夏休みも生活リズムを整えることで2学期もスムーズにスタートできる! サッカーにも生かせる、脳の使い方とは?
これは、脳の中で起きている神経の活動と眠る神経の活動がせめぎ合っている状態。
このせめぎ合いは脳にとって負担なので、眠い時に眠っておけば脳はラクになるし、脳をラクにしてあげれば明日の朝は頭が冴えるよ、ということを伝えることも大事です。
脳のために行動しよう、と考えれば、睡眠を上手に使おうと考えることができるはず。
「おやすみ」と言って、お子さんが自分から寝に行ってくれたら、それは「メタ認知」(自分と脳を切り離して認知し、客観的に把握すること)を使って、リズムをつくることができている証拠です。
■上手に昼寝をするためにはどうすればいい?
成長期のお子さんは、練習の後など、昼寝をすることもあると思います。菅原先生によると、これから眠くなることを見越して、先に昼寝をしておき、昼寝後の頭をスッキリさせることは、大人になってからも使える、高い技術なのだそうです。
子どもの頃から、上手に昼寝ができるようにしておきましょう。
座って寝られるのであれば睡眠の脳波は出ないので、起きた時もすんなり起きられますが、横になって寝るのであれば、10分後に起きるのか、それとも1時間後に起きるのかなど、どの位で起きるのかを設定しておくと良いと言います。
「昼寝をする前に『○分後に起きる』頭の中でつぶやけば、その時間には心拍数が上がってきて、スッキリ目覚めることができます。しかも、練習するほどピッタリ起きられるようになります。」
もし昼寝の途中でお子さんを起こす場合には、「何分後に起こす?」などと先に話しておくといいでしょう。
また最低7時間は起きている状態で夜をむかえた方が良いので、夕方は昼寝をしないように気をつけた方が良いそうです。
■サッカーノートを続けるカギも「4日」だった
「サッカーノートを書くことが難しい」「うちの子はなかなか続けられない...」といった声をよく耳にしますが、環境設定を工夫し、難易度を低くしてあげることが大切なのだと言います。
ノートを決まった場所に置いておき、練習を終えて帰宅したらそのままノートの前に行く動線をつくってみましょう。また、練習の前に日付だけ書いておくなど、ちょっとだけ手をつけておけば、脳は、続きを書きたくなります。」
前編で脳が苦手なことを避けると良いとお伝えしました。
※脳が苦手なこと:あいまいな予想や予定、同じ場所で色々なことができてしまうこと、2つ以上のことを同時に行うこと
ですので、書く場所を決めておく、帰宅からノートまでの動線をつくる、「ノートを書く」