日清オイリオグループは10月15日、食用油で初めての機能性表示食品として、血圧が高めの人向けの健康オイル「日清健康オイル アマニプラス600gPET」を新発売する。同商品は、健康成分「α-リノレン酸」を含んだ血圧が高めの人向けの健康オイル。 大さじ1杯(14g)に健康成分「オメガ3脂肪酸」の一種である「α-リノレン酸」を2.6g含んでいる。同商品を通常の食用油に替えて1日大さじ1杯を摂取すると、血圧が低下するという結果が臨床試験で得られている。商品名にもあるように、α-リノレン酸を豊富に含む「アマニ油」を30%配合。なたね油をベースに、アマニ油、米油を配合しているため、加熱料理にも安心して使用できるとしている。コレステロールは0(ゼロ)。今回、同商品を食用油で初めての機能性表示食品として発売する。機能性表示食品とは事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに機能性を表示するものとして、消費者庁に届け出られた食品のこと。同商品には、「α-リノレン酸」を含むことと「血圧が高めの方に」適した機能を持つ食用油であることを表示している。なお、同商品は希望小売価格などは設定していないとのこと。
2015年10月09日東北大学は10月5日、ヒト皮膚由来多能性幹細胞(Muse 細胞)を用いて脳梗塞動物モデルの失われた神経機能を回復することに成功したと発表した。同成果は東北大学大学院医学系研究科の出澤真理 教授と冨永悌二 教授らのグループによるもので、9月21日に米学術誌「Stem Cells」に掲載された。Muse細胞は骨髄・皮膚などに存在する腫瘍性を持たない多能性幹細胞で、肝細胞、筋肉、神経、グリア細胞、皮膚色素細胞、表皮、血管などへの分化が報告されている。同研究では、脳梗塞ラットにMuse細胞を移植した結果、梗塞部位に生着して自発的に神経細胞に分化し、大脳皮質から脊髄までの運動・知覚回路網を再構築した。また、脳梗塞で失われた運動・知覚機能の回復は約3カ月後も維持され、腫瘍形成は見られなかった。また、移植前にMuse細胞を神経に分化誘導する必要がなかったことから、脳梗塞に対して皮膚や骨髄などからMuse細胞を採取し移植することによって機能を回復する治療が実現する可能性があるという。今後、比較的小さな脳梗塞が単純構造の部位で生じ、かつ高度の症状を示すタイプの脳梗塞である「深部白質梗塞」に対してMuse細胞自家移植による「深部白質梗塞治療」に対してMuse細胞を用いた治療の開発を進め、3年以内に前臨床試験を終了し、臨床応用に移行することを目指すとしている。
2015年10月06日神奈川大学は9月30日、「何世代にもわたって細胞分裂できるモデル人工細胞」の構築に成功したと発表した。同成果は同大学理学部の菅原正 教授らの研究グループによるもので、9月29日の英国科学誌「Nature Communications」に掲載された。菅原教授らはこれまでの研究で、細胞膜に見立てたジャイアントベクシルという直径3~10μmの人工分子膜でできた袋が、外部から膜分子の原料を取り込み、膜内でその原料から膜分子を作り出すことで自らを成長・分裂させ、さらに内部で染色体のモデルであるDNAを増幅することを報告していた。しかし、分裂後はDNAの複製に必要な原料分子が枯渇し、親細胞と同様の効率よい分裂を行わせることができなかった。今回の研究では、DNA複製の原料を外部から摂取する方法を開発し、DNAが枯渇した子供細胞に、内部でのDNA複製能力を回復させ、孫細胞を作らせることに成功。さらに、この人工細胞では現実の細胞と同様に摂取期、複製期、成熟期、分裂期を巡回する周期性が存在することを確認した。今後、この人工細胞が繰り返し分裂していく中で優れた形質をもつ「変異種」が出現し「進化」するモデル人工細胞が誕生する可能性もあるという。同研究グループは今回の成果について「物質からどのようにして生命が誕生したかの謎の解明に通じる研究であり、原始地球での生命誕生や、原始生命からどのような形で萌芽的な進化の仕組みを備えるに至ったかを知る手がかりになる」としている。
2015年09月30日富士フイルムは9月29日、iPS細胞由来分化細胞の開発・製造・販売会社「セルラー・ダイナミクス・インターナショナル・ジャパン」を10月1日付けで設立すると発表した。まずは、富士フイルムが2015年5月に買収した米Cellular Dynamics Internationalが製造した創薬支援向けiPS細胞由来分化細胞を輸入し、国内の大学や研究機関、企業などに販売していく。今後、国家戦略特区および国際戦略総合特区に指定されている神奈川県川崎市の殿町地区に製造・研究開発拠点を設立する計画で、将来的には良質なiPS細胞由来分化細胞を大量生産し、国内に安定供給していくとしている。
