フレンチシューズブランド『Paraboot(パラブーツ)』は、1908年から変わることなくメイドインフランスを貫く名門ブランド。昔ながらの製造方法で作られる靴は、アウトドアシューズをルーツにもつタフな作りや洗練されたデザインで、メンズファッション誌などで特集も組まれるほどの人気の高さです。トラッドシューズやメンズライクなシューズを履くことがレディースの定番スタイルのひとつとなった今、ちょっと贅沢なプライスでもタイムレスに愛用できる一足が欲しい! そんな人にオススメしたいのが実用的でありながら、ファンション性も満たしてくれる『パラブーツ』のシューズです。 どんなにトレンドが目まぐるしく変わっても、乙女にとって寒い季節のファーアイテムは鉄板。ほわほわのファーをスタイリングの一部に取り入れると、一気に季節感が出ますよね。パラブーツのシューズで使用されているファーはどれも品質の確かな本物で、上品な艶感や滑らかな毛並みはハンサムなレザーシューズにフェミニニティをプラスしてくれます。 ローファーには甲部分にミンクの毛をあしらい、ボリューミーなデザインに。登山靴でも使われる製法を使用したシューズはシンプルな見た目からイメージするよりもかなり丈夫です。人気のモデル「ミカエル」はラパンの毛をあしらい、オールブラックがモードな印象も。ファーがレザーに馴染みさりげないので、オフィススタイルにも合わせられそうです。「ミカエル」のハイカットモデルはショートブーツのように履きこなして。履き口に取り付けたクッションがくるぶし、足首への負担を軽減し履き心地も抜群。 (トップ画像)左からシューズ¥80,000・¥65,000・¥68,000/パラブーツ 万能アイテム、サイドゴアブーツブーツ¥63,000/パラブーツ 一足あると便利なサイドゴアブーツ、パラブーツの「ヴィレット」は水に耐性があり雨の日にはレインブーツとしても履くことができます。表面の白い粉は皮に含まれる油分が表面に出ているもので、ブラッシングや乾拭きで簡単に落とせるのでご安心を。ボリューム感も控えめで都会的なデザインは、キレイめのコーディネートにも好相性です。 パラブーツwww.paraboot.com03-5766-6688(パラブーツ青山店)
2018年12月02日フラットのシューズは一見ラクそうに見えるのですが、長時間履いていると意外と疲れると感じている人も多いのではないでしょうか。その要因は靴底。靴底が薄いフラットシューズは衝撃吸収力が弱く、足裏に負担がかかりやすくなっています。フラットタイプで女性らしい足元を作ってくれるバレエシューズも、ポインテッドヒールよりは断然ラクだけどモノによっては痛くなったりすることも。そんなお悩みを解消しながら、フレンチなムードもキープしたバレエシューズが、遠くモロッコのブランドにありました。 2つの文化が出会う場所、カサブランカのシューズブランド 『REVE D’UN JOUR(レーヴ ダン ジュール)』は、モロッコ・カサブランカのシューズブランド。かつてフランス領だったカサブランカは、今もフランス文化の影響が色濃く残っている都市で、本来のエキゾチックなムードとフレンチシックのミックスしたスタイルが新たな魅力です。レーヴ ダン ジュールもそうした背景を感じる、“カサブランカに漂うリラックスしたフレンチスタイル”をコンセプトに。 自社工場でオールハンドメイドのバレエシューズ ブランドのシグネチャーである、バレエシューズは一足一足すべて自社工場でのハンドメイド。伝統的なサケット製法が、疲れやすさを解消するカギとなっています。サケット製法では歩行時の衝撃をやわらげるクッション入りの中敷とアッパーを縫い合わせ、袋状にして木型に合わせて固定。ソールの反りがよく、歩いたときに足の動きにしなやかにフィットしてくれます。 アッパー素材にはソフトなゴートレザーを使用し、アウトソールはラバーソルで補強されているので履き心地も快適です。 先端が丸みを帯びたスクエア型なので、大人っぽいシルエットがスタイリングをリラックスしすぎず仕上げてくれます。足元もすっきりと見せてくれるので、甲の幅が広めな日本人にはうれしいかぎり! レーヴ ダン ジュールはフランス語で“夢がかなう日”という意味するそう。あなたの夢をかなえる一足をこの冬にぜひ。 バレーシューズ¥17,000/レーヴ ダン ジュール(ビームス ウィメン 原宿) ビームス ウィメン 原宿03-5413-6415:kimyongduckstyling:Mari Nagasakahair&make:Daisuke Yamada(Cake)model:Rio Kajiyamatext : Momoko Yokomizo
2018年12月01日『美女と野獣』『シンデレラ』など、名作の実写化を次々と成功させているディズニー。『くるみ割り人形と秘密の王国』は、チャイコフスキーのバレエ組曲である『くるみ割り人形』の原作『くるみ割り人形とねずみの王様』に着想を得たファンタジー大作です。ディズニーが贈る、新たな『くるみ割り人形』主人公は、愛する母を亡くし、心を閉ざした美少女クララ。彼女は父から、母が遺したものとして、鍵のかかった卵型の入れ物をプレゼントされます。箱の中には、「あなたに必要なものはすべてこの中にある」という謎めいた言葉が。クリスマス・イヴの夜、クララは母の言葉に隠された真実を突き止めようとするうちに、不思議な世界へ迷い込みます。そこには、色とりどりの花と緑に満ちた“花の国”、キャンディやマシュマロで飾られた“お菓子の国”、雪と氷が輝く“雪の国”、そしてかつて“遊びの国”だった荒地“第4の国”からなる〈秘密の王国〉が。やがて、この世界を創り上げたのが亡き母であることを知ったクララは、母が愛した王国を救うため、自ら行動を起こします。あらすじからも読み取れるように、この映画はバレエや原作の『くるみ割り人形』を忠実に再現したものではありません。随所に『くるみ割り人形』へのオマージュをちりばめながら、ディズニー独自の解釈が加わった新たな物語を楽しむことができます。本作を語るうえで欠かせない要素は、音楽とバレエ。ウォルト・ディズニーは、チャイコフスキーの大ファン。クラシック音楽とアニメを融合させた『ファンタジア』(1940年)では、バレエ組曲「くるみ割り人形」を使用。『眠れる森の美女』(1959年)ではチャイコフスキーが手掛けた同名タイトルのバレエ組曲から「ガーランド・ワルツ」のメロディを引用し、「いつか夢で」を生み出しました。本作に、『ファンタジア』へオマージュを捧げたシーンが登場するのも頷ける、深いつながりを感じます。劇中のバレエ・シーンでは、超一流のダンサー、ミスティ・コープランドとセルゲイ・ポルーニンが豪華共演。卓越した表現力で観客を圧倒します。さらに、エンドクレジットで流れるのは、世界最高峰のテノール歌手アンドレア・ボチェッリが、息子マッテオとコラボした新曲「フォール・オン・ミー」。親子の普遍的な関係を表現した歌詞はクララと母に重なり、深い余韻を残します。衣装を手掛けたのは、アカデミー賞衣装部門に2度輝いたジェニー・ビーヴァン。クララの衣装は彼女の心情によって変化し、ヴィクトリア朝時代のドレスや軍服にインスパイアされた華麗な衣装の数々に目を奪われます。また、キーラ・ナイトレイ演じるシュガー・プラムは、クララが受けた忠告「見た目に惑わされるな」を体現したキャラクター。綿菓子のようなふんわりヘアにメタリック・オーガンザのドレスをまとった彼女は見た目も喋り方もキュートなのに、性格はとってもエキセントリック。これまでのイメージを覆すキーラの怪演は必見です。近年、こういった役柄はシャーリーズ・セロンの独壇場でしたが、今後はキーラがその座を脅かす存在になるかも!?煌びやかな映像に加え、音楽、バレエなど、超一流の娯楽が詰まった本作。一足早く届いたクリスマス・プレゼントのような映画です。『くるみ割り人形と秘密の王国』『くるみ割り人形』を原作に、美少女クララの冒険を描くファンタジー大作。監督/ラッセ・ハルストレム、ジョー・ジョンストン出演/マッケンジー・フォイ、キーラ・ナイトレイほか11月30日(金)より全国公開。©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.※『anan』2018年12月5日号より。文・田嶋真理(by anan編集部)
2018年11月30日11月28日夜の『ドン・キホーテ』で華やかに開幕したマリインスキー・バレエ日本公演。その本番を前に、28日午後、東京文化会館で舞台稽古が公開され、本番さながらの熱のこもったステージが繰り広げられた(衣装付きの稽古は一幕のみ)。舞台リハーサルを行ったのは、29日(木)のキャストで、キトリ役はレナ―タ・シャキロワ、バジル役がティムール・アスケロフという新鮮なコンビ。エスパーダにロマン・ベリャコフ、街の踊り子はプリンシパルのエカテリーナ・コンダウーロワが華を添える、サプライズのような豪華さだ。シャキロワは強靭な足と柔らかな上半身で踊りが大きく、明るくお茶目なキトリのキャラクターがぴったり。跳躍はフワッと軽く、回転もスピード感があり、三幕のグラン・フェッテでは扇を持った手を上げる超絶技巧を見せていた。アスケロフは美しいつま先、長い足がノーブルな雰囲気で、シャキロワを献身的にサポート。リハーサル中もよく声をかけ、確認しあっている場面が見られた。街の踊り子のコンダウーロワは、ポンパドール風に盛り上げたヘアスタイルの効果もあり、うっとりするほど艶やか。コケティッシュな踊りで場をさらう。ベリャコフは、男性陣の中でもひときわ長身のスタイルと大きな手が魅力的。マントを翻してフェロモンたっぷりにエスパーダを踊った。花売り娘(キトリの友人)には石井久美子が登場し、チャーミングな笑顔に溌剌とした踊りで場面を盛り上げる。登場シーンも多く大活躍だ。作品の肝となるドン・キホーテ、サンチョ・パンサ、ガマーシュもそれぞれが愛すべきキャラクターで目が離せない。ファテーエフ芸術監督は、列の並び、音楽のテンポなどを細かくチェックしながら客席からマイクで指導をし、時には立ち上がって指示をだす熱の入れよう。群舞の場面は繰り返して行い、ダンサーたちも疲れを見せずにそれに応えていた。二幕では、アムール(キューピッド)に永久メイ、森の精の女王には今年入団し、ソリストとなったマリア・ホーレワ、ドルシネア(キトリ)のシャキロワという今後のマリインスキーを背負う若手が並んだ。永久はひときわ細く可憐なスタイルでキューピッドの愛らしさを表現し、個性を発揮していた。マリインスキーがゴールスキー版『ドン・キホーテ』を日本で上演するのは実に22年ぶり。舞台装置や衣装も美しく、二幕の夢の場面の満開の桜のような装置、三幕のランタンが灯る奥行きのある背景は、どこか日本的な情緒を感じさせるのが不思議だ。またマリインスキー歌劇場管弦楽団が層の厚い演奏を聞かせ、バレエがとびきり贅沢な総合舞台芸術であることの喜びを改めて感じさせてくれる。目の肥えた日本の観客にとっても新しい発見に満ちた公演となりそうだ。マリインスキー・バレエ日本公演は12月9日(日)まで上野・東京文化会館にて行われる。取材・文/郡司真紀
