2017年11月28日 13:00
最新ラブストーリー『パーティで女の子に話しかけるには』注目の理由は?
本作のエンとザンのように、ひとつの出会いが人生を変えてしまうことは多くの人が経験したことがあるはず。
監督の人生において印象的な出会いとは?
監督
有名な人や自分のアイドルに会うというのは、もしかしたらがっかりするかもしれないから、いいことだとは言い切れないよね。でも、僕は作家のサミュエル・ベケットが亡くなる年に彼と一緒にコーヒーを飲むことができたんだけど、本当に優しい方で、アーティストとしての見本であり、僕の人生を変えてくれた出会いでもあったよ。
なぜなら、ひとりの人間があんなに純粋で心優しく、自分の人生で感じていることを苦々しさもなくここまで正直に話せて、表現できる人がいるんだというのは、彼を見てすごく心に残っていることだからなんだ。
さまざまな出会いから刺激を受けて進化し続けている監督だけに、今後どのような作品を発表するのかついても気になるところ。
最後に、これから取り組んでみたい題材があれば教えてください。
監督
実は次の作品も動き出していて、それは僕が主演なんだ。『ヘドウィグ』と同じように意外性のあるオリジナルの作品だから、最初はテレビシリーズをイメージしていたんだけど、それが難しいことがわかったので、いまはポッドキャストのシリーズとして開発しているんだよ。