2015年09月29日宝石みたいな新コスメ9月16日、コスメブランド『Perle de Bijou(ペルル ド ビジュー)』より、真珠エキスをはじめとした美容液成分配合の新アイテム「美容液&アイライナー」「美容液&マスカラ」が発売される。『Perle de Bijou』は、「ちょっぴり不思議な宝石箱をひろげたジュエルコスメ」がコンセプトのコスメブランド。もっと可愛くなりたいという願望と、メイクをしながらのスキンケアを同時に叶える欲張りアイテムが今月登場する。極細ライン、ロングまつげも自由自在ブラックとブラウン2色展開の「美容液&アイライナー」は、インクを直接容器に詰めた直液タイプ。最後の一滴までかすれることなく、美しい線が描けるアイライナーだ。『生コラーゲン』『真珠エキス』など9種の美容液成分を配合し、より美しい目元を作り出す。「美容液&マスカラ」には、育毛成分『生ケラチン』『キャピキシル』など、なんと27種の美容成分を配合。重ねるほどにぐんぐん伸びる「ロングラッシュマスカラ」と、ダマにならずふさふさのまつげが作れる「ボリュームラッシュマスカラ」の2タイプから選べる。価格はそれぞれ1200円(税抜)。メイクとスキンケア、どちらも手抜きしたくない女性にオススメの新コスメだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・ボーテ・ド・モード株式会社プレスリリース・Perle de Bijou
2015年09月16日日清食品は、同社の商品「日清カレーメシ2」のWebサイトにて、同商品に使われている「カレーメシフォント」の配布を開始した。「カレーメシフォント」は、同社のインスタント食品「カレーメシ2」のパッケージ上で、商品名記載に使われているもの。カタカナと記号を収録している。配布形式はOpenType(OTF)ファイル。このフォントは、同Webサイト上のコンテンツ「カレーメシジェネレーター」にてSNS上で利用可能なロゴ画像を作成した際にダウンロード可能となる。ちなみにフォントはこんな感じだよ。ロゴをつくったら、下の方に出てくるよ。 pic.twitter.com/dWVEAMCELd— カレーメシ2くん (@currymeshikun) 2015, 9月 12また、利用範囲はロゴ画像、フォントともに「個人利用」に限定されており、商用利用は禁止。ロゴ画像はSNSのアイコン利用を想定しているが、同社およびその他の公式アカウントとの誤認を防ぐため、特定の企業名、サービス名などをジェネレーターに入力することはできなくなっている。詳細は、画像生成およびフォントダウンロードの際にリンクが提示される「利用規約」を参照のこと。
2015年09月14日東京大学は9月11日、ヒトiPS細胞から肝細胞および胆管上皮細胞を簡便かつ効率的に作製する方法を開発したと発表した。同成果は同大学分子細胞生物学研究所の木戸丈友助教と宮島篤教授らの研究グループによるもので、9月10日に米科学誌「Stem Cell Reports」オンライン版に掲載された。近年、ヒトiPS細胞から肝細胞を誘導する試みが活発に行われているが、iPS細胞から肝細胞を誘導するには、さまざまなサイトカインによる多段階かつ長期間の分化誘導を必要とすること、また、全てのiPS細胞を均一な成熟肝細胞に分化させることが困難であるといった問題があった。今回の研究では、新たに肝前駆細胞のマーカーとしてCarboxypeptidase M(CPM)とうい物質を同定し、ヒトiPS細胞から肝細胞への分化誘導系からCPMの発現を指標にして自動磁気分離装置によって、簡便に効率よくヒトiPS細胞由来の肝前駆細胞を分取することに成功した。この肝前駆細胞は、肝細胞と胆管上皮細胞への分化能を維持したまま増幅することが可能だという。また、成熟肝細胞の性質を長期に渡って維持することから、薬物の毒性試験、新規薬物の探索、細胞治療などへの利用が期待できる。同研究グループが開発したヒトiPS細胞由来成熟肝細胞調製法は、迅速かつ低コストで肝細胞の大量調製を可能にするだけでなく、B型およびC型肝炎ウイルスやマラリアが感染する可能性もあるため、感染機構研究のツールとしての可能性もあるとしている。
2015年09月11日日立製作所(日立)と京都大学iPS細胞研究所(CiRA)は9月7日、健常人iPS細胞パネルの構築に向けた協力をすることで合意したと発表した。CiRAでは、さまざまな病気の患者の細胞からiPS細胞(疾患特異的iPS細胞)を樹立し、公的な細胞バンクに寄託することで、多くの研究者や企業が使用できる環境を整備している。研究を進める上では、疾患特異的iPS細胞やそれに付随する診療情報で構成された「疾患特異的iPS細胞パネル」に加えて、これらの疾患を持たない人の細胞から樹立したiPS細胞と健康に関するデータで構成された「健常人iPS細胞パネル」の整備も不可欠となる。今回の合意により、今後、日立が運営する日立健康管理センタで、健康診断に訪れる健常人からドナーを募り、CiRAにおける日立の健常人iPS細胞パネル(日立iPS細胞パネル)の構築を進めることになる。具体的には、9月以降から同センタで、ドナーから血液を採取し、匿名化した健診データとともに、CiRAに提供。その後、CiRAが血液細胞からiPS細胞を樹立し、さまざまな年齢、性別の人からなる100名程度の「日立iPS細胞パネル」の構築を目指す。なお、樹立したiPS細胞のうち、ドナーの同意を得たものは、公的な細胞バンクである理化学研究所バイオリソースセンターに寄託される。健常人iPS細胞パネルの構築には、多数の健常人ドナーを確保するとともに健診データと関連付ける必要があるが、日立健康管理センタは、長期にわたり継続的に健診データを収集・活用してきた実績をもち、有用性の高い「日立iPS細胞パネル」の構築に貢献できると考えられている。同合意について日立は「『日立iPS細胞パネル』の構築は、iPS細胞の医療応用に向けた重要なプラットフォームを構築するものとして、社会的意義も極めて高いと考えています。」とコメント。健常人iPS細胞パネルの構築や疾患特異的iPS細胞パネルとの比較研究を通じて、特定の病気の発症原因および進行過程など、これまでわからなかった病気の詳しい原因の解明や、新たな治療法・医薬品の開発などにつながることが期待される。