2018年11月30日ロシア・サンクトペテルブルクを拠点とする世界最高峰のバレエ団、マリインスキー・バレエの3年ぶりの日本公演がいよいよ始まる。翌日からのツアー開幕を前に記者会見が行われ、ユーリー・ファテーエフ芸術監督のほか、プリンシパルダンサー5名、ソリスト2名が登壇。公演への意気込みを語った。【チケット情報はこちら】ウラジーミル・シクリャローフは稽古着姿のまま参加。前回はケガのために『ロミオとジュリエット』の公演を降板したことに触れ「今回は全ての演目に出演して、踊りを全うしたいと思います。全力を尽くして、観客の皆さんの心に残るようにしたい」と話し、今や看板プリマのヴィクトリア・テリョーシキナは「日本の皆さんがマリインスキーの古典を正しく評価してくださっているのがうれしい」とコメント。「日本の皆さんはフェッテ(回転技)が大好きですよね。今回の演目はフェッテが満載で見ごたえがあると思いますよ」と場を和ませる。キミン・キムは今年5月、ウィーン国立バレエ団来日公演でゲストとして踊ったことにふれ「観客の方たちにとても気持ちよく迎えていただき、また日本で踊りたいと思いました」。また日本凱旋公演にのぞむ永久メイを気づかい、自身の経験を踏まえて「母国での公演は緊張するもの。僕たちが全力でサポートしたい」と温かい一言を。来日公演が9年ぶりとなるアリーナ・ソーモワは、ふたりの子供の母となり、家族には海外では踊らないと宣言していることを告白。「でも日本の温かい観客の皆さんが待ってくださっているので、来てしまいました。今回は貴重な機会になります」。前回に続いて『白鳥の湖』を踊るエカテリーナ・コンダウーロワは、「『白鳥の湖』は観れば観るほど面白くなる演目」と話し、マリインスキーの魅力を「バレエはソリストだけで成り立つものではない」と、コールド(群舞)の揃った動きの美しさを挙げた。今後を担う若手ソリストの筆頭、レナータ・シャキロワは10年以上前のワガノワ・バレエ・アカデミーの日本ツアー以来。「バレエ団のメンバーとして初めての来日で、ドキドキとワクワクでいっぱい」とにこやか。そしてマリインスキー団員として初の日本公演となる注目の永久メイ。「東京文化会館で踊るのは初めて。こんなに大きな劇場で踊ることに緊張しています」と初々しく話し、マリインスキーの魅力を「スタイルが完璧に揃っていますし、上半身の使い方が素晴らしい。私は今も勉強中です」と挙げた。ファテーエフ監督は、ガラの演目について触れ「バレエ団では若い振付家を養成する活動を行っており、若い振付家にチャンスがあることが劇場全体の高揚感にもつながっている」と話し、他国出身のダンサーが増えていることについては「過去にはダンサーが西側へ出て行く現象がありましたが、今は逆のことが起きている。海外で学び、マリインスキーで成長したいと思う才能あるダンサーが増えているのは喜ばしいこと」とコメントした。本公演は11月28日(水)から12月9日(日)まで上野・東京文化会館にて行われる。取材・文:郡司真紀
2018年11月28日バレエ史料・美術・衣装などを展示する展覧会「薄井憲二バレエ・コレクション特別展 The Essence of Beauty バレエー究極の美を求めてー」が、横浜・そごう美術館にて開催される。期間は2018年11月23日(金・祝)から12月25日(火)まで。「薄井憲二バレエ・コレクション」とは日本バレエ協会前会長の薄井憲二が収集した「薄井憲二バレエ・コレクション」は、バレエの始まりから現代までを広くカバーする世界でも有数のコレクション。ダンサーたちの自筆の手紙やメモ、写真、当時の公演プログラム、台本、美術的価値の高いリトグラフや絵画、ポスター、陶器、絵はがき、書籍や雑誌といった文献資料など、6500点を超える貴重な史料が揃う。史料・美術・衣装など約300点を展示「薄井憲二バレエ・コレクション特別展 The Essence of Beauty バレエー究極の美を求めてー」では、このコレクションの中から、バレエの歴史・バレエ美術・チャイコフスキー三大バレエに関する品を約300点セレクト。衣装や、映像なども交えて、バレエの美の世界を紹介していく。展示されるのは、マリー・タリオーニが踊ったバレエ作品『ラ・シルフィード』を表現したアンティークプリントや、"日本バレエの母"とも称されるエリアナ・パヴロバの遺品、東京シティ・バレエ団の再演で注目を集めた藤田嗣治『白鳥の湖』の草案模写・舞台模型といった舞台美術など。牧阿佐美バレヱ団のチャイコフスキー三大バレエ『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』から約30点におよぶ衣装や、『瀕死の白鳥』を代表作に持つバレリーナ アンナ・パヴロワの映像も紹介する。【詳細】薄井憲二バレエ・コレクション特別展 The Essence of Beauty バレエー究極の美を求めてー会期:2018年11月23日(金・祝)~12月25日(火) ※会期中無休開館時間:10:00~20:00(最終入館は閉館の30分前まで)会場:そごう美術館(神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店6階)入館料:大人1,000(800)円、大学・高校生800(600)円、中学生以下無料※全て税込。( )内は前売および20名以上の団体料金。ミレニアム/クラブ・オンカード持参者は( )内の料金にて入館可。障がい者手帳各種持参者と同伴者1名は無料。前売券取扱場所:そごう美術館、セブン-イレブン、ローソンチケット、イープラス、チケットぴあ【問い合わせ先】TEL:045-465-5515
2018年11月24日日本のバレエ人口は世界一ともいわれるが、世界三大バレエ団のプリンシパルはまさに憧れの頂点。ただその舞台に立ち続けるには血のにじむような努力が必要だった――。世界三大バレエ団のひとつで、名誉総裁をチャールズ皇太子が務める「英国ロイヤル・バレエ団」。全団員89人中、最上位のプリンシパルは17人だけだ。平野亮一(35)と高田茜(28)は、2年前の’16年に2人同時にプリンシパルに昇格した。そして、平野は10月8日、今シーズン開幕の演目『マイヤリング(うたかたの恋)』で初日の主役を飾った。いわば、これは“英国ロイヤルの顔”となったことを意味する。英国ロイヤル・バレエ団は、1931年創設。ニジンスキーの再来と言われたルドルフ・ヌレエフやシルヴィ・ギエムらが在籍。古典となった名作『リーズの結婚』や『マノン』『マイヤリング』などを生み出した。日本人プリンシパルとして次期新国立劇場芸術監督である吉田都(53)が’95年から15年間、Kカンパニー主宰の熊川哲也(46)が’89年から10年間在籍した。日本を代表する2人のバレエダンサーとはいえ、かの英国ロイヤル・バレエ団の屋台骨を背負う存在になった今、そのプレッシャーはどれほどのものなのか。本誌記者が、英国「ロイヤルオペラハウス」リハーサル・ルームで練習中の2人を訪ねると、いかにも“楽しんでいます”といった爽やかな笑顔で迎えてくれた。高田「私たちは同じ日本人でローザンヌ(国際コンクール)からロイヤル入りした経験も同じ。共通点が多いんです」平野「とくに2年前、同時にプリンシパルに昇格してからは一緒に取材を受けることも増えました。でも僕がおしゃべりだからいつも茜ちゃんが“そうですね” で終わっちゃう。今日は気をつけるよ」高田「そうですね(笑)」それにしても、今回の平野さんの“開幕ダンサー”デビューは、日本のファンの方たちも驚いているのではないでしょうか?平野「僕もです。初日の10日前に突然指名されたので、喜んでいる暇などまったくなかった。パートナーは約1カ月間、別の人と稽古を重ねていたので、早く追いつかなければと、とにかく必死でした」高田「そんな、そんな。英五大新聞からタブロイド紙まで『ダイナミック』『ファンタスティック』と大絶賛だったじゃないですか。同じ日本人として、誇らしかったです」平野「『マイヤリング』では茜ちゃんもヒロインのマリーを踊った。相変わらずテクニックは完璧でした」高田「でも、本番前はいまだに緊張します。今回もソイラテ飲みながら舞台袖をウロウロと……」平野「そうなの?僕はキャサリン妃が来ようが、ウチの両親が居ようが、全然あがらない(笑)」高田「それは天性のもの。羨ましすぎます」平野「ただプリンシパルになってからは、格段に練習量が増えました。