息子は補欠。私は若いママたちのノリについていけず孤独。サッカーが苦痛です問題
、当然ながら本人は辞めるつもりはないとのこと。
いい歳をして情けないですが、どうかアドバイス頂けましたら幸いです。
<島沢さんからの回答>
ご相談いただき、ありがとうございます。
どうか「いい歳をして情けない」なんて言わないでください。しっかりした文章から、お母さんの知性や学ぼうとする姿勢が伝わります。30代半ばで出産した私もどこへ行ってもほぼ最年長のママでした。お気持ち察します。
■お悩みの一番の原因は年齢差によるママ友との距離ではないのでは?
さて、お母さんは今回の相談は「スポ少のママ達との関わりです」と書かれています。
しかしながら、苦悩の一番の原因は違っていませんか。実は、息子さんが試合に出られない現実がお母さんにとって最も苦しいのではありませんか。
そして、その痛みを広げるように刺激するのが、わが子が試合に出ているママグループなのでしょう。その人たちがたまたまご自分より若く、下の名前で呼び合ったり、ランチや飲み会などを楽しむ層だった、ということかなと察します。
このようにわが子が試合に出ている親と出ていない親との分断は、多くのクラブで起きているようです。SNSを見ていると、そのような投稿は山ほどあります。つい最近も「その日2~3試合の予定だったのに、1分も出場させてもらえなかった子どもたちがいた」という投稿を見かけました。
日本サッカー協会の8人制サッカー競技規則には「JFAは、サッカーをしているすべてのプレーヤーが試合に出場する機会を得て、試合を通して楽しみ、成長する機会を持って欲しいと願っています」と書かれています。
人権先進国が多い欧州ではプレータイムを平等にしています。にもかかわらず、日本の少年サッカーはなかなか追いつけません。
外部サイト:日本サッカー協会8人制サッカー競技規則(P2に記載)
サカイク公式LINEアカウントで
子どもを伸ばす親の心得をお届け!
■アドバイス①お母さんのマインドを整えよう応援に行く自分を褒めること
そこで、三つほどアドバイスをさせてください。
ひとつめ。当連載の前回記事「万年補欠の息子。わが子が出ない試合でも応援に行かなきゃダメなのか問題」を、まずは読んでみてください。
このお母さんは、ずっとベンチにいる息子を見ている辛さを訴え「試合にほとんど出ないと分かってるのに応援に行かなければいけないの?」と質問されたのです。