2015年09月07日東京大学は9月2日、培養細胞で高い増殖能を有するインフルエンザウイルスの作出に成功したと発表した。同成果は東京大学医科学研究所ウイルス感染分野の河岡義裕 教授らによるもので、9月2日に英国科学雑誌「Nature Communications」オンライン版に掲載された。現在、季節性インフルエンザワクチンは受精卵でウイルスを増殖させて製造しているが、その製造過程で抗原変異が起こりワクチンの有効性が大きく低下することが知られていた。一方、培養細胞でウイルスを増殖すると抗原変異が入る危険性が低減され、より有効なワクチンを製造することが可能になる。しかし、培養細胞ではウイルス増殖性が悪いという欠点があった。今回の研究成果では、インフルエンザウイルスの2種類の主要な抗原タンパク質を入れ換えるだけで、理論的にはどのような型のウイルスでも同様の方法で高増殖性ウイルスの作出が可能となることがわかった。河岡教授がすでに発表していたリバースジェネティクスの手法を用いるという。現在、高病原性インフルエンザウイルスによるパンデミック対策として、国が迅速な製造が可能な培養細胞を用いて製造するパンデミックワクチンの備蓄に取り組んでいるが、生産性の低さが問題となっている。今回の成果は、従来の季節性インフルエンザワクチンに比べ高い有効性が期待できるだけでなく、パンデミック発生時には迅速かつ十分な量のワクチン供給を実現するものとして期待される。
2015年09月03日日清シスコはこのほど、「クリスプチョコ」をリニューアル発売し、「クリスプチョコ ホットケーキ メープル風味」を期間限定で発売した。○「クリスプチョコ」がさらにおいしく、コク深い味わいに1978年に発売した「クリスプチョコ」は、専用の薄焼きコーンフレークをチョコレートで固めたサクサクとした食感と、円盤型の形状が特徴のロングセラーブランド。今回は、秋冬のチョコレート最需要期を迎えるにあたり、「さらにおいしく」をキャッチコピーにリニューアルを実施。「クリスプチョコ」ならではのサクサクとした食感はそのままに、チョコレートの製造工程を見直し、雑味のないまろやかでコクのある味わいに仕上げたという。8個入りで、希望小売価格は120円(税別)。また、期間限定で新発売する「クリスプチョコ ホットケーキ メープル風味」は、おやつの定番としておなじみのホットケーキの味わいをモチーフに、薄焼きコーンフレークをメープル風味のチョコレートで固め、隠し味にバターの香りをきかせた。8個入りで、希望小売価格は120円(税別)。
2015年09月02日免疫生物研究所は8月31日、遺伝子組換えカイコによるヒトラミニン511-E8フラグメントの生産に成功し、iPS細胞などの培養足場として有効なラミニン511-E8を安価に製造する方法を確立したと発表した。また、ラミニン511-E8の独占的販売権を有するニッピによる研究用試薬の販売へ向け、ニッピとの売買取引契約締結などの協議を開始したことを明らかにした。ラミニン511-E8は、大阪大学や京都大学によってiPS細胞やES細胞などの多能性幹細胞の培養足場材として有効であることが確認されている。同社は遺伝子組換えカイコによる各種有用タンパク質の生産技術を開発している。遺伝子組換えカイコの生産系は、特に、複数のサブユニットから構成される高分子量のタンパク質生産に適しており、ラミニン511-E8も効率よく生産できることがわかった。免疫生物研究所は「これにより、高性能の細胞培養足場材であるラミニン511-E8の普及が促進し、iPS細胞などを利用した再生医療研究が加速されることを期待している」としている。
2015年08月31日京都大学(京大)iPS細胞研究所(CiRA)は8月20日、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者のiPS細胞から筋肉の細胞へと分化させることにより、細胞レベルで病気の初期病態を再現することに成功したと発表した。同成果は、京都大学CiRAの庄子栄美 特定研究員(元京大 再生医科学研究所大学院生)、同 櫻井英俊 講師らによるもの。詳細は英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。DMDは男児に発症する疾患で、出生した男児の3000~3500人に1人の割合で発生すると言われている。幼少の頃から発症し、筋肉が萎縮することにより歩行や呼吸などが困難になる進行性の病気として知られ、細胞骨格の一部を構成するたんぱく質の中でも最も大きいジストロフィンタンパク質の欠損により発症することが分かっている。筋肉生検により、DMD患者の筋肉細胞を得られるが、そうして得られた筋芽細胞は、すでに体内で炎症を起こした状態にさらされているために、分化や増殖のスピードが遅くなるという現象が報告されているものの、発症の最初期にどのような変化が起きるのかはよく分かっていなかった。