どんな役を振られても“できて当たり前”ですから」高田「私も100%の力で稽古に臨まないと、本番が不安で」平野「普通の人は稽古80%、本番で100%なのにね。そんな一切手を抜かない茜ちゃんだから、踊りの統制が取れていて、パートナーも合わせやすい」高田「いえいえ、いつも自由にさせてくださるから」平野「男性ダンサーに求められるのは、まず相手役の信頼を得て安心して身を任せてもらうこと。つま先立ちでスピンし、全身を投げ出して飛んでくるプリマたちを、男性ダンサーがしっかりと空中でキャッチする。このとき、何があっても支えるぞという心構えに加え、プリマをより優美に見せる技術も必要です。ただ残念なことに、僕たちはまだ1度しかペアを組んだことがないんだよね(’16年12月『くるみ割り人形』ロンドン公演)」高田「20センチ以上の身長差がありますから(162センチと185センチ)」平野「確かに、その差は様式美的にどうなのかなとなったらしい(笑)」バレエは人間の体を極限まで鍛える芸術。ときには体に無理な動きをさせることもあり“ケガの恐怖”が常につきまとう。稽古中の事故の話になると、2人は、とたんに、当時の痛みを思い出したかのような険しい表情に――。高田「今年8月の東京での『レイヴン・ガール』で、久しぶりに共演できましたね」平野「実はあれは、2年前にバレエ人生で最悪の“地獄”を味わったいわくつきの演目なんです。5分以上相手をリフトし続ける場面があって、初演のときはカーテンコールの後に舞台袖で動けなくなってしまった。腕が痙攣して。その点、体重が軽い茜ちゃんと踊ったときは、天国みたいでした」高田「男性ダンサーは気をつけないと腰をやっちゃうでしょう?」平野「ほかにも、ステージでボキッといったまんま動けなくなったことがある。衣装を着たまま救急車で運ばれて(診断はギックリ腰)」高田「私はひざに問題を抱えたままずっと踊っているので、あまり無理しないようにしています。最近はこれ以上稽古をやると“くる”というのがわかってきましたが」平野「僕はすねが疲労骨折するんじゃないかと心配。どこか体を壊して引退を決意するケースは、周りを見ていても多い気がしますね」今年8月、英国ロイヤル・バレエ団が’19年6月21日から3年ぶりの日本公演を行うことが発表された。もちろん、2人の日本人プリンシパルも出演する予定だ。高田「演目は『ドン・キホーテ』。宿屋の看板娘・キトリを披露します」平野「また2人の演技を直接日本のお客さんに見てもらえるのはとても楽しみだね」
2018年11月17日まもなく開幕の〈20世紀の傑作バレエ2〉公演で、現代バレエの巨匠による4作品を上演する東京バレエ団が公開リハーサルを実施、同時に催された記者懇親会で、斎藤友佳理芸術監督、主演ダンサーの川島麻実子、柄本弾が意気込みを語った。【チケット情報はこちら】この日スタジオで公開されたのは、ドラマティック・バレエの傑作『椿姫』などの作品で知られる振付家、ジョン・ノイマイヤーによる『スプリング・アンド・フォール』のリハーサル。公演ではこのほか、ジェローム・ロビンズ振付『イン・ザ・ナイト』、イリ・キリアン振付『小さな死』という、同団が昨年初めて取り組んだ2作品と、彼らの代表的レパートリーであるモーリス・ベジャール振付『ボレロ』の全4作が上演されるが、国内カンパニーでこれほどの巨匠の作品を一挙上演する例は珍しく、20世紀バレエの豊かさ、奥深さを俯瞰させてくれる貴重な機会となる。2000年に彼らのレパートリーに加わった『スプリング・アンド・フォール』は、ドヴォルザークの〈弦楽セレナーデ〉にのせて17人の男女が紡ぐ、瑞々しい魅力に溢れたバレエ。具体的な筋書きはないが、バレエ・ミストレスの佐野志織が主導するリハーサルでは、感情の動きが大いに重視され、そこここに立ち現れる若い男女の出会いや語らいのイメージに、しばしばハッとさせられる。自身も本作の東京バレエ団初演を踊り、「思い入れのある作品」と語る斎藤。彼女が「ぜひ大きな舞台で観ていただきたい」と配した2組の主役のうち、初日と最終日に登場するのが川島と柄本だ。「入団間もない頃に観て、とても印象的でいつか踊りたいと思った。携わることができて幸せです」と話す川島は、『イン・ザ・ナイト』第2、第3パ・ド・ドゥにも取り組み、様々な表情を見せる。いっぽうの柄本は、「主役として皆をひっぱっていくことが大事。体力強化が重要と痛感」と笑う。ほかに『イン・ザ・ナイト』『ボレロ』と全3作に出演、『ボレロ』は野外ステージやファミリー向け公演で踊る機会はあったが、こうしたバレエ団公演の大舞台での主演は初だ。「自分らしさを出せるようになってきたかな、と思っています」と、胸の内を明かす。この3年、様々な挑戦を重ねた斎藤だが、「今回はその集大成。これまで取り入れてきたもの、その一部をお見せしたい」と自らの仕事を振り返り、「これらの作品に一度に携わることができる今のダンサーたちは、なんて幸せだろうと思います」と笑顔。見応えある舞台が期待される。東京バレエ団〈20世紀の傑作バレエ2〉は、11月30日(金)から12月2日(日)、東京文化会館にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2018年11月15日トレンドを追うよりも、トレンドに流されないスタイルのほうがじつは難しいものです。しかもそれをおしゃれに見せようと思うなら、尚更のこと。トレンドのメインストリームなら、ショップでも選択肢はたくさんあるし雑誌やSNSでお手本になるコーディネートを簡単に見つけられるけれど、脱トレンドの独自のスタイルにはセンスが求められます。そんな時に頼りになるのが本格派のアイテムたち。たとえば老舗と呼ばれるブランドで、いつの時代も愛されてきたモノはそうした普遍的な魅力が宿っているのではないでしょうか。 英国生まれのシューズブランド、『JOSEPH CHEANEY(ジョセフ チーニー)』 トラッドなスタイルと一口にいっても、トレンドとしての要素だったり、そのブランドらしく再構築したものだったり、色々。今回ご紹介したいのは、正真正銘のトラディショナルなアイテムです。『JOSEPH CHEANEY(ジョセフ チーニー)』は1886年にイギリス・ノーサンプントン州の郊外、デスバラーで設立された老舗シューズブランド。英国の紳士靴の代表的な製法であるグッドイヤー・ウェルトで作られるシューズの生産地として有名なエリアです。 メンズのタッセルローファーをレディース仕様にして誕生した「LACEY」は女性らしさと洗練さを兼ね備え、学生っぽくならない大人の表情に。踵廻りや履き口をシャープに狭めているのでフィット感が増し、シェイプもすっきりとしています。U字型のステッチであしらわれた、革の立ち上がりの少ない縫製もほかでは見かけないジョセフ チーニーならではの作り。しなやかなアッパーにあしらわれたタッセル、サイドに通したレザーの紐がミニマルなデザインのアクセントとなり、都会的な印象も叶えてくれます。 大事に長く履きこむほどにわかる、シューズの実力。 カーフ素材は、お手入れをすることで美しさが増し、より長持ちするそう。レザーのソールも履くほどに柔らかくなり、歩きやすさを感じられるはず。なにかとお出かけの多い年末年始にカジュアルなシーンから特別な集まりまで、これさえ履いていればどんなオケージョンにも恥ずかしくない頼もしい一足です。脱トレンドを目指すならまずは足元から自分らしさを作り上げ、少しずつスタイルを磨いていきましょう! タッセルローファー¥62,000/JOSEPH CHEANEY(渡辺産業プレスルーム) JOSEPH CHEANEY03-5466-3446(渡辺産業プレスルーム)cheaney.jp photograph:kimyongduckstyling:Mari Nagasakatext : Momoko Yokomizo
2018年11月13日ロジェ ヴィヴィエ(Roger Vivier)より、2019年春夏シーズンのシューズなどが登場。伊勢丹新宿店にて開催される期間限定ストアで、2018年11月21日(水)から先行発売される。ゲラルド・フェローニ就任後初のコレクション60年代の人気パンプスをリモデル「トレ ヴィヴィエ」新クリエイティブ・ディレクターのゲラルド・フェローニを迎えた初のシーズン。コレクションの核となるのは、1960年代にロジェ ヴィヴィエから登場しカトリーヌ・ドヌーヴの着用で人気を博したパンプスのリモデル「トレ ヴィヴィエ」シリーズだ。2種の高さで展開されるキューブヒールと、光沢のあるメタルやクリスタルのラージスクエアバックルは、美しいオリジナルモデルへのオマージュ。パンプスだけでなく、1960年代を思わせるレトロな表情のブーティも展開する。また、ペアでコーディネートできるようにデザインされた、「トレ ヴィヴィエ」バッグにも、アイコニックなオーバーサイズのバックルがあしらわれている。初のランニングスニーカー「ヴィヴ ラン」もまた、メゾン初のランニングスニーカー「ヴィヴ ラン」も登場。メッシュアッパーにエレガントなバックルをあしらい、ダイナミックでスポーティーなソールを合わせたモデルなどを展開する。伊勢丹新宿店で期間限定ストアいち早く、2019年春夏シーズンのアイテムを揃える期間限定ストアが、伊勢丹新宿店で2018年11月21日(水)から11月27日(火)まで開催される。会場では、「トレ ヴィヴィエ」シリーズを中心に、「ヴィヴ ラン」のスニーカーなども先行発売する。11月21日(水)には、ゲラルド・フェローニも来場する予定だ。詳細ロジェ ヴィヴィエ 2019年春夏 シューズ先行発売日:2018年11月21日(水)※伊勢丹新宿店の期間限定ストアにて先行発売。価格例:〈トレ ヴィヴィエ〉・パンプス 103,000円+税 / 186,000円+税・ブーティ 140,000円+税・バッグ 266,000円+税〈ヴィヴ ラン〉・スニーカー 129,000円+税 / 99,000円+税■期間限定ストア「トレ ヴィヴィエ(Très Vivier)」開催期間:2018年11月21日(水)~11月27日(火)場所:伊勢丹新宿店本館1F=ザ・ステージ住所:東京都新宿区新宿3-14-1※2018年11月21日(水) 10:30~11:30にはゲラルド・フェローニが来場。【問い合わせ先】伊勢丹新宿店 ロジェ ヴィヴィエTEL:03-3352-1111
