小さなお店のある家家も暮らしの器自分に心地いい暮らし
建物は「家」だが、店としての入りにくさもなく、家と店の中間という絶妙な雰囲気を感じさせる。店には園部さん厳選の器や料理道具などが並べられている。決して広くはないが、見ごたえのある量とバラエティで展開されており、かゆいところに手が届くような品ばかり。
奥にはキッチンとダイニングスペースが。ここは普段の食事にはもちろん作家さんを招いたり、出張カフェをしてもらったりするときにも使うという半プライベート空間。
奥の階段前が玄関で、靴を脱いで2階へ。ここを扉で仕切り、将来的に小さな二世帯住宅としても使うことも考慮されているそう。2階はリビングと寝室のプライベートな空間。
小さなキッチンもあるが、ここではお湯を沸かす程度だという。
ご自身の使い方と器の寸法を熟知した園部さんが望んだコンパクトかつ収納力もあるキッチンスペース。道具類は見えるように扉などはつけなかった。
ダイニングから見たキッチン。この小窓からお皿の出し入れもできる。
キッチンは以前から愛用していたワゴンが収納できるよう大工さんにつくってもらった。
ダイニング奥にある玄関スペース。
食事の器、暮らしの器
家の設計をお願いしたのは、国分寺の設計事務所「straight design lab」