そこで今回の研究では、DMD患者の皮膚細胞からiPS細胞を作製し、筋管細胞を分化させることで炎症性の刺激を受けていない初期病態の調査を目指した取り組みが行われた。こうして得られた細胞株を培養していった結果、培養開始9日後、DMD患者ではジストロフィン遺伝子の発現が見られるのに対し、ジストロフィンたんぱく質が合成されていないことが確かめられたほか、電気刺激を加えて、細胞の収縮を観察したところ、細胞核が複数ある筋管細胞へと分化していることも確認したとする。また、ジストロフィンたんぱく質の発現を回復させる薬剤を導入し、カルシウムイオンの流入量を調べた結果、薬剤を加えた方が、加えていない場合よりも、カルシウムイオンの流入量が抑えられることを確認したほか、細胞が傷つくと、細胞外に漏れ出る酵素の活性割合を調べたところ、コントロール細胞に比べてDMD患者ではクレアチンキナーゼ活性が高まる傾向が認められたとする。なお研究グループでは、今回の手法では、ジストロフィンたんぱく質の発現を回復させる薬剤を用いることで、同一細胞株において病態の改善を確認することができたことから、今後、こうした評価系の活用が新たな創薬の研究に活用されることが期待されるとコメントしている。
2015年08月21日新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は8月20日、NEDOプロジェクトの成果をもとに京都大学・再生医科学研究所とリプロセルが、毒性のないヒトES/iPS細胞用の細胞凍結保存液を開発したと発表した。同保存液はリプロセルが商品化し、8月24日より販売を開始する予定。ヒトES/iPS細胞の凍結保存液には、一般にジメチルスルホキシド(DMSO)が用いられてきたが、DMSOは良好な細胞生存率が容易に得られる一方で、細胞の分化形質が変化してしまう可能性が指摘されている。今回開発した細胞凍結保存液は、DMSOの機能を代替しながらも毒性を示さないため、再生医療分野だけでなく、幹細胞を用いた研究分野における新たな凍結保存法として期待される。
2015年08月20日京都大学は8月20日、ウシ体細胞から生殖系列細胞を含む全ての組織・器官に分化するiPS細胞の作製に成功したと発表した。同成果は同大学大学院農学研究科の今井裕 教授と川口高正氏(現小野薬品工業研究員)、農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所の木村康二上席研究員(現岡山大学大学院環境生命科学研究科准教授)、同研究所の松山秀一 主任研員らの研究グループによるもの。8月19日(現地時間)に米科学誌「PLOS ONE」オンライン速報版に掲載された。iPS細胞などの多能性幹細胞から、生殖系列細胞や組織・器官形成へと細胞分化を誘導するには、ナイーブ型と呼ばれる細胞株が必要となる。これまで、マウスの体細胞ではナイーブ型多能性幹細胞の作製に成功していたが、マウス以外の哺乳類では生殖系列細胞への分化能力が低いプライム型と呼ばれる細胞しか作製することができていなかった。今回の研究では、ウシ妊娠胎仔から得られた羊膜細胞に、マウス由来の多能性関連転写遺伝子を4種類導入し、3種類の薬剤を添加した培養液で培養することによりナイーブ型のiPS細胞を樹立することができた。このナイーブ型iPS細胞を導入したキメラ胚を雌牛に移植し、妊娠90日目に胎仔を回収したところ、脳、心臓、生殖原基などを含むさまざまな組織にiPS細胞の寄与が認められた。また、このナイーブ型ウシiPS細胞は胚体外細胞系列へも分化しうることが示されたことから、体を構成するすべての細胞に分化する能力を有していると考えられるという。同研究グループは今後、ウシ以外の動物種でもナイーブ型のiPS細胞の樹立を試みていくとしている。
2015年08月20日株式会社サンライズジャパン株式会社サンライズジャパンでは、“顔コルセット機能”を持つリフトアップ美容液「PLAYBOY AGARU SERUM/Regular」を新発売。2015年9月22日(火)よりECサイト及び、バーニーズなどで販売を開始する。「AGARU SERUM」は、塗るだけでフォルムの乱れを整え、理想の状態に導く美容液だ。「AGARU SERUM」「AGARU SERUM」は、プレイボーイブランドとコラボレーションした商品。「科学か 魔法か」をキーワードとし、2015年4月2日に誕生した。その品質は、PLAYBOYのお墨付き。美しい素肌とハリのある“アガル・フェイス”を目指す女性の見方だ。25グラム、9,500円(税別)。コルセット機能と独自処方成分「AGARU SERUM」の特徴は、コルセット機能が高いこと。メイクアップの上からでも使用可能で、目尻や、法令線周囲などに叩き込むようにして使用。ファンデーションの上から使用する場合は、すべらせずに塗ることが大切だ。リフトアップの秘密は独自処方成分「S-T.Olle(エスタイムオーレ)」。マイナスイオンを生み出し、肌を包み込む。マイナスイオンは血行を促進させ、くすみやクマの原因となる血流の滞りを正常化させるという。(画像はプレスリリースより)【参考】・世界中の美女を見てきたPLAYBOYが認めた美容液 「AGARU SERUM/Regular」が9月22日登場!