2018年11月12日映画『ホワイト・クロウ伝説のダンサー』が2019年5月10日(金)、全国ロードショーされる。“伝説的バレエダンサー”の半生を描く映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』は、ニジンスキーの再来と言われたロシア人バレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフの半生を描いた作品。20世紀最高のダンサー・振付家として活躍したルドルフ・ヌレエフは、幼少期よりバレエに魅了され、キーロフ・バレエに入団。1961年、キーロフのパリ公演直後に空港で突然の亡命を果たすなど、私生活でも舞台同様、激しく情熱的に生き抜いたことで知られている。監督・出演はレイフ・ファインズ監督を務めるのは、『007 スペクター』『グランド・ブダペスト・ホテル』などの出演で知られるレイフ・ファインズ。また、本作への出演も兼任する。主演のルドルフ役は、現役のトップダンサーであるオレグ・イヴェンコが演じるほか、アデル・エグザルホプロスや、ラファエル・ペルソナなど、期待のヨーロッパ俳優たちも出演する。ストーリーキーロフ・バレエのソリストとして世界を魅了していたにも関わらず、その激しい性格と反抗的な態度から政府に警戒されていたルドルフ・ヌレエフ。舞台上・日常を問わず情熱的で大胆だった彼の素顔と、海外公演の途中にパリでドラマチックな亡命を果たすまでの半生を描く。【詳細】映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』公開日:2019年5月10日(金)全国ロードショー監督:レイフ・ファインズ出演:オレグ・イヴェンコ、セルゲイ・ポルーニン、アデル・エグザルホプロス、チュルパン・ハマートヴァ、レイフ・ファインズ
2018年10月29日レペット(Repetto)のベビー&キッズシューズがリニューアル。レペット銀座店をはじめ、全国の有名百貨店を中心に販売される。バレリーナシューズで人気を誇るレペットは、新生児が初めて着用する“ファーストシューズ”から取り揃えてきた。今回のリニューアルでは、フランスで70年の歴史を誇る老舗・子供靴専門店「リトルマリー(Little Mary)」との共同開発を実現。かかとの裏側にかかる体重への適切なサポートや、程良いホールド力とグリップ性を兼ね備えたソール、つま先に配慮した保護機能など、リトルマリーの拘りの技術を取り入れて、従来よりも子供の成長過程に適したシューズを提案する。そんな高機能性を搭載した、2018年秋冬の新作には、ダルメシアン柄を散りばめたバレリーナシューズや、煌めくグリッタ―がアクセントとなる、レースアップスニーカー、パステルブルーに彩られたオックスフォードシューズなどがラインナップ。12.5cmのベビーサイズから、24.5cmのキッズサイズまでを用意している。【詳細】レペットのベビー&キッズシューズサイズ:・ベビーコレクション 19-25(日本サイズ12.5-16.1cm) ・キッズコレクション 24-38(日本サイズ16.1-24.5cm) ※0.6cm刻み価格帯:26,000円-42,000円+税 ※同じモデルでもサイズにより価格が変動取扱店舗:銀座店/玉川高島屋S・C店/広島福屋店/天神ヴィオロ/公式オンラインストア ※10月24日(水)~30(火)の期間限定で大阪髙島屋店でも展開
2018年10月27日そろそろ本格的に寒くなる頃、秋冬のショッピング計画はもう決まりましたか?今季もさまざまなトレンドがありますが、どんな環境の人にもハードルが低く、取り入れやすいのがシューズ。存在感のあるスニーカーをコーディネートの主役にするのもよし、さりげなく今っぽさのあるスリッポンを楽しむのもよし、足元は自分の塩梅で調節しやすいパーツです。オフィスや普段使いで取り入れるなら、たとえば今季注目のどこか懐かしいダッド”なスタイルもひとさじの女性らしさが欲しいところ。そんなトレンド感と実用性のあるシューズをナビゲート! (トップ画像)ヒールアップマニッシュシューズ(ヒール5.8㎝)各¥19,000/アニューイット ほどよいモード感が理想的、ジャパンメイドの『Anew it(アニューイット)』 特別な日ではない、デイリーに履く靴は大切なのは履き心地。もちろんおしゃれな一足を選びたいけど、パーティーに行くわけでもない普段の一日はやることが盛り沢山。日々のタスクをこなすのに10㎝のピンヒールを履いているわけにはいきません!日本製にこだわった神戸のシューズメーカーが手がけるファクトリーブランド『Anew it(アニューイット)』は、リラックスした心地よさを追求しながら、ほどよくモード感のあるデザインがきらり。クラシカルなムードの今季のコレクションも、メンズライクなシルエットにチャンキーヒールでフェミニニティをプラス。太めのヒールだから歩きやすく、パンツにもスカートにも合わせやすそうです。 レースアップのシューズは、ヒールとすっきりとしたシェイプで重たさを感じさせず洗練された印象に。シューレースの下にはゴムがついているので、スリップオンで履くことができます。素材にはほんのり艶のある牛革を使用し、かちっとした服装にも好相性。 ローファーもヒールアップして、女性らしさをブラッシュアップ ヒールアップローファーパンプス(ヒール5.8㎝)各¥17,000/アニューイット ローファーもヒールアップして、学生ムードから大人の女性へアップデート。スリッポンが甲をしっかり押さえ、ほどよい深さで甲からくるぶしのラインをきれいに見せてくれます。 ハンサムなシューズは合わせるソックスやタイツで遊ぶと、足元のおしゃれにより深みが。合わせるアイテムで辛口にも甘口にもなれるので、その日の気分で楽しんで。 アニューイット:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Momoko Yokomizo
2018年10月15日フレンチシューズブランド『Paraboot(パラブーツ)』は、1908年から変わることなくメイドインフランスを貫く名門ブランド。昔ながらの製造方法で作られる靴は、アウトドアシューズをルーツにもつタフな作りや洗練されたデザインで、メンズファッション誌などで特集も組まれるほどの人気の高さです。トラッドシューズやメンズライクなシューズを履くことがレディースの定番スタイルのひとつとなった今、ちょっと贅沢なプライスでもタイムレスに愛用できる一足が欲しい! そんな人にオススメしたいのが実用的でありながら、ファンション性も満たしてくれる『パラブーツ』のシューズです。 どんなにトレンドが目まぐるしく変わっても、乙女にとって寒い季節のファーアイテムは鉄板。ほわほわのファーをスタイリングの一部に取り入れると、一気に季節感が出ますよね。パラブーツのシューズで使用されているファーはどれも品質の確かな本物で、上品な艶感や滑らかな毛並みはハンサムなレザーシューズにフェミニニティをプラスしてくれます。 ローファーには甲部分にミンクの毛をあしらい、ボリューミーなデザインに。登山靴でも使われる製法を使用したシューズはシンプルな見た目からイメージするよりもかなり丈夫です。人気のモデル「ミカエル」はラパンの毛をあしらい、オールブラックがモードな印象も。ファーがレザーに馴染みさりげないので、オフィススタイルにも合わせられそうです。「ミカエル」のハイカットモデルはショートブーツのように履きこなして。履き口に取り付けたクッションがくるぶし、足首への負担を軽減し履き心地も抜群。 (トップ画像)左からシューズ¥80,000・¥65,000・¥68,000/パラブーツ 万能アイテム、サイドゴアブーツブーツ¥63,000/パラブーツ 一足あると便利なサイドゴアブーツ、パラブーツの「ヴィレット」は水に耐性があり雨の日にはレインブーツとしても履くことができます。表面の白い粉は皮に含まれる油分が表面に出ているもので、ブラッシングや乾拭きで簡単に落とせるのでご安心を。ボリューム感も控えめで都会的なデザインは、キレイめのコーディネートにも好相性です。 パラブーツwww.paraboot.com03-5766-6688(パラブーツ青山店) photograph:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Momoko Yokomizo
