保険に共通のブランドで、新CMはテレビでは13日から放映が始まっており、同社ホームページでも17日より閲覧できる。CM秘話今回のCMは、イメージキャラクターの堀北真希さんがゴールキーパーを務め、怪獣ガメラより守れるかもしれないというコミカルなもの。撮影秘話では、ゴールキーパーとして横っ飛びする堀北さんが、ワイヤーアクションでの撮影であったこと。使用されたガメラスーツは、1995年に公開された「ガメラ大怪獣空中決戦」を復刻したものであること。CGを使ってガメラが渋谷に現れたように設定したこと、などが披露された。全体として、お茶の間に思わず笑いをもたらす仕上がりとなった。
2010年11月16日