2015年08月07日フィリップスは3日、AH-IPSパネルを採用する21.5型 / 23型 / 25型ワイド液晶ディスプレイ3モデルを発表した。8月初旬より発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税込17,800円前後から。○257E7QDSB/11「257E7QDSB/11」は、ベゼル幅2.5mmの狭額ベゼルを採用する25型ワイド液晶ディスプレイ。解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)で、液晶パネルはAH-IPSを採用する。独自技術「SmartContrast」では、色調整やバックライトの抑制を自動的に行い、コントラストを動的に調整する。画面に表示されるコンテンツを分析し、コントラスト / 彩度 / 鮮明度を調整する「SmartImage Lite」も搭載する。主な仕様は、解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、液晶パネルがAH-IPS、視野角が横 / 縦ともに178度、輝度が250cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1(スマートコントラスト比が20,000,000:1)、応答速度が14ms(GTG)、スマートレスポンス時:5ms。映像入力インタフェースはHDMI×1、DVI-D×1、D-Sub×1。スタンドのチルト角度は-5度~20度。VESAマウント100mmに対応し、本体サイズはW577×D213×H436mm、重量は約3.73kg。店頭予想価格は税込24,800円前後。○237E7QDSB/11「237E7QDSB/11」は、画面サイズが23型ワイドのモデル。基本機能や仕様は「257E7QDSB/11」とほぼ共通。本体サイズはW532×D213×H414mm、重量は約3.21kg。店頭予想価格は税込19,800円前後。○227E7QDSB/11「227E7QDSB/11」は、画面サイズが21.5型ワイドのモデル。基本機能や仕様は「237E7QDSB/11」とほぼ共通。本体サイズはW499×D213×H398mm、重量は約2.96kg。店頭予想価格は税込17,800円前後。
2015年08月03日カネカは7月30日、グループ会社であるバイオマスターが運営するセルポートクリニック横浜が、培養脂肪幹細胞を用いる乳房再建療法の臨床研究を9月より開始すると発表した。乳がんの手術で乳房を摘出した場合、精神的な苦痛や日常生活の不都合などが生じるため、乳房再建が試みられる。乳房再建では、自身の背中や腹部の組織を用いる筋皮弁法やシリコンなどの人工物を挿入するインプラント法、脂肪・ヒアルロン酸注入などが行われているが、安全面を含め満足度の高い再建が得られない場合がある。これに対し、臨床研究を開始する再建療法では、自身の少量の脂肪から取り出し培養で増やした幹細胞を脂肪と混ぜることによって乳房を再建する。取り出す脂肪量が従来の脂肪移植にくらべて少なく負担が小さいことに加え、自身の幹細胞と脂肪を用いるため、安全に元の乳房に近い状態への再建が期待できるという。
2015年07月30日大日本住友製薬、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)、日立製作所(日立)は7月24日、ヒトiPS細胞を用いたパーキンソン病に対する再生医療の実用化に向けた共同研究に着手すると発表した。同研究では、ドパミン神経前駆細胞の生産方法の確立などに関する基盤技術および評価手法の開発を目指す。具体的には、抗体を用いたセルソーティングプロセスや中間体および最終製品などの細胞凍結保存の評価手法の開発、細胞自動培養装置の導入に伴う加工プロセス改良時の妥当性評価、非臨床試験での細胞の有効性と安全性についての予備検討ならびに理論構築などが含まれている。3者は同共同研究の成果を用いて、高い安全性と一定の品質を確保した細胞を効率的に大量生産し、安定供給するための生産方法などの確立を目指すとしている。
2015年07月27日タカラバイオは7月24日、歯髄細胞を用いた再生医療の開発について、再生医療推進機構と共同で行うことに合意したと発表した。歯髄細胞は、ヒトの乳歯や親知らずといった、これまで廃棄されていた脱落歯や抜去歯から容易に採取することができ、再生医療への利用が有望視されている。今回の合意にもとづいて両社は今後、歯髄細胞の拡大培養法や凍結保存法などについて研究および開発を進める。タカラバイオは、同共同研究開発を通じて、再生医療に利用可能な歯髄細胞の調製技術の開発や歯髄細胞の培養に適した培地など製品の開発を行い、同技術を応用した再生医療製品の製造開発受託サービスの提供や培地など製品の販売を目指すとしている。
2015年07月27日日清食品は27日、カップ焼そば「日清焼そばU.F.O.辛口シーフードビッグ」を発売する。○魚介の旨みに、ローストした「日清焼そばU.F.O.」は、1976年の発売以来、39年にわたって幅広い層から支持されているロングセラーブランド。同商品は、食欲をかき立てる魚介の旨みを利かせた海鮮だれに、ローストした唐辛子と花椒で辛さを加えたソースが特徴のカップ焼そばとなる。麺は、「日清焼そばU.F.O.」ならではのコシのある中太麺を採用。ソースは、魚介の旨みを利かせた海鮮だれに、ローストした唐辛子と花椒で辛さを加えた。具材は、イカ、カニ風味かまぼこ、大切りキャベツ、スクランブルエッグ。またパッケージは、辛さを表現したオレンジ色をベースにシーフードらしい青色のロゴを配し、店頭で一際目立つ存在感のあるデザインに仕上げた。内容量152g(麺130g)で、希望小売価格は205円(税別)。