2018年09月26日今年6月、ロシアの名門マリインスキー劇場バレエの研修生、永久メイがセカンドソリストとして正式入団したというニュースは、多くのバレエファンを驚かせた。230年余の歴史があり、伝統と革新を続けるバレエの殿堂で、日本人がソリストになるのは異例のことだ。11月のマリインスキー・バレエ日本公演で、初めてバレエ団員としての凱旋舞台に立つ永久メイに話を聞いた。【チケット情報はこちら】「バレエ団の秘書の方から“ウェブサイトを見てごらん”と言われ、セカンドソリストのところに私の名前と写真があるのを見て初めて知りました。大々的に貼りだされるわけでもなく、あっさりしているんです。でも突然のことでうれしくて信じられなくて、家族に伝えて泣いてしまいました。練習内容や役は、研修生のときからソロの役をいただいていたので、特に変わらないですね」。指導教師は、プリンシパルのエカテリーナ・コンダウーロワも教えている、元プリマのエルヴィラ・タラソワ。バレエ団からの期待のほどがうかがえる。モナコのプリンセス グレース アカデミーに留学中の2015年、参加していたサマースクールでの踊りがユーリ・ファテーエフ芸術監督の目に留まったことが入団のきっかけ。2017年、17歳でマリインスキー・バレエに研修生として入団後は数多くのソロを踊ってきた。「入団した頃は、ロシアで私のことを知ってる人は誰もいないし、楽しく踊るだけ!と緊張もせずに踊っていましたが、今は知らない間に私の踊りの動画があがっていたりして、誰かが見てると思うと、少しずつ緊張するようになってきました」芸術の都、サンクトペテルブルクに住み、人々のバレエへの関心の高さも肌で感じている。「毎日公演があるのに、毎回客席が満席になるんです。そのことに驚きましたし、常連の方も多いので、拍手する場面も他の国と違います。たとえば『白鳥の湖』では、4幕の幕が開いて、白鳥の群舞の美しいポーズに対して拍手が起きるんです。バレエをよく観て分かっているからこそだなと感じます」。客層も幅広く、老若男女さまざま。「中にはかなりの高齢で、歩くのにサポートが必要なほどの方もいらっしゃって、それでもバレエを観に来たい、と思ってくださることに感動します。そういう方たちのために踊るのは本当にすごいことなんだ、と感じますね」バレリーナになりたかった母に連れられて3歳でバレエをはじめ、気付いたら踊っていた。今は母から託された夢を叶えている。「舞台で踊っているときは、役のことしか考えていないですね。衣装を着て生の演奏で踊ると、稽古場とは違うテンションになり、役になりきれるのが楽しくて」。長い手足に恵まれた美しいライン、天使が舞い降りたかのような輝く舞台姿は、観客から愛される天性のオーラを纏っている。憧れの役は『ジゼル』。「マリインスキーに入ったからには、ロシアンバレエに溶け込み、でも自分の個性は失わずに、ロシアの観客の方たちに納得してもらえるようになりたいですね」公演は11月28日(水)より東京・東京文化会館大ホールにて。チケット発売中。取材・文:郡司真紀
2018年09月14日朝晩が涼しくなり、靴下やタイツ&シューズのコンビネーションが似合う秋はもうすぐそこに。素材やカラーのバリエーションもぐっと増え、足元のおしゃれの幅が広がるシーズンです。夏に活躍してくれたサンダルはここで一旦脱ぎ捨てて、新しい靴と一緒に秋の身支度を始めましょう。デイリーにもお出かけにも万能で、かつ歩きやすいバレエシューズは、年代を問わず女性の味方。なかでも『Repetto(レペット)』のバレリーナシューズは、フラットでもヒールシューズと同等のエレガンスを叶えてくれます。秋冬にぴったりな、ベルベットのキルティングシリーズは艶やかな光沢感がフェミニン。ドレッシーなシューズはパリ・オペラ座の幕から着想を得たそうで、たとえば舞台や音楽の公演を見に行くような特別な日にも履ける一足。同じ生地で作られたポーチもあり、足元と合わせた密かなおしゃれも楽しめます。(トップ画像左から)ベロアポーチ¥23,000・バレリーナシューズ¥39,000・ペンポーチ¥16,000・ローファー¥48,000/レペット大人っぽいカラーリングのタータンチェックバッグ¥16,000・バレリーナシューズ¥33,000/レペットタータンチェック柄がアイキャッチなバレリーナシューズは、ポシェットとお揃いで持ってシンプルなコーディネートの主役に。落ち着いたウィンターカラーのチェックが大人にちょうどいい可愛らしさと、季節感を演出してくれます。デニムなどカジュアルなスタイルにも相性がよく、秋のショートトリップのお供にも素敵です。歩きやすさを追求した「ミスティックゴムライン」バレリーナシューズ各¥41,000/レペットより歩きやすさを追求した「ミスティックゴムライン」からは、レッドなど定番カラーに秋らしい新色が仲間入り。カーキやボルドーのニュアンスカラーを取り入れれば、たちまちおしゃれ上級者に。アウトソールにラバー素材を使用することで実用性も高くなり、ワーキングスタイルにも頼もしい。レペット(ルック ブティック事業部)photograph:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Momoko Yokomizo
2018年09月07日トーガ プルラ (TOGA PULLA)から、2018年秋冬シーズンの新作シューズを発売する。定番のスクエアトゥに新デザイン定番のスクエアトゥのシューズには、新たなデザインが登場。円柱のローヒールを採用したパンプスは、足元にダブルストラップを配し、20年代のヒールシューズを彷彿とさせるようなヴィンテージなムードに。アッパーには、細かなボールの装飾をちりばめた。デニムなどのカジュアルなコーディネートにはもちろん、パーティシーンでも個性が光るスタイルを演出してくれそうな1足だ。ウエスタンやバイカー風のショートブーツウエスタンスタイルやバイカースタイルを思わせるショートブーツも多数展開する。ウエスタン調のステッチを施したショートブーツには、円柱のヒールを採用。鮮やかなブルーやレッドのカラーで、モードに着こなして見て。メタルのベルトを4本ベルトがインパクト大なショートブーツも販売する。ファーやウール素材を使ったギリーシューズファーやウールなど秋冬シーズンにぴったりな素材を使用したギリーシューズも登場する。チェック柄のウール素材やレースアップしたリボンで、まるでバレエシューズのような要素も感じるフェミニンなデザインに。一方で、バックル部分に金属を使用することで、辛口なアクセントを添え、トーガ プルラらしいエッジの効いたスタイルに仕上げた。このシューズからは、トゥやかかと部分にファーを使用したデザインも登場する。【詳細】トーガ プルラ 2018年秋冬 新作シューズ発売日:現在展開中■アイテム例・メタルボールパンプス 77,000円・ダブルストラップ スクエアパンプス 77,000円・フリンジパンプスレザー 77,000円・ショートウエスタンブーツ 73,000円・ギリーシューズ チェック 59,000円・ギリーシューズ ファー 73,000円・4メタルスクエア ブーツ 73,000円
2018年09月01日バレエ界の鬼才マシュー・ボーンが演出・振付を務めた「Mattew Bourne’s Cinderella」(原題)が、『マシュー・ボーン IN CINEMA/シンデレラ』の邦題で公開されることが決定。ボーンのバレエを撮影した作品を劇場で観ることができる。■“英国バレエ界の奇才”マシュー・ボーンとは?マシュー・ボーンはローレンス・オリヴィエ賞を5回受賞、トニー賞の優秀振付賞と最優秀ミュージカル演出賞の両方を受賞した唯一のイギリス人。これまで、日本でも話題となった白鳥役を全員男性が演じた「白鳥の湖」をはじめ、「眠れる森の美女」や「くるみ割り人形」のように、童話という古典作品をユニークな手法を用いて演出してきた。■新作は“新解釈”の「シンデレラ」マシュー・ボーンが今回手掛けたのは、世界で最も古い童話の一つ「シンデレラ」。世界中に様々なバリエーションが派生した名作の舞台を、第二次世界大戦下のロンドンに変え、大胆にアレンジ!第二次世界大戦の真っ只中、シンデレラと1人の若いイギリス空軍のパイロットが出会い、瞬く間に2人は恋に落ちていった。ときを同じくして、ドイツ・ナチス軍による大空襲により、ロンドンが恐怖で脅かされ、運命によって結ばれたはずの2人は引き裂かれる…という物語。■戦争×童話の世界観がマッチしたビジュアル劇場公開に併せて公開されたビジュアルは、戦争を連想させる暗い街並みとロマンティックな宮殿が同時に描かれた背景が印象的。そんな中に眩いドレスをまとったシンデレラと、イギリス空軍のパイロットが抱き合う姿は、戦争と童話という世界観のギャップを見事になくし、いままでにない異色の世界観を表現している。マシュー・ボーンがトニー賞最優秀衣装デザイン賞を受賞したレズ・ブラザーストンとのバレエ界最強タッグで挑んだ本作は、セルゲイ・プロコフィエフの名曲の魅力が活かされ、斬新かつスリリングで刺激的なラブストーリーに仕上がっている。『マシュー・ボーン IN CINEMA/シンデレラ』は11月3日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2018年08月26日ミスター・ジェントルマン(MISTERGENTLEMAN)より、シューズブランド・サキアス(SAKIAS)とコラボレーションしたメンズ・ウィメンズ向けシューズ「5 ステッチ・ポストマンシューズ(5-PM)」が登場。2018年8月25日(土)より、ミスター・ジェントルマン青山店、全国の取り扱いショップにて発売される。2回目のコラボレーションとなる今回、シューズのベースに選んだのは、郵便配達員のための“ポストマンシューズ”だ。甲に5本のステッチを施したシューズは、トップラインをアンダーカットにすることで、スニーカーの様な履きやすさとカジュアルさを実現した。また、第1弾でも見られたカラフルなヒールパッチを今回も採用。デザイン性だけでなく、靴擦れやステッチが足に当たらないよう、快適に履くための機能性も兼ね備えた。ベーシックなアイテムにポップな要素を加え、新しい解釈のポストマンシューズが出来上がった。【詳細】ミスター・ジェントルマン×サキアス コラボレーションシューズ発売日:2018年8月25日(土)販売店舗:ミスター・ジェントルマン青山店、全国の取り扱いショップカラー:BLACK×GREEN、BLACK×SILVER、BROWN×BLUE価格:5 ステッチ・ポストマンシューズ 53,000円+税【問い合わせ先】ミスター・ジェントルマンTEL:03-6418-1460
