元印刷工場をリノベーション 吹き抜けを彩る“緑の階段”で光と自然を取り込む
キャスターを付けて移動自在にしたため重宝。
コンパクトですっきりとしたキッチンは『SieMatic』。洗濯機(右奥)も一緒に設置し、水回りを集中させた。
2階は寝室とサニタリールーム。『DURAVIT』の洗面の奥にトイレ、バスルームを配置。上部はロフトになっていて、娘さん(6歳)の遊び場としても活用。
子ども部屋から“緑の階段”を見る。窓の奥に外が広がっているような錯覚も。
新設した階段を3階から見下ろす。間田邸には、ケニアや北欧などを旅した際に購入した動物のオブジェがアクセントに使われている。木製のキリンは望月勤氏の作品。
ワンルームを素材でゾーニング
コンクリートの躯体を現しにした天井や壁、開口が印象的な間田邸。「あえてコンクリートのギザギザしたところを残し、きれいにしすぎないようにしました」と真矢さん。現場に通いつめ、職人さんに細かく指示を出して削っていったと話す。
“緑の階段”に加え、コンクリートの天井をカットして造ったトップライトからもたっぷりの光が降り注ぐ。下に置かれたエバーフレッシュの葉が青々と育ち、まるで屋外のよう。
新設した階段側の壁には漆喰を塗り、床にはレンガタイルを採用して屋外の雰囲気を盛り上げている。