2015年07月26日京都大学は7月22日、急性腎障害マウスにヒトiPS細胞から作製した腎臓の前駆細胞を移植することで、腎機能障害や腎組織障害が軽減することを発見したと発表した。同成果は京都大学iPS 細胞研究所(CiRA)の長船健二 教授グループとアステラス製薬によるもので、7月21日に「Stem Cells Translational Medicine」でオンライン公開された。同研究では、ヒトiPS細胞から「OSR1」と「SIX2」というタンパク質を指標に腎臓の前駆細胞を作製する方法を確立し、その細胞が腎臓の尿細管様の3次元の管構造を作る能力を持ち、腎臓の前駆細胞として十分に機能することを明らかにした。さらに、この方法で作製した腎臓の前駆細胞を、腎障害マウスの腎皮膜下に移植した結果、移植した細胞はマウスの腎臓に一部にはならなかったが、腎機能の検査値である血中尿素窒素値や血清クレアチニン値が、細胞を移植しなかったマウスとくらべて顕著に低下していることがわかった。また、腎臓の組織切片を観察したところ、尿細管の壊死や線維化など、腎臓が障害を受けた時に発生する現象もかなり小さく抑えられていた。この成果について同研究グループは「腎移植を必要とするような人工透析を受けている慢性腎不全の方の場合、腎臓の細胞がほとんど壊れているため、治療には腎臓そのものを作製して移植することが必要であり、今回の方法だけでは治療は困難です。しかし、急性腎障害を負った方の腎機能を回復し、腎障害の慢性化を防げる可能性を示しており、腎疾患にも細胞移植を使った治療が適応できることを示唆しました。」とコメント。今後は、今回の方法を活用した臨床応用の可能性を探りながら、慢性腎臓病や慢性腎不全の治療に向けた研究も進める予定だとしている。
2015年07月22日マウスコンピューターは21日、iiyamaブランドの液晶ディスプレイとして、AH-IPSパネルを採用し、ブルーライト低減機能を備えた25型フルHDモデル「ProLite XU2590HS」を発売した。価格は31,800円(税込)。ProLite XU2590HSは、従来のIPSパネルよりも透過率が向上し、低消費電力であるAH-IPSパネルを採用した25型液晶ディスプレイ。3パターンの省エネ・節電モードにより、通常モードと比べて消費電力を最大約35%削減できる。ブルーライトを最大60%低減する機能も搭載している。上左右のベゼル部分と画面部分に段差がないフラットなデザインを採用。また、ベゼル幅(非表示部分を含む)は12mmと細く、マルチディスプレイとして使う場合でも、すっきりと使用できる。画面表示機能として、テキスト作成、ゲーム、ムービーなど用途に合わせた画質を選べるi-Style Color機能を持っている。色温度は、ウォーム、ノーマル、クール、sRGBというプリセット設定から選べるほか、ユーザー側でのRGBカスタム調整も可能だ。主な仕様は、液晶がAH-IPS方式パネル、画面サイズが25型、解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、輝度が250cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1(ACR時5,000,000:1)、視野角が上下各89度/左右各89度、GtoGの応答速度が5ms。映像入力インタフェースはHDCP対応DVI-D、HDMI、D-Subの3系統。2W+2Wのスピーカーを内蔵し、音声入力は3.5mmステレオミニジャック。消費電力は最大40W、標準26W、パワーマネジメントモード時で最大0.5W。スタンドのチルド角度は上20度~下4度。VESA 100mmマウントに対応する。本体サイズはW577.5×H407.5×D180.0mm、重量は4.4kg(スタンドなし3.6kg)。付属品はDVI-Dケーブル、HDMIケーブル、D-Subケーブル、オーディオケーブル。
2015年07月21日大好評美容液をリニューアルして登場する「バイタルスピリッツ アドバンスド」株式会社コーセーはプレディアの大好評美容液を、最新のエイジングケア美容液「バイタルスピリッツ アドバンスド」として9月16日から発売する。リニューアル商品は肌に弾力性を与え、女性らしいふっくらした肌へと導くエイジングケア重視の美容液で、基盤となる美容の成分は赤ちゃんをいやし保護する“羊水”のミネラルバランスから発想を得ているという。同ブランドの代表成分である【海洋深層水】に加えて、このたび新しく生命感あふれる素肌を育成する為に必要であるアミノ酸のひとつ【ヒドロキシプロリン】や、海藻が由来になっている保湿成分【キリンサイエキス】など厳選成分が調合されている。そのうえ素肌と相性が良く、浸透性が高い水系および油系2種類のマイクロカプセルもブレンドされているので、乾燥で硬くなりやすい肌をソフトにしながら角質の奥深くまで美容の成分を浸透させ、なめらかで美しい肌へと導いてくれる。また心と肌を優しくいやしてくれる【フレッシュグリーンシプレ】の香りだから、心地良く使用できるだろう。商品の容器には【30ml】と【60ml】および【付け替え用の60ml】の3タイプがあり、容器はブラウン系が使用されたシンプルかつ洗練されたデザイン仕上げだ。(画像はニュースリリースより)【参考】・株式会社コーセーニュースリリース
2015年07月20日京都大学は7月17日、ヒトiPS細胞からヒト始原生殖細胞を効率よく誘導する方法の開発に成功したと発表した。同成果は同大学大学院医学研究科の斎藤通紀 教授(兼 京都大学物質-細胞統合システム拠点 主任研究者、京都大学iPS細胞研究所 研究員)、同研究科の佐々木恒太郎 特定研究員、横林しほり 特定助教らの研究グループによるもので、7月16日(現地時間)に米科学誌「Cell Stem Cell」のオンライン版に掲載された。ヒト始原生殖細胞は卵子や精子のもととなる細胞で、その発生機構はほとんど解明されていない。今回の研究では、遺伝情報を、細菌由来の遺伝子分解・切断酵素などを用いて改変するゲノム編集技術を用いて、ヒト始原生殖細胞で発現するとされている2つの遺伝子「BLIMP1」と「TFAP2C」が発現すると、緑色の蛍光を発するヒトiPS細胞を樹立。そのiPS細胞を用いることで、ヒト始原生殖細胞様細胞を効率よく誘導する培養条件を突き止めることに成功した。得られたヒト始原生殖細胞様細胞は、ヒトの始原生殖細胞と良く似た遺伝子発現パターンを示し、初期のヒト始原生殖細胞に似た状態であることが示唆されたという。また、あらかじめゲノム編集をiPS細胞に用いなくても、細胞を選別するために使われる細胞表面マーカーで生きた細胞を標識することで、ヒトiPS細胞から誘導したヒト始原生殖細胞様細胞を高い純度で単離できることも判明。これにより、原則的にはどのiPS細胞からもヒト始原生殖細胞様細胞を誘導・単離することができるようになった。今後、同研究成果をベースにヒト生殖細胞の発生機構の解明が進み、ヒト精子やヒト卵子の誘導が可能になれば、遺伝情報継承機構だけでなく不妊症や遺伝病の発症機序解明につながる可能性がある。