2018年08月26日キワンダ(Kiwanda)は、シューズライン「LOVE SHOES」より2018-19年秋冬コレクションの新作シューズを2018年8月30日(木)に発売する。また、キワンダ直営店では、8月24日(金)より先行販売会を開催する。ソックス好きのためのシューズライン「LOVE SHOES」より登場する新作シューズは、パンプス、ブーティ、ミュールの3型。リボンにポンポンをあしらった、フェミニンなブーティ「パティ(PATTI)」は、ソックスにもタイツにも相性抜群のシューズ。スエードで仕立てた、上品で少しレトロなムードのデザインが魅力だ。また、ベルベットのストラップミュール「リンダ(LINDA)」は、秋らしくシックな雰囲気が印象的な1足。クロスストラップでモダンに仕上げたパンプス「リリコ(RIRICO)」は、足に馴染みの良い山羊革を採用したモデル。シンプルなシューズデザインとなっているため、ソックスの柄や個性を引き立てながら着用することができる。直営店で開催される先行販売では、アイテム購入者にダマスクローズのオリジナル靴袋を、スタンダードのコットンソックスとともにプレゼント。8月25日(土)、26日(日)には、デザイナーのChiekoも入店する。【詳細】キワンダ「LOVE SHOES」新作一般発売日:2018年8月30日(木)・リリコ(22.5~24.5㎝)23,000円+税・パティ(22.5~24.5㎝)27,000円+税・リンダ(22.5~24.5㎝)23,000円+税※サイズは0.5㎝間隔■「LOVE SHOES」先行販売会開催日時:2018年8月24日(金)~8月26日(日) 12:00~20:00 ※ただし最終日は18:00まで※オンラインショップでは8月25日(土)より先行販売開始。【問い合わせ先】キワンダキワンダ 青山店住所:東京都渋谷区渋谷4-2-27 ボルテックス青山101TEL:03-6427-4401
2018年08月24日ドイツの名門バレエ団、シュツットガルト・バレエ団が11月の日本公演開催を前に記者会見を行った。かつて同団のスター・ダンサーとして活躍し、この9月に芸術監督に就任するタマシュ・デートリッヒをはじめ、まさにこの日も公演日となっていた世界バレエフェティバルに参加中の同団のアリシア・アマトリアン、エリサ・バデネス、フリーデマン・フォーゲル、ゲストのパリ・オペラ座バレエ団エトワール、マチュー・ガニオが登壇、意気込みを語った。シュツットガルト・バレエ団 チケット情報冒頭、「芸術監督就任後初のツアー、日本で公演ができることをとても嬉しく思う」と挨拶したデートリッヒ。同団の日本公演は1973年以来、今回で何と11回目となるが、芸術監督着任を前に、カンパニーの創設者で20世紀を代表する振付家、ジョン・クランコのバレエを継承しながら、新プロジェクトにも意欲的に挑戦していく姿勢をアピールした。今回上演するのは『オネーギン』と『白鳥の湖』の2作品、いずれもクランコの代表作である。「世界でもっともポピュラーな『白鳥の湖』と、私たちの十八番である『オネーギン』を皆さんにお見せできることに、感謝して踊りたい」と語ったのはカンパニーを代表するスター、フォーゲル。アマトリアンも、「この『白鳥の湖』の第4幕は、私の知るすべてのテクニックを駆使しないと演じることのできない、非常に美しく感動的な幕。すべてを捧げて踊ります」という。往年の大スター、ナタリア・マカロワが「これを踊らずして引退したのが残念だと話すほど、素晴らしい、クランコならではの幕」とデートリッヒも自信たっぷりだ。いっぽうの『オネーギン』は20世紀ドラマティック・バレエの不朽の名作として知られるが、ヒロインのタチヤーナ役について、「夢見ていた役柄。細かなところまで配慮しないと踊れない、成熟した女性像、描けるかどうかチャレンジ」とバデネス。そのパートナーを務めるガニオは「(原作の)プーシキンの詩の世界を身体の動きで表現する素晴らしい作品。オネーギンは神話的ともいえる特別な役柄、もっと深めていきたい。偉大なカンパニーと共演でき、とても楽しみ」と満面の笑顔を見せた。『オネーギン』にはマリインスキー・バレエのディアナ・ヴィシニョーワも客演予定、華やかな競演が期待される。シュツットガルト・バレエ団日本公演は11月2日(金)から4日(日)が『オネーギン』、9日(金)から11日の(日)が『白鳥の湖』、いずれも東京文化会館。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2018年08月21日プリティ・バレリーナ(Pretty Ballerinas)の2018-19年秋冬シューズが登場。プリティ・バレリーナとは?プリティ・バレリーナは、バレエシューズ、バレエパンプス、フラットシューズを中心に展開するブランド。始まりは、1918年スペイン・メルノカ島に誕生したハンドメイドのバレリーナシューズ工房から。その伝統へのオマージュを捧げるため、プリティ・バレリーナは設立され、今も変わらず、裁断から縫製までの工程をメルノカ島内の工場が担当している。プリティ・バレリーナ18年秋冬今季は「ラグジュアリーカジュアル」をキーワードに。可愛らしくロマンティックなスタイルを得意とするプリティ・バレリーナだが、今季はちょっぴり大人っぽいエレガントなスタイルにシフト。グリーンやパープルなどディープカラーをキーカラーに、カジュアルさを兼ね備えた大人のシューズを提案する。また、秋冬らしいベルベット・ファーといった暖かみのある素材を部分的に取り入れているのもポイントだ。ベルベット&ファーで楽しむ秋冬の足元「Audrey ヤバスハート」は、レオパードベルベットの下地に赤いレザーのハートモチーフをのせて、レオパードの強い印象からフェミニンに。ブラックスエードをベースにした「 Ella スエードファー」は中央に優しいピンクのファーをデコレーションした。リボンがアイコンの「Nicole」シリーズにもスエードモデルがラインナップ。ビビットからソフトまで様々なピンクカラーで染め上がてチャーミングに仕上げた。ヒールシューズの「Lindsay」はキーカラーのパープルをリボンに、グリーンをトゥにのせてポップな配色を楽しんだ。リボンがレッド、トゥがブラウンで彩ったモデルも揃っている。5周年記念カラースワロフスキーシューズまた、2018年でショップオープン5周年を迎えるプリティ・バレリーナ青山店では、5周年記念限定モデルを2018年9月28日(金)より発売。バレエシューズ、キッズモデルともに、全面に散りばめられたカラースワロフスキーが特徴だ。スエードタイプとベルベットタイプが揃うので、結婚式やパーティーなど華やかな場に合わせるのもオススメだ。【詳細】プリティ・バレリーナ2018-19年秋冬コレクション※2018年8月現在発売中。取り扱い店舗:プリティ・バレリーナ青山、銀座、難波、オンラインショップその他セレクトショップ・百貨店価格帯:20,000円~50,000円■期間限定ストア※新作先行販売・8月8日(水)~8月19日(日)日本橋三越本館 3F住所:東京都中央区日本橋室町1丁目4-1・8月22日(水)~9月11日(火)名古屋三越栄店 3F住所:愛知県名古屋市中区栄3丁目5-1・8月29日(水)~9月11日(火)銀座松屋 3F住所:東京都中央区銀座3丁目6-1■プリティ・バレリーナ青山店5周年記念モデル・バレエシューズ型:スエード 32,000円+税、ベルベット 29,000円+税・キッズ 22,000円+税発売日:9月28日(金)取り扱い店舗:プリティ・バレリーナ青山
2018年08月19日ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)とアディダス(adidas)によるメンズ&ウィメンズ向けコラボレーションシューズ「YY TRAIL BOOTS」が、2018年8月17日(金)より、全国のヨウジヤマモト FEMME、HOMME店舗にて発売される。「YY TRAIL BOOTS」は、舗装路以外を歩いたり走ったりする際に着用するトレイルブーツを都会的にアレンジした一足。前はフロントジップ、後ろはレースアップ仕様となっている。両サイドの足首部分は、斜めにカットされた斬新なデザインだ。アッパーにバックスキン、バックにコットンキャンバスをそれぞれ配し、シューズの前後で異なる素材を配した。ソールには、グリップ力の高い「TRAXION」を採用。オールブラックのモードな雰囲気と、トレイルブーツらしい機能性を兼ね備えたブーツとなっている。【詳細】ヨウジヤマモト×アディダス 「YY TRAIL BOOTS」発売日:2018年8月17日(金)販売店舗:全国のヨウジヤマモト FEMME、HOMME店舗サイズ:23~29cm(1cm刻み)カラー:ブラック価格:58,000円+税【問い合わせ先】ヨウジヤマモト プレスルームTEL:03-5463-1500
