子育て情報『出生早期から1歳まで「ママ&キッズ 」製品を指導したスキンケア方法のもと使用した乳児において、卵白に感作している児も含めアトピー性皮膚炎・食物アレルギーの発症率は極めて少ないという研究結果を発表』

2022年12月9日 17:45

出生早期から1歳まで「ママ&キッズ 」製品を指導したスキンケア方法のもと使用した乳児において、卵白に感作している児も含めアトピー性皮膚炎・食物アレルギーの発症率は極めて少ないという研究結果を発表

いちかわクリニック(福島県福島市 産科、小児科)、千葉大学予防医学センター(千葉県千葉市)、株式会社ナチュラルサイエンス(東京都中央区)らの研究チームは、出生早期から1歳まで、低刺激スキンケア「ママ&キッズ ベビーライン」製品を、指導したスキンケア方法で使用した結果、1歳の時点で、アトピー性皮膚炎は92.7%、食物アレルギーは98.3%の児が発症しなかったという研究発表を行いました。本研究は、2022年11月12、13日に開催された第59回日本小児アレルギー学会学術大会において、優秀演題賞を受賞しました。

表1:https://www.atpress.ne.jp/releases/338631/table_338631_1.jpg

発表概要
上記研究チームは、乳児の経時的な皮膚バリア機能変化とアレルゲン感作の関係を明らかにする目的で前向き出生コホート観察研究(Fukushima Study)を実施しました。低刺激スキンケア「ママ&キッズ」製品で、洗浄と保湿のスキンケア方法・使用量の指導のもと、出生早期から1歳まで継続的にスキンケアを実施した乳児において、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーの発症率が極めて少ないという結果が得られました(1歳の時点で、アトピー性皮膚炎は92.7%、食物アレルギーは98.3%の児が発症しませんでした)。一方、卵白感作率は生後6か月で30%、1歳で39%の乳児で確認され、スキンケアで卵白感作を予防することはできませんでした。
しかし、感作が認められた児も含めアトピー性皮膚炎発症および食物アレルギーの発症を予防する効果が確認できました。

背景
我が国では、出生早期からの保湿などのスキンケアの介入により、アトピー性皮膚炎を予防する効果の研究結果が報告されています。しかしながら、別の研究や海外ではスキンケア介入による予防効果は得られない、食物アレルギーが増えるという報告もあり、出生早期からのスキンケアの介入の是非が問われています。
また、乳児期の皮膚バリア機能異常と感作の関連について、スキンケア製品及びスキンケア方法、使用量を特定したうえで定量的、客観的な評価、解析した報告は少ないのが現状です。
本研究では、前向き出生コホート観察研究により、洗浄と保湿によるスキンケアを、使用製品とスキンケア方法を統一し、生後早期から生後12か月まで行った乳児の経時的な皮膚バリア機能変化とアレルゲン感作の関連を明らかとする目的で行いました。

新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.