2015年07月17日日清オイリオグループは8月24日、プレーン(無香)タイプの「日清ココナッツオイル」と「日清中鎖脂肪酸100%オイル」を発売する。同社では、健康成分「中鎖脂肪酸」を豊富に含む「日清エキストラバージンココナッツオイル」を2月に発売した。今回発売する「日清ココナッツオイル」は、ココナッツオイルをさまざまな料理に使いたい人に適したプレーン(無香)タイプ。和食や洋食、中華など、幅広い料理に使用することができる。同商品は厳しい品質管理のもと、輸入した原油を日本国内の工場で精製、充填(じゅうてん)している。中鎖脂肪酸を60%以上含み、小さじ1杯で2.8g摂取できる。小さじ1杯を毎日摂(と)ると約30日で使い切れる130g入り。「日清中鎖脂肪酸100%オイル」は、エネルギー補給や考えるエネルギーを必要とする人に適したオイル。無色透明で、味やにおいがほとんどないクリアなオイルであるため、トマトジュースやみそ汁、あえものなどさまざまな料理にかけたり加えたりするなどして使用できる。85g入り。いずれの商品も希望小売価格などは設定されていない。
2015年07月13日話題の機能性成分「日清中鎖脂肪酸100%オイル」も登場日清オイリオグループ株式会社は、中鎖脂肪酸を手軽に毎日摂取できるよう、プレーン(無香)タイプの「日清ココナッツオイル」、「日清中鎖脂肪酸100%オイル」を2015年8月24日(月)より全国で発売を開始する。同社は、健康に役立つ食用油を主に生食で毎日摂りたいというニーズの高まりを受け、今年2月に話題の健康成分「中鎖脂肪酸」を豊富に含む「日清エキストラバージンココナッツオイル」の発売に続き、ラインアップを拡充する。2014年の家庭で使用する、食用油の使用頻度は2012年と比較すると、生食での使用頻度が約1.4倍と大きく伸びている。油種別に見ると、ごま油で約1.5倍、オリーブオイルで約2倍、最近話題のココナッツオイル、アマニ油などのようにサプリメント的な機能性成分のオイルでは約8倍となっている。効率の良いエネルギーをいろいろな料理に!「日清ココナッツオイル」は、料理の幅が広がるプレーン(無香)タイプのココナッツオイルで、和食や洋食、中華など、さまざまな料理に幅広く使用できる。一般的な油と比べると、約5倍の早さでエネルギーになる中鎖脂肪酸を60%以上含むため、小さじ1杯で2.8g摂取できる。1瓶に130g入っており、毎日小さじ1杯使用すると30日で使い切れるサイズとなっている。「日清中鎖脂肪酸100%オイル」は、1瓶85g入りで同品の油脂を構成する脂肪酸は100%中鎖脂肪酸で、エネルギー補給や長鎖脂肪酸を利用しづらいがエネルギーを必要とする人に適している。無色透明で味や香りがほとんどなく、スッキリとクリアなオイルであるため、ジュースや味噌汁、和えものなどジャンルを問わず、さまざまな料理にそのまま使用することが可能である。いずれも、同社の厳しい品質管理のもと、輸入原油を日本国内の工場で精製・充填している。(画像はプレスリリースより)【参考】・日清オイリオグループニュースリリース
2015年07月08日マウスコンピューターは6日、iiyamaブランドとして、AH-IPS方式パネルを採用し、ブルーライト低減機能を備えた液晶ディスプレイを2機種発表した。価格はオープン。発売時期と直販サイト(楽天市場)での販売価格は「ProLite XUB2390HS-2」が7月10日発売で税込28,800円、「ProLite XU2390HS-2」が7月中旬発売で税込26,800円。ProLite XUB2390HS-2とProLite XU2390HS-2は、モニタ自体にブルーライトを低減する機能が付いている液晶ディスプレイ。3パターンの省エネ・節電モードを搭載しており、通常モードと比べて消費電力を最大約35%削減できる。液晶パネルには、従来のIPSパネルよりも透過率が向上し、低消費電力を実現したAH-IPSパネルを搭載。外観は、上左右のベゼル部分と画面部分に段差がないフラットなデザイン。また、ベゼル幅(非表示部分を含む)が12mmと短く、複数台を横方向に並べてマルチモニタとして使う場合でも、すっきりと使用できる。画面表示においては、ゲームや映画、風景、テキスト作成など用途に合わせた画質を選べるi-Style Color機能を持つ。色温度はウォーム、ノーマル、クール、sRGBというプリセット設定から選べるほか、ユーザー側でのRGBカスタム調整も可能。○ProLite XUB2390HS-2ProLite XUB2390HS-2のスタンドには、最大130mmの高さ調節、最大24度のチルト調整、90度回転のピボット、90度のスウィーベルが可能なパーフェクトスタンドを採用している。主な仕様は、液晶がAH-IPS方式パネル、画面サイズが23型、解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、輝度が250cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1(ACR時5,000,000:1)、視野角が上下各89度/左右各89度、GtoGの応答速度が5ms。