2018年08月17日トム ブラウン(THOM BROWNE)2018-19年秋冬の新作シューズ&バッグが、2018年7・8月より順次発売される。シューズトム ブラウンの新作シューズは、クラシックな趣を保ちながらも遊び心溢れるデザインにアップデート。レースアップシューズは“厚底”なプラットフォームヒールと組み合わせた。アッパーには、表面に細かな凹凸があるぺブルグレインレザーを起用。キズがつきにくく目立ちにくくので、長く愛用できる機能性も。ブラックレザーのアッパーとブラウンのウッドヒールのコンビネーションが愛らしい。ヒールにはトリコロールカラーのリボンを配して、ワンポイントのアクセントをプラスした。また、ぺブルグレインレザーとパテントレザーをミックスした、レースアップシューズも展開。しっとりと輝くパテントレザーのトゥが上品な印象を与える。また、トゥの近くには真っ赤なフラワーを添えて。満開に開くフラワーアップリケは、可愛らしい印象だ。バッグバッグラインには、クラシックな雰囲気の機能性抜群なモデルがラインナップする。スクエア型のハンドルバッグは、コンパクトなサイズ感でデイリーに取り入れやすいモデルだ。ボディ中央には、トム ブラウンの証であるストライプリボンを配して。細めのショルダーストラップも付属するので、クロスボディバッグとしても楽しめる。また、パテントレザーのポーチがセットになったトートバッグも発売。ハンドル部分は太めで持ちやすく、また収納力も抜群なのでビジネスシーンでも活躍してくれそう。【詳細】トム ブラウン(THOM BROWNE)2018-19年秋冬の新作シューズ&バッグ発売時期:2018年7・8月より順次発売取り扱い店舗:<アイテム例>■シューズ・CLASSIC LONGWING BROGUE W/ BROWN LACQUERED PLATFORM HEEL AND RIDGED RUBBER SOUL IN PEBBLE LUCIDO LEATHER 106,000円+税・CAP WHOLECUT SHOE W/ RWB LEATHER ROSE & LEATHER SOLE IN PEBBLE LUCIDO + CALF LEATHER 113,000円+税■バッグ・HANDLE PORTFOLIO TINY W/ LEATHER SHOULDER STRAP (22X19X8) IN PEBBLE LUCIDO LEATHER 232,000円+税・BUSINESS BAG TOTE W/ POCKET IN PEBBLE LUCIDO LEATHER 288,000円+税【問い合わせ】トム ブラウン ジャパンTEL:03-6712-6348
2018年08月06日N°21(ヌメロ ヴェントゥーノ)の2018-19年秋冬新作シューズが、 Nº21表参道、GINZA SIX店にて発売。今シーズンは、Nº21定番のスニーカー「ビリー(billy)」がアップデートして登場する。重量感のあるソールがポイントのフットウェアは、新色ホワイト×グレーやオールブラックなど落ち着いた色合いでまとめられ、シックな印象に。また、「ビリー」のソールを取り入れたブーツ&レザーシューズもラインナップする。2018-19年秋冬ランウェイショーにも登場したブーツは、サイドゴア風のショートブーツ。プレーンなアッパーと「ビリー」特有のボリュームソールとのコントラストがユニークなモデルとなっている。「ビリー」のソールを取り入れたレザーシューズは、レースアップシューズとスニーカーをドッキングさせたようなハイブリッドなデザイン。オールブラックでまとめて、装いやシーンを選ばずコーディネートしやすい万能なスタイルに仕上げている。【詳細】Nº21(ヌメロ ヴェントゥーノ) 2018-19年秋冬新作シューズ※2018年8月現在発売中。取り扱い店舗:Nº21表参道、ギンザ シックス店・ビリー 79,000円+税・ブーツ 75,000円+税・レザーランニング レースアップシューズ 74,000円+税【問い合わせ先】Nº21表参道住所:東京都渋谷区神宮前4-3-17TEL:03-3746-0021
2018年08月04日1976年以来3年に1度の開催を続け、世界でも類を見ない規模と伝統を誇る催しとして知られる世界バレエフェスティバルの開幕記者会見が、7月30日、まさにその会場となっている東京文化会館大ホールの舞台上で、華々しく行われた。【チケット情報はコチラ】直前の週末には、フェスティバルの前夜祭ともいわれる全幕特別プロ『ドン・キホーテ』が上演され、いよいよAプロの初日を2日後に控えたタイミングでのこの会見。まずは主催の公益財団法人日本舞台芸術振興会・高橋典夫専務理事と、公演を特別協賛する株式会社コーセーの小林一俊代表取締役社長が登壇。主催者の立場から、また支援する企業の立場から、フェスティバルへのあつい思いを明かした。近年、テレビでバレエが紹介される機会が増え、「追い風を感じる」と話す高橋専務理事は「42年前に始まったこのフェスティバルが、日本のバレエ界に与えた影響は極めて大きいと自負している」とコメント。また、過去にバレエ公演を支援した実績のある小林社長は「美の創造企業として、ひとりでも多くの方にバレエを観ていただき、心を豊かにしていただけたら」と話すとともに、今回、初の試みとして「コーセー U29シート」と銘打った安価なチケットを販売したことに触れ、「若い方々が本物のバレエを楽しみ、身近に感じていただきたい」と力強く述べた。会見後半では、Aプロに出演する34人ものダンサーたちが次々と登場。ひとりひとりが各国を代表する一流カンパニーのトップダンサーというだけあって、彼らがずらりと並ぶと、舞台上はえもいわれぬきらびやかな雰囲気に。最初にマイクを手にしたパリ・オペラ座バレエ団芸術監督、オレリー・デュポンは「7回目の参加ですが、このフェスティバルに参加することは大きな喜び」と満面の笑顔。続いて同団のエトワールたち、またロシア語圏出身のダンサーたち、さらに英国、米国などのカンパニーを中心に活躍するダンサーたちが、皆口々に「ここでの体験はとても貴重」、「いい演技をしたい」とコメントした。今回はフェスティバルの創始者である佐々木忠次が2年前に亡くなってから最初の開催となるだけに、彼を直接知るダンサーたちからは、今回の舞台を「佐々木さんに捧げたい」(アレッサンドラ・フェリ)といった言葉も。世界の舞台でしのぎを削るライバル同士というよりも、同じ思いで結ばれたファミリーのような温かさを感じさせる彼ら。これも、世界バレエフェスティバルの伝統だろうか。ほかでは得がたい、充実の舞台が期待される。世界バレエフェスティバルは、Aプロが8月1日(水)から5日(日)まで、Bプロが8日(水)から12日(日)まで、東京・東京文化会館で開催。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2018年07月31日映画『ボリショイ・バレエ2人のスワン』が、2018年7月7日(土)より全国で順次公開される。本作は、バレエの名門ボリショイ・バレエ・アカデミーで、頂点を目指す2人の少女の美しくも厳しい闘いを描いた青春物語だ。貧しい家庭で育った隠れた才能の持ち主ユリアと、裕福な家に生まれエリートダンサーとして期待を背負うカリーナ。境遇から踊りのスタイルまで全く異なる2人は、やがて親友として、そしてライバルとして、恋とバレエを競い合う。本作の見所は、世界で活躍する一流のダンサーばかりを集めた豪華なキャスト陣だ。主役ユリアには、数々の国際コンテストで優勝後、ポーランド国立バレエ団を拠点に活躍するマルガリータ・シモノヴァが出演。ライバルのカリーナには、実際にボリショイ・アカデミーを優秀な成績で卒業後、ロシア・ナショナル・バレエ劇場で古典的演目すべてに出演したアンナ・イサエヴァが抜擢された。さらに、2人が憧れる相手役は、史上最高と称されるダンサー、ニコラ・ル・リッシェが演じる。華やかな踊りの世界の人間ドラマはもちろん、世界最高峰のボリショイ劇場を舞台に繰り広げられるステージは圧巻だ。【詳細】映画『ボリショイ・バレエ2人のスワン』公開日:2018年7月7日(土) ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開監督:ヴァレーリー・トドロフスキー脚本:アナスタシア・パルチコヴァキャスト:ルガリータ・シモノヴァ、アンナ・ イサエヴァ、アリーサ・フレインドリフ、ニコラ・ル・リッシュ© Valery Todorovsky Production Company■ストーリーボリショイ劇場擁するバレエ・アカデミーに入学した2人の少女。貧しい炭鉱町出身で伸びやかな身体と才能を持つユリアと、お金持ちの家に生まれ美しく気高い容姿を持つカリーナ。カリーナの優雅で完璧な踊りは生徒の中でもひときわ輝き、講師陣期待のエリートとしてプリマ候補に。一方でユリアの隠された跳躍力や表現力を、かつて伝説のプリマで講師のガリーナだけは見抜き、才能を伸ばそうと手を差し伸べる。境遇もスタイルも全て正反対の2人が、最大の親友でありライバルとなり、過酷なレッスンに耐えながら、恋とバレエを競いあう。最後に主役の座をつかむのはー。