映像入力インタフェースはHDCP対応DVI-DとHDMI、D-Subの3系統。2W+2Wのスピーカーを内蔵し、音声入力は3.5mmステレオミニジャック。消費電力は最大52W、標準24W、パワーマネジメントモード時で最大0.5W。VESA 100mmマウントに対応する。本体サイズはW532.5×H386.0~516.0×D230.0mm、重量は5.4kg(スタンドなし3.3kg)。付属品はDVI-Dケーブル、HDMIケーブル、D-Subケーブル、電源コード、オーディオケーブルなど。○ProLite XU2390HS-2ProLite XU2390HS-2と上記ProLite XUB2390HS-2の主な違いは、スタンド機能。ProLite XU2390HS-2のスタンドでは最大24度のチルトのみ可能で、高さ調節、スウィーベル、ピボット機能は持たない。本体サイズがW532.2×H387.5×D180.0mm、重量が4.0kg(スタンドなし3.22kg)。
2015年07月06日日清食品は13日、「日清のどん兵衛 きつねうどん 39周年特別限定品」と「日清焼そば U.F.O. 39周年特別限定品」の2品を全国で発売する。○どん兵衛史上最厚ふっくら130%おあげと、U.F.O.史上最高濃度130%ソース入り「日清のどん兵衛」と「日清焼そば U.F.O.」は、いずれも1976年に発売した同社を代表するロングセラーブランド。今回、39年の長きにわたるサポートに感謝の気持ちを込め、それぞれの商品の魅力をさらに引き出した「39周年特別限定品」を発売する。「日清のどん兵衛 きつねうどん」には、同社従来品に比べて130%の厚みがある今回だけの特別な「どん兵衛史上最厚(さいあつ) ふっくら130%おあげ」が入っており、ふっくらジューシィな仕上がりとだという。麺は「日清のどん兵衛」ならではのもっちりとしたつるみのあるうどんで、つゆは、昆布とかつおだしが上品に調和した、うまみが後を引く味わい深い関西風のつゆを採用。「彩り七味」付きとなる。希望小売価格は180円(税別)。「日清焼そば U.F.O.」には、同社従来品の「やみつき濃厚ソース!」を130%に増量した今回だけの特別な「U.F.O.史上最高濃度 130%ソース」が入り、さらにガツンと濃厚でスパイシーな味わいを楽しめるとのこと。麺は「日清焼そば U.F.O.」ならではのコシのある中太麺、具材は大切りキャベツ、豚肉を採用。別添で、青のり、紅しょうが入りふりかけが付く。希望小売価格は180円(税別)。
2015年07月05日京都大学は6月29日、生きたマウスの脳内の細胞内RNAを可視化することに成功したと発表した。同成果は同大学物質-細胞統合システム拠点(iCeM S)の王丹 特定拠点助教らの研究グループによるもので、6月19日(現地時間)に英科学誌「Nucleic Acids Research」で公開された。RNAは体内で働くタンパク質が、いつ、どこで、どれだけ必要かという情報を持つほか、細胞内の生体反応の制御を行う役割をもつ。そのため、生体内で目的遺伝子がどのように機能しているかを知るためには、このRNAが細胞内のどこでどのように局在しているのかを突き止めることが必要となる。RNAが集まり、局在するという現象は正常な細胞でも発生するが、一部の神経変性疾患において異常な集まりがあることが観察されており、この局在変化によって本来のRNAの機能を果たせず、神経細胞の健康状態が破たんしてしまうと考えられている。しかし、生きた組織内でその局在を見るのは困難だったため、RNAの集まりがどのように細胞内で制御され、異常がもたらされているかは明らかになっていなかった。今回の研究では、目的とするRNAの有無によって蛍光のオン・オフができる点灯型蛍光プローブ(DNAやRNAなどの核酸を元にしたオリゴ鎖)を脳内に打ち込み、電流を流して細胞内に導入することで、生きた組織内でのRNAの標識を可能とした。この標識方法を用いて、組織内のRNAの集まりが薬剤に対してどう応答するのか検証したところ、ディッシュ内で培養した細胞と、生きた組織内の細胞では反応に違いがあることを初めて定性的に示すことができた。同研究グループは「今後は、生きた個体の細胞内でのRNAの集まりが環境応答によってどのように出現・消失するのか、何がそれを制御するのか、正常な組織と疾患にかかった組織でどのように異なっているのかを明らかにすることで、生きた組織・個体での遺伝子発現のメカニズムおよび疾患をもたらすRNAの動きの解明に繋げていきたいと考えています。」とコメントしている。
2015年06月29日富士フイルムは6月18日、ツヤのある肌は肌内部の細胞構造の乱れが少ないことを確認したと発表した。今回の研究では、ヒトを若々しく見せる要素である「視覚的ハリ感」に注目。20~50代の女性被験者の肌内部の状態を解析し、肌がどのような構造になっていればツヤがあるように見えるのかを調査した。その結果、ツヤの目視評価が高い被験者ほど、肌内部における細胞構造の乱れが少ないことがわかった。また、肌表面について、マイクロスコープを用いて肌画像を取得し、皮溝の幅や肌の密度などキメ形態の定量解析を実施。従来から知られている通り、肌表面の凹凸形状であるキメが荒くなると肌のツヤが減少することを確認した。さらに、肌のツヤを再現できる独自開発の光学画像シミュレーションシステムを用いて、細胞構造の乱れの程度やキメ形態をそれぞれ変化させた複数の肌モデルを作成し、ツヤの状態を可視化したところ、微細な細胞構造の乱れを抑制することでしっかりとしたツヤになることを実証することができたという。同社は「今回の光学画像シミュレーションおよび解析結果により、肌表面だけでなく肌内部の細胞構造の乱れを整えることでツヤがある肌になり、『視覚的ハリ感』が向上することが示唆されました。今回の研究結果で導き出した条件を満たすことで肌のツヤを向上させ、視覚的ハリ感を生むスキンケア化粧品の開発に応用していきます。」とコメントしている。
2015年06月18日