2018年07月08日6月下旬、ウラジーミル・ブルメイステルの振付・演出による『白鳥の湖』を上演する東京バレエ団がリハーサルを公開、その後の記者懇親会で斎藤友佳理芸術監督、主演の沖香菜子、宮川新大らが舞台への思いを語った。【チケット情報はこちら】公開されたリハーサルは第3幕。数あるヴァージョンのなかで特にドラマティックといわれるブルメイステル版ならではの、エネルギッシュな、独特の魅力にあふれた幕だ。ジークフリート王子の花嫁選びの舞踏会。次々と登場する各国の踊りのダンサーたちは、実は悪魔ロットバルトの手下という設定で、その踊りでジークフリート王子をじわじわと誘惑、宮川演じるジークフリート王子は、沖演じるオディールに心奪われ、ついには大切な女性オデットを裏切り、彼女を呪いから救うチャンスを失う──。東京バレエ団は2016年2月に本作をバレエ団初演。これを観た著作権保有者のナタリヤ・ブルメイステルが「(1953年の)初演を思い出した」と賞賛したという。とくにソリスト、群舞のダンサーたちが一体となってドラマを作り出すこの第3幕は圧巻で、今回の再演でも迫力の舞台が期待される。懇親会冒頭で「今回はこれを3キャストで上演、上野水香と柄本弾、川島麻実子と秋元康臣に加え、沖と宮川が初めて挑戦しますが、それぞれに全く違う良さがある。ぜひ全キャストを観ていただきたい」と話す斎藤。この春プリンシパルになったばかりの沖と宮川を、「そこで満足してほしくない。常にハングリーで、謙虚でいてほしい」と激励した。オデット/オディール役の沖は「この役にこうして取り組めることは奇跡。両役ともに私はどうしても幼くなりがちなので、初々しさの中にも大人っぽさが出せたら」、宮川は「これは(在籍していた)ダンチェンコ(モスクワ音楽劇場)で観て、『白鳥の湖』って面白い!と実感した版。振付のない部分、自分で作らなければならない部分は難しいが、幕があく最後の一秒まで突き詰めたい」と抱負をのべた。さらに「こんなに大変だと知っていたら、やらなかった(笑)」と斎藤が冗談をとばすのは、今回一新した衣裳のこと。ブルメイステルの演出意図にかなうものを、と初演時には装置をしつらえたが、今回は第1幕、第3幕の全衣裳を新製作。「これでいつでも好きな時に上演できるようなった。『白鳥の湖』はどうしてもそうしたかった」と思いを明かす。小物類も含めて200点ほどにものぼる衣裳のひとつひとつに、斎藤の、スタッフたちの強い思いが込められている。東京バレエ団公演ブルメイステル版『白鳥の湖』は、6月29日(金)から7月1日(日)まで、東京・東京文化会館にて上演。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2018年06月14日イギリスの老舗シューズブランド「ジョージコックス(GEORGE COX)」と「ファセッタズム(FACETASM)」が今回初となるコラボレーションシューズを発売。2018年6月8日(金)からメンズモデルをファセッタズム 神宮前店、ウィメンズモデルをファセッタズム 表参道店にて展開する。ジョージコックス×ファセッタズム初のコラボシューズ常に新しい顔を持ち、挑戦し続けるスタイルで多くのファンを魅了する、デザイナー落合宏理によるブランド、ファセッタズム。そして、ジョージコックスはパンクファッションのシューズブランドとして多くの人たちに愛されているブランド。1949年に開発された厚底の靴「ブローセル・クリーパー(BROTHEL CREEPARS)」は、世界で初めてラバーソールを採用した靴として広く知られてきた。今回、そんなジョージ コックスの代名詞と言われるラバーソール「ブローセル・クリーパー」を使用した3588モデルをベースにし、ファセッタズムとのコラボレーションシューズが展開される。デザインは、ラバーソールのインターレースとソールのウェルト部分や、ウェルト部分のステッチにブルーを配色することで、ブラックとブルーの美しいコントラストを描いた。また、靴の内側部分はホワイトで統一し、ヒールパッドには両ブランドのロゴをプリントするなど、細部にまでこだわり、コラボレーションならではのプレミアム感を演出した。ファセッタズム 神宮前店ではメンズサイズ、ファセッタズム 表参道店ではウィメンズサイズのみの限定販売を行う予定だ。伊勢丹新宿店メンズ館で期間限定ストア伊勢丹新宿店メンズ館では、6月6日(水)から6月28日(木)まで、2018年プレフォールの新作アイテムが揃う期間限定ストアを開催。コラボレーションシューズをいち早く先行販売する。さらに、背中と袖にリブを配したデザインの、ショット(Schott)の別注ライダースジャケットも限定販売される。詳細ジョージコックス×ファセッタズム コラボレーションシューズ発売日:2018年6月8日(金)※伊勢丹新宿店メンズ館の期間限定ストアにて6月6日(水)より先行販売価格:58,000円+税展開店舗:・ファセッタズム 神宮前店(メンズサイズ)〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 2-31-9 / TEL: 03-6447-2852・ファセッタズム 表参道店(ウィメンズサイズ)〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 4-12-10 表参道ヒルズ本館 2F / TEL: 03-6459-2223■期間限定ストア会期:6月6日(水)~6月28日(木)場所:伊勢丹新宿店 メンズ館2階=インターナショナル クリエーターズ住所:東京都新宿区新宿3-14-1・FACETASM×Schott 別注ジャケット 230,000円+税 ※伊勢丹限定
2018年06月04日子どもたちに人気の習い事のひとつ「バレエ」。でも、必ず耳にするのが「バレエはお金がかかる」という言葉…一体どれくらいかかるもの?子どもから大人まで、長くバレエを指導しているクラシック・バレエ講師の四家恵先生に、金額の相場について聞きました!子どものバレエの「月謝」と「入会金」の相場は?子どもの習い事について親同士が話すときに、よく耳にする「バレエってお金がかかるから…」の言葉。豪華な舞台や衣装のためか、ほかの習い事に比べて、なんだかお金がかかりそうなイメージがありますが、本当にお金がかかるのでしょうか?「いくらぐらいを『高い』と取るかは、各ご家庭で異なると思いますが、ピアノや絵画、水泳、柔道、書道など、さまざまな習い事と比べて、桁外れに高いということはないと思います。普段のレッスンで必要なのは、お教室に払う月謝と、ウェアやシューズなどの消耗品。ただし、発表会に出演する場合は、その価格や頻度もお教室によって異なるので、イレギュラーな費用がかかってきます」(四家先生、以下同)まず、子どものクラスの月謝とは、いくらぐらいなのでしょうか?「幼稚園児の場合は大抵、週1回レッスンで、月謝(月4回)は7000~8000円程度。安いところでは5000円、高いところでは1万円のところもあります。年齢が上がるにつれて、週のレッスン回数が増えていき小学校低学年~中学年で週2回レッスンとなり、月謝は1万~1万2000円程度。小学校高学年になると、子どものレベルや本気度によって、レッスン回数が変わるので、月謝もそれに合わせて上がっていきます。ただし、この『相場』も先生や地域によって変動があります」なお、たまに「月謝をチケット制と勘違いしてしまう親御さんがいる」そうです。「月謝とは、毎月決まった固定額を納める制度なので、たとえ子どもが月3回しか受講できなかったとしても、月4回分の金額を納めていただくことになります。子どものクラスは、大人のクラスと異なり、チケット制を導入しているお教室は少ないので、基本的には『毎月、決まった額を払う』心づもりが必要です。ただ、子どもが長期的に休まないといけないなど、やむを得ない事情がある場合は先生に相談してみてください」最初は入会金がかかるのでしょうか?「ほとんどのお教室に入会金があり、5000~1万円程度のことが多いです。ただ時々、キャンペーン期間などで、半額または無料になることも。また、私の教室もそうなのですが、最初の1カ月は『お試し期間』として入会金はなしで月謝のみいただいて、2カ月目に月謝と合わせて入会金をいただくことも。最初の1カ月をかけて、そのお教室に合うかどうかを吟味できるので、このシステムを取っているところを選ぶと安心かと思います」消耗品のレッスンウェアやシューズはいくらくらいかかる?次に、普段のレッスンで必要になる消耗品について教えてください!「レッスンの際に必要なウェアは、女の子の場合はレオタードとピンクタイツ、男の子の場合はタンクトップやTシャツにタイツやスパッツが多いです。メーカーによって値段は変わりますが、幼稚園児から小学校低学年用の女の子用レオタードで、4000~8000円程度。高いものでは1万円を超えるものもあります。タイツは1足あたり2000円程度、ソックスは1000円程度です。男の子用のトップスは4000~6000円程度で、タイツやスパッツは3000~5000円程度が多いでしょう」幼いころは週1~2回のレッスンなので、何枚も購入する必要はないそう。育ちざかりなので、数年置きに買い替えは必要ですが、バレエのウェアは丈夫にできていることが多く、また伸縮性にも優れているので、意外に長持ちするそうです。「さらに、バレエを踊る際には、バレエ・シューズが必要です。シューズは男女とも、1足あたり2000~3000円程度。シューズは足にピッタリと合うものを履かないと、踊りにくいうえ、怪我につながることもあるので、足の成長に伴ってこまめな買い替えが必要になります。また、幼稚園児のときはシューズではなく、ソックスを指定するお教室もあります」ちなみに、バレエと言えば女性ダンサーが履くトウ・シューズ!「トウ・シューズは骨が成長し、履くための筋力を得た11~12歳ごろから、先生に許可をいただいてから履き始めます。メーカーによって金額に差があり、1足あたり5000~1万円程度です」なお、上記以外の消耗品としては、女の子が髪をシニヨン(お団子)にまとめるためのゴムやネット、ピン、スプレーなどがあります。気になる「発表会」の費用はおいくらが相場?「バレエにお金がかかる」と言われる理由は、おそらく発表会でしょう。発表会に出演するには、大体いくらかかるのでしょうか?「ひと口に発表会と言っても、その規模や頻度、出演する演目数、パートナーの有無によってもかなり変わります。一般的な発表会で、グループで踊る演目に2つほど出演する場合は、1回の発表会につき10万円程度が多いです。このなかには、普段のレッスンとは別に講師が指導するリハーサル代や衣装代が含まれています。なかには、20万円かかるお教室もありますが、一方で『おさらい会』のようにスタジオで行う小規模なパフォーマンスの場合は5万程度で済むこともあります」発表会は「生徒は必ず出なければいけない」というところもあれば、「希望者のみの自由参加」のところも、また発表会を開催しないお教室もあるそう。さらに、価格は安くても、頻度が高い場合も…。お金が気になる場合は、入会前に発表会の有無や金額をリサーチしておいたほうが安心でしょう。(取材・文:富永明子